◇2023日本学生個人選手権(2023年4月21~23日/神奈川・レモンガススタジアム平塚)
ワールドユニバーシティゲームズの代表選考会を兼ねた日本学生個人選手権の3日目が行われ、男子200mは西裕大(早大)が20秒74(+1.9)の自己ベストで優勝した。前日には100mも井上直紀が10秒19(+1.7)でV。早大が男子スプリントを席巻した。
「最高スピードを上げる意識で練習してきました」と西。そのスピードを生かしつつも得意の「後半を生かす」イメージで駆け抜けた。コーナーの抜けでしっかり先行。鵜澤飛羽(筑波大/20秒82)らを抑えてのタイトルに、「非常にうれしいです」と笑顔を見せる。
早大競走部だった父の影響で「幼少期から臙脂(えんじ)のにあこがれていました」。埼玉・栄東高時代は200mでインターハイ準決勝止まり。一浪を経て勉強で早大に進学した。
1年は浪人生活で、1年時はコロナ禍でほぼ練習ができず。だが、2年時の関東学生新人で20秒76をマークしてその才能を花開かせていた。インカレなどあと一歩でタイトルを逃してきた西にとってこれが初タイトル。しかし、「競技は大学までと決めています」と語る。
最上級生となり、「自分が引っ張る存在に」と言い、「ラストシーズンなので狙えるものはすべて狙いたい」と、ワールドユニバーシティゲームズ代表だけではなく、日本のトップに食い込む構え。そして一番の目標は秋の日本インカレ。「リレーで王座を奪還したいです」と強い思いがある。
翌日には「就職活動の最終面接なんです」と笑いつつ、あこがれ続けた臙脂を背負うスプリンターとして「悔いを残さないようにしたいです」と力を込めた。
◇鵜澤は2位「本数を重ねればタイムが出る」
昨年の日本インカレ覇者・鵜澤飛羽(筑波大)は2位。予選、準決勝が「思ったよりも悪かった」とプラスで進出したが、「3本目でタイムを上げられるタイプ。それができたと思います」と振り返る。
昨年は20秒54まで記録を短縮。「ここ1、2ヵ月の動きは良い」と語り、「本数を重ねればタイムも出て、日本代表争いができると思っています」と見据えていた。
【動画】今年で最後!悔いのない全力疾走!西裕大(早大) 男子200m
https://youtu.be/wsyhLuGxQmM
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking 人気記事ランキング
2025.01.17
編集部コラム「年末年始の風物詩」
-
2025.01.17
-
2025.01.17
-
2025.01.17
-
2025.01.16
2025.01.12
【テキスト速報】第43回都道府県対抗女子駅伝
-
2025.01.14
-
2025.01.12
-
2025.01.15
2024.12.22
早大に鈴木琉胤、佐々木哲の都大路区間賞2人が来春入学!女子100mH谷中、松田ら推薦合格
-
2024.12.22
-
2024.12.30
-
2025.01.12
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.01.17
西脇多可新人高校駅伝の出場校決定!男子は佐久長聖、大牟田、九州学院、洛南 女子は長野東、薫英女学院など有力校が登録
1月17日、西脇多可新人高校駅伝の実行委員会が、2月16日に行われる第17回大会の出場チームを発表した。 西脇多可新人高校駅伝は、兵庫県西脇市から多可町を結ぶ「北はりま田園ハーフマラソンコース(21.0795km)」で行 […]
2025.01.17
編集部コラム「年末年始の風物詩」
毎週金曜日更新!? ★月陸編集部★ 攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム🔥 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいこと […]
2025.01.17
中・高校生充実の長野“4連覇”なるか 実力者ぞろいの熊本や千葉、岡山、京都、福岡も注目/都道府県男子駅伝
◇天皇盃第30回全国都道府県対抗男子駅伝(1月19日/広島・平和記念公園前発着:7区間48.0km) 中学生から高校生、社会人・大学生のランナーがふるさとのチームでタスキをつなぐ全国都道府県男子駅伝が1月19日に行われる […]
2025.01.17
栁田大輝、坂井隆一郎らが日本選手権室内出場キャンセル 日本室内大阪はスタートリスト発表
日本陸連は2月1日から2日に行われる、日本選手権室内のエントリー状況と、併催の日本室内大阪のスタートリストを発表した。 日本選手権室内では12月にエントリーが発表されていた選手のうち、男子60mに出場予定だったパリ五輪代 […]
2025.01.17
東京世界陸上のチケット一般販売が1月31日からスタート!すでに23万枚が販売、新たな席種も追加
東京2025世界陸上財団は、今年9月に開催される東京世界選手権の観戦チケットの一般販売を1月31日(金)の18時から開始すると発表した。 昨夏に先行販売が始まり、年末年始にも特別販売を実施。すでに23万枚を販売し売れ行き […]
Latest Issue 最新号
2025年2月号 (1月14日発売)
駅伝総特集!
箱根駅伝
ニューイヤー駅伝
高校駅伝、中学駅伝
富士山女子駅伝