2023.04.03
女子走幅跳の髙良彩花(JAL)が4月3日、東京・羽田空港で行われたJALグループの入社式に出席。アスリート社員の一歩を踏み出した。
航空機の格納庫で行われた式には、同社グループ37社から約2000人の新入社員が出席。髙良は式が始まる前にアスリート社員として紹介され、同期たちの前に、幼い頃の思い出を交えながらあいさつした。
「初めて飛行機に乗った時に高揚感や感動がありました。私のジャンプを通じて多くの人が感動できるように頑張りたい。同期や先輩のみなさんからも刺激を受けながら、新たな挑戦に向けて切磋琢磨していければと思います」
小学生時代に朝原宣治氏が代表を務めるクラブで競技を本格的に始め、兵庫・西宮浜中では全中優勝。兵庫・園田学園高ではインターハイ3連覇に日本選手権2連覇と数多くの実績を残してきた。
筑波大では自己記録更新ができず苦しんだ時期もあったが、昨年の日本インカレでは、4年ぶりの自己新と35年ぶりに大会記録を更新する6m50(日本歴代9位、学生歴代5位)をマークした。
同社の先輩アスリート社員には男子走高跳の戸邉直人や、女子やり投の北口榛花といった国際経験豊富な選手がいる。「先輩アスリートのように国際舞台で戦いたいです」と力を込める。今年の一番の目標は8月のブダペスト世界選手権。さらに「ほかにも国際大会があるので、出るようにしたい」と語り、7月のアジア選手権(タイ)や、秋の杭州アジア大会出場も目指している。
そういった国際舞台に立つために、国内競技会で結果を残していく。社会人初戦は4月23日の兵庫リレーカーニバル。5月には静岡国際や木南記念、セイコーゴールデングランプリを転戦する予定だ。「自己ベストあたりの記録をそろえたいです。そうすれば世界選手権出場も見えてくる」と話していた。
来年はパリ五輪、2年後は東京世界選手権が行われる。「一つひとつ経験を積んでいって世界大会で入賞できるようになりたい」。門出の日に、希望に胸を膨らませた。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.03.28
-
2025.03.28
-
2025.03.28
2025.03.23
女子は長野東が7年ぶりの地元V アンカー・田畑陽菜が薫英女学院を逆転/春の高校伊那駅伝
-
2025.03.25
2025.03.02
初挑戦の青学大・太田蒼生は途中棄権 果敢に先頭集団に挑戦/東京マラソン
2025.03.02
太田蒼生は低体温症と低血糖で途中棄権 「世界のレベルを知れて良い経験」/東京マラソン
-
2025.03.23
-
2025.03.19
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.03.28
【世界陸上プレイバック】五輪ボイコットきっかけに創設!クラトフヴィロヴァが女子400mと800mで今も大会記録に残る2冠 日本は室伏重信ら出場も入賞ゼロ
今年、陸上の世界選手権(世界陸上)が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪大会を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。これま […]
2025.03.28
【高校生FOCUS】女子三段跳・山﨑りりや(鳴門渦潮高)日本高校女子初の13m到達、大学で学生記録挑戦
FOCUS! 高校生INTERVIEW 山﨑りりや Yamasaki Ririya 鳴門渦潮高3徳島 高校アスリートをフォーカスするコーナー。年度末を迎えますが、振り返ってみれば、2024年度は高校生による日本記録樹立を […]
2025.03.28
3泊4日の全国高体連合宿終了! 「高め合える仲間がいっぱいできた」 来年度は宮崎で開催予定
大阪・ヤンマースタジアム長居を主会場に行われた2024年度の日本陸連U-19強化研修合宿・全国高体連陸上競技専門部強化合宿が3月28日、3泊4日の全日程を終えた。全国から集まった選手たちは交流を深め、試合での再会を誓った […]
2025.03.28
資格停止中の競歩・池田向希がCASに不服申し立て「一日も早く競技 を再開」
旭化成は3月28日、所属選手である競歩の池田向希が受けたアンチ・ドーピング規則違反による4年間の資格停止処分について、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に不服申し立てを行ったと発表した。 男子20km競歩で東京五輪銀メダリスト […]
2025.03.28
【男子円盤投】福宮佳潤(東京高1) 50m73=高1歴代2位&4人目の50mオーバー
3月28日、東京都多摩市の国士大多摩陸上競技場で第7回国士大競技会が行われ、高校用規格の男子円盤投(1.75kg)において福宮佳潤(東京高1)が50m73をマークした。この記録は高校1年生の歴代ランキングで2位。高1で史 […]
Latest Issue
最新号

2025年4月号 (3月14日発売)
別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報