HOME 国内

2023.03.31

西鉄の山口武が退部「新天地では尚一層の覚悟で」昨年の北海道マラソンでMGC出場権獲得
西鉄の山口武が退部「新天地では尚一層の覚悟で」昨年の北海道マラソンでMGC出場権獲得

23年大阪マラソンで2時間7分58秒をマークした山口武

西鉄は31日、所属する山口武が退部、退社することを明らかにした。

福岡県出身の山口は柳川高から東農大に進学。高校時代のインターハイ路線では県大会どまりだったものの、大学で実力をつけ、3年時の箱根駅伝予選会で17位と好走した。チームは本戦出場を果たせなかったが、関東学生連合のメンバーとして2区を走っている。

21年に地元の西鉄に入社してからは、ロードで躍進を遂げ、初マラソンとなった22年別府大分毎日マラソンで2時間9分56秒とサブ10を達成。8月の北海道マラソンでは2時間11分55秒で日本人4位(全体5位)となり、パリ五輪マラソン代表選考レースのMGCへの出場権を獲得している。

23年も好調を維持し、1月の大阪ハーフマラソンで1時間3分24秒と自己記録を更新すると、翌月の大阪マラソンでは2時間7分58秒と自己記録を塗り替えた。

山口は「地元福岡の温かみのある環境で陸上競技を行えたことは私にとってかけがえのない財産です。この場所で得た数々の貴重な経験を胸に刻み、新天地では尚一層の覚悟で陸上競技に邁進して参ります」とホームページを通じてコメントした。

次ページ  山口武のコメント全文

広告の下にコンテンツが続きます
西鉄は31日、所属する山口武が退部、退社することを明らかにした。 福岡県出身の山口は柳川高から東農大に進学。高校時代のインターハイ路線では県大会どまりだったものの、大学で実力をつけ、3年時の箱根駅伝予選会で17位と好走した。チームは本戦出場を果たせなかったが、関東学生連合のメンバーとして2区を走っている。 21年に地元の西鉄に入社してからは、ロードで躍進を遂げ、初マラソンとなった22年別府大分毎日マラソンで2時間9分56秒とサブ10を達成。8月の北海道マラソンでは2時間11分55秒で日本人4位(全体5位)となり、パリ五輪マラソン代表選考レースのMGCへの出場権を獲得している。 23年も好調を維持し、1月の大阪ハーフマラソンで1時間3分24秒と自己記録を更新すると、翌月の大阪マラソンでは2時間7分58秒と自己記録を塗り替えた。 山口は「地元福岡の温かみのある環境で陸上競技を行えたことは私にとってかけがえのない財産です。この場所で得た数々の貴重な経験を胸に刻み、新天地では尚一層の覚悟で陸上競技に邁進して参ります」とホームページを通じてコメントした。 次ページ  山口武のコメント全文

山口武のコメント全文

2年間沢山の応援をしていただきありがとうございました。 大学時代、目立った成績を上げられなかった私をここに至るまでサポートいただいたチームの関係者の皆様、応援いただいた皆様に心より感謝申し上げます。 地元福岡の温かみのある環境で陸上競技を行えたことは私にとってかけがえのない財産です。 この場所で得た数々の貴重な経験を胸に刻み、新天地では尚一層の覚悟で陸上競技に邁進して参ります。 最後になりますが、西鉄陸上競技部への変わらぬご声援をよろしくお願いいたします。

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.03.29

鈴木琉胤5000mで高校歴代2位13分25秒59 “世界”のレースを体感して日本人トップ 4月から早大へ/WAコンチネンタルツアー

2025年の世界陸連(WA)コンチネンタルツアー・ゴールド初戦となるモーリー・プラント競技会が3月29日、豪州・メルボルンで行われた。 男子5000mには4月から早大に進学する鈴木琉胤(八千代松陰高3千葉)が出場。高校歴 […]

NEWS 走高跳で男女上位 真野友博1位、髙橋渚1m86で2位 100mH田中佑美Vで3位まで日本勢/WAコンチネンタルツアー

2025.03.29

走高跳で男女上位 真野友博1位、髙橋渚1m86で2位 100mH田中佑美Vで3位まで日本勢/WAコンチネンタルツアー

2025年の世界陸連(WA)コンチネンタルツアー・ゴールド初戦となるモーリー・プラント競技会が3月29日、豪州・メルボルンで行われた。 日本からは22名が出場し、2種目で優勝。走高跳では男子が昨年のパリ五輪代表で22年世 […]

NEWS 編集部コラム「いつのまにか700号超え」

2025.03.29

編集部コラム「いつのまにか700号超え」

攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム?? 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいことetc…。 編集スタッフが週替りで […]

NEWS 齋藤みう3000m障害で9分41秒57 自己ベスト4秒以上更新して日本歴代6位、学生歴代2位

2025.03.29

齋藤みう3000m障害で9分41秒57 自己ベスト4秒以上更新して日本歴代6位、学生歴代2位

第319回日体大長距離競技会初日が3月29日、神奈川・横浜市の同大学健志台キャンパス競技場で行われ、女子3000m障害で齋藤みう(日体大4)が日本歴代6位、学生歴代2位の9分41秒57をマークした。 齋藤のこれまでのベス […]

NEWS 久保凛1000mで2分40秒23 U20&U18日本新記録!従来の記録を大幅更新、日本歴代でも4位

2025.03.29

久保凛1000mで2分40秒23 U20&U18日本新記録!従来の記録を大幅更新、日本歴代でも4位

奈良市サーキットが3月29日、奈良市の鴻ノ池陸上競技場で行われ、女子1000mで800m日本記録(1分59秒93)保持者の久保凛(東大阪大敬愛高2)が2分40秒23をマークした。 この記録は日本歴代4位で、U20とU18 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報

page top