HOME 海外

2023.04.21

英国50マイルロードでレース途中に車に乗り失格 48時間走前世界記録保持者の女性

4月7日に英国で開催された50マイルレース(マンチェスター→リバプール/約80.47km)で、女子3位に入ったジョー・ザクルゼヴスキー(英国)が約2.5マイル(約4.02km)を車に乗ってコースを移動したとして失格となったことがわかった。

ザクルゼヴスキーは、14年の英連邦大会マラソンにスコットランド代表として出場した47歳。元々はレースドクターだったが、自らもトレーニングを始めたという。今年2月には48時間走で411.458kmをマーク。翌3月に米国人のカミーユ・ヘロンが435.336kmと更新するまで世界記録だった。

50マイルのレース追跡システムのデータから、コースの一部で時速35マイル(約56.33km)という、人類の自走では非現実的なスピードが出ていたことがわかった(100m10秒00で時速36km)。調査の結果、約2.5マイルを移動し、時間として25分ほど短縮できたことが判明。また、レースルートではない道を走ったという。

英国の公共放送BBCによると、ザクルゼヴスキーはレース途中で足に痛みが出たため、中断して車に乗った。その後、棄権を伝えたが、競技役員から「止めたら後悔する」と言われ、競争ではないかたちとして、コース上で再び走り始めたと弁解しているという。3番目にフィニッシュすることになり、(3位の)トロフィーを受け取ったのは「大きな過ちだった」とコメントしている。

4月7日に英国で開催された50マイルレース(マンチェスター→リバプール/約80.47km)で、女子3位に入ったジョー・ザクルゼヴスキー(英国)が約2.5マイル(約4.02km)を車に乗ってコースを移動したとして失格となったことがわかった。 ザクルゼヴスキーは、14年の英連邦大会マラソンにスコットランド代表として出場した47歳。元々はレースドクターだったが、自らもトレーニングを始めたという。今年2月には48時間走で411.458kmをマーク。翌3月に米国人のカミーユ・ヘロンが435.336kmと更新するまで世界記録だった。 50マイルのレース追跡システムのデータから、コースの一部で時速35マイル(約56.33km)という、人類の自走では非現実的なスピードが出ていたことがわかった(100m10秒00で時速36km)。調査の結果、約2.5マイルを移動し、時間として25分ほど短縮できたことが判明。また、レースルートではない道を走ったという。 英国の公共放送BBCによると、ザクルゼヴスキーはレース途中で足に痛みが出たため、中断して車に乗った。その後、棄権を伝えたが、競技役員から「止めたら後悔する」と言われ、競争ではないかたちとして、コース上で再び走り始めたと弁解しているという。3番目にフィニッシュすることになり、(3位の)トロフィーを受け取ったのは「大きな過ちだった」とコメントしている。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.02.22

石井優吉がショートトラック800m1分46秒41の日本新!

2月21日、米国ペンシルベニア州カレッジステーションでペンシルベニア州立大の学内学内競技会が同校の室内競技場(1周200m)で行われ、男子800mで石井優吉(ペンシルベニア州立大)が1分46秒41のショートラック日本記録 […]

NEWS JMCランキング暫定1位の西山雄介がコンディション不良により欠場/大阪マラソン

2025.02.22

JMCランキング暫定1位の西山雄介がコンディション不良により欠場/大阪マラソン

◇大阪マラソン2025(2月24日/大阪・大阪府庁前スタート・大阪城公園フィニッシュ) 大阪マラソンの主催者は2月22日、招待選手の西山雄介(トヨタ自動車)がコンディション不良により欠場することを発表した。 西山は22年 […]

NEWS 【男子ハンマー投】アツオビン・アンドリュウ(花園高3) 61m59=一般規格高校歴代2位

2025.02.22

【男子ハンマー投】アツオビン・アンドリュウ(花園高3) 61m59=一般規格高校歴代2位

2月22日、京都市の京産大総合グラウンド競技場で第11回京都陸協記録会が行われ、一般規格の男子ハンマー投でアツオビン・アンドリュウ(花園高3京都)が高校歴代2位となる61m59をマークした。 アツオビンは昨年のU20日本 […]

NEWS 円盤投・堤雄司が自己2番目の61m76でV 女子100mH青木益未は13秒04 福田翔太、郡菜々佳も優勝/WAコンチネンタルツアー

2025.02.22

円盤投・堤雄司が自己2番目の61m76でV 女子100mH青木益未は13秒04 福田翔太、郡菜々佳も優勝/WAコンチネンタルツアー

世界陸連(WA)コンチネンタルツアー・ブロンズラベルのインターナショナル・トラック・ミート2025が2月22日、ニュージーランドのクライストチャーチで行われ、男子円盤投で堤雄司(ALSOK群馬)が61m76のセカンドベス […]

NEWS 「インターハイでも勝ちたい」高校2年の栗村凌がU20男子を制す 女子は真柴愛里が貫禄/日本選手権クロカン

2025.02.22

「インターハイでも勝ちたい」高校2年の栗村凌がU20男子を制す 女子は真柴愛里が貫禄/日本選手権クロカン

◇第40回U20日本選手権クロスカントリー(2月22日/福岡・海の中道海浜公園) U20日本選手権クロスカントリーが行われ、男子(8km)では栗村凌(学法石川高2福島)が23分20秒で優勝を果たした。 今年も全国から有力 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年3月号 (2月14日発売)

2025年3月号 (2月14日発売)

別府大分毎日マラソン
落合 晃×久保 凛
太田智樹、葛西潤
追跡箱根駅伝&高校駅伝

page top