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2023.04.18

キプチョゲ6位に敗れる!自身キャリア3度目の黒星で初優勝ならず/ボストンマラソン
キプチョゲ6位に敗れる!自身キャリア3度目の黒星で初優勝ならず/ボストンマラソン

エリウド・キプチョゲ(ケニア)

キプチョゲのマラソン全成績(公認)をチェック

13年5月ハンブルク  2.05.30 優勝
13年9月ベルリン   2.04.05 2位
14年4月ロッテルダム 2.05.00 優勝
14年10月シカゴ    2.04.11 優勝
15年4月ロンドン   2.04.42 優勝
15年9月ベルリン   2.04.00 優勝
16年4月ロンドン   2.03.05 優勝
16年8月リオ五輪   2.08.44 優勝
17年9月ベルリン   2.03.32 優勝
18年4月ロンドン   2.04.17 優勝
18年9月ベルリン   2.01.39 優勝=世界新
19年4月ロンドン   2.02.37 優勝
20年10月ロンドン   2.06.49 8位
21年4月NNミッション 2.04.30 優勝
21年8月東京五輪 2.08.38 優勝
22年3月東京     2.02.40 優勝
22年9月ベルリン 2.01.09 優勝=世界新

ワールドマラソンメジャーズのボストンマラソンが4月17日に行われた。男子マラソンの世界記録(2時間1分09秒)を持ち、オリンピック2連覇中の王者エリウド・キプチョゲ(ケニア)が2時間9分23秒(速報値)で6位に敗れた。 30km過ぎまでキプチョゲはほぼ先頭でレースを進めたものの、G.ゲアイ(タンザニア)の仕掛けに反応できず先頭集団から遅れた。その後、抜け出したE.チェベト(ケニア)が2時間5分54秒(速報値)で連覇を達成。38歳になったキプチョゲは最後まで王者らしく走り抜き、沿道の観客からも大きな拍手が送られた。 キプチョゲがマラソンで敗れたのは2013年のベルリン(2位)、2020年のロンドン(8位)に続いて3回目。昨年9月に当時37歳ながらベルリンで自らの持つ世界記録(2時間1分39秒)を30秒更新するなど、年齢を感じさせない走りを見せていた。 キプチョゲは2003年世界選手権5000mで優勝。13年のハンブルクでマラソンデビューすると、2レース目の13年ベルリン・マラソンで2位になって以降、14年ロッテルダムから昨年のロンドンまでメジャーマラソン10連勝を果たした。 その間、16年リオ五輪金メダル、18年ベルリンでは2時間1分39秒の世界新記録を樹立。さらに、19年10月の「INEOS 1:59 challenge」では、非公認ながら人類初の2時間切りとなる1時間59分40秒2で42.195kmを走った。 21年東京五輪では五輪連覇を達成。22年東京マラソンも制し、9月にベルリンで世界記録を樹立。その後、キプチョゲはワールドマラソンメジャーズ(東京、ボストン、ロンドン、ベルリン、シカゴ、ニューヨーク)の全制覇を目標に掲げていた。 これまでロンドンを4度、ベルリンでは2度の世界記録樹立を含め4度制している。14年にシカゴも優勝しており、残す大会はボストン、ニューヨークの2大会。今回でボストン初優勝を目指していた。

キプチョゲのマラソン全成績(公認)をチェック

13年5月ハンブルク  2.05.30 優勝 13年9月ベルリン   2.04.05 2位 14年4月ロッテルダム 2.05.00 優勝 14年10月シカゴ    2.04.11 優勝 15年4月ロンドン   2.04.42 優勝 15年9月ベルリン   2.04.00 優勝 16年4月ロンドン   2.03.05 優勝 16年8月リオ五輪   2.08.44 優勝 17年9月ベルリン   2.03.32 優勝 18年4月ロンドン   2.04.17 優勝 18年9月ベルリン   2.01.39 優勝=世界新 19年4月ロンドン   2.02.37 優勝 20年10月ロンドン   2.06.49 8位 21年4月NNミッション 2.04.30 優勝 21年8月東京五輪 2.08.38 優勝 22年3月東京     2.02.40 優勝 22年9月ベルリン 2.01.09 優勝=世界新

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