HOME 駅伝

2023.03.31

トヨタ紡織の糟谷悟氏が退部 駒大時代に箱根駅伝3度優勝 悪性リンパ腫を克服して競技復帰
トヨタ紡織の糟谷悟氏が退部 駒大時代に箱根駅伝3度優勝 悪性リンパ腫を克服して競技復帰

2016年全日本実業団駅伝4区に出場した糟谷悟氏

糟谷悟氏、小島大明、蟹沢淳平の退部コメント

糟谷悟氏のコメント
この度チームを離れることになりましたが、陸上競技には色々なところで関わっていきますので、出会えた時には引き続きよろしくお願いします。長い間トヨタ紡織陸上部の糟谷の応援ありがとうございました。

小島大明のコメント
今年度をもちまして引退いたします。実業団選手として10年間走らせていただき、トヨタ紡織陸上部には2019年に移籍をし4年間在籍いたしました。
より高みを目指して移籍をし、レベルの高い環境で競技を行うことができチームからたくさんのことを学びました。その中で走ることができたからこそ高いレベルを目指す意識も強くなりました。
1番印象に残っているのは2021年中部実業団駅伝においてチームが8年ぶりに優勝できた時、6区として走り、優勝メンバーの一員になれたことです。
襷を渡した小野田がゴールテープを切った瞬間は本当に嬉しかったです。私自身、マラソンでも結果を残したいという思いがありましたが故障の影響もあり、思うような結果を残すことができなかったことには悔しさが残っています。それでもチャレンジする機会を与えてくださり、最後までやり切ることができたことに感謝いたします。
最後にマラソンを走って引退することができたことは非常に幸せなことだと感じています。この環境でなければここまで成長することはできませんでした。今まで培ったことを今後に活かしていけるよう、より一層努力していきます。そして、最後に今まで応援してくださった方々には心より感謝申し上げます。応援ありがとうございました。

蟹沢淳平のコメント
今年度をもちまして、競技を引退することになりました。入社から5年間、恵まれた環境の中で貴重な経験をたくさんさせていただきました。
競技に打ち込める環境を作って下さった会社、指導して下さったスタッフ、共に練習や生活をしてきたチームメイト、応援して下さった全ての方々に感謝しています。ありがとうございました。
今後は社業に専念していくことになりますので、競技を通して得た経験を活かして会社を盛り上げていきます。5年間、応援ありがとうございました。

トヨタ紡織は2022年度をもってマネージャーの糟谷悟氏が退部することを発表。すでに引退を表明していた小島大明、蟹沢淳平とともにチームから離れることが伝えられた。 糟谷氏は愛知県出身の39歳。中京大中京高から駒大に進み、学生時代には4年連続で箱根駅伝に出場し、区間賞を2度獲得。03年から05年まではチームの優勝に貢献した。 06年にトヨタ紡織に入社。07年には全日本実業団駅伝(ニューイヤー駅伝)でアンカーを務め、区間6位でチームは5位入賞を果たしている。 その後もマラソンでも活躍したが、13年に悪性リンパ腫を発症。治療に専念するため一時競技から離れることを余儀なくされた。手術などを経て10ヵ月後に復帰すると、16年には全日本実業団駅伝で最長区間の4区に出場している。 19年に現役引退後はマネージャーとしてチームに残り、中部実業団駅伝では解説を務めていた。 糟谷氏は「チームを離れることになりましたが、陸上競技には色々なところで関わっていきます。長い間トヨタ紡織陸上部の糟谷の応援ありがとうございました」とホームページを通じてコメントした。 次ページ 糟谷悟氏、小島大明、蟹沢淳平の退部コメント全文

糟谷悟氏、小島大明、蟹沢淳平の退部コメント

糟谷悟氏のコメント この度チームを離れることになりましたが、陸上競技には色々なところで関わっていきますので、出会えた時には引き続きよろしくお願いします。長い間トヨタ紡織陸上部の糟谷の応援ありがとうございました。 小島大明のコメント 今年度をもちまして引退いたします。実業団選手として10年間走らせていただき、トヨタ紡織陸上部には2019年に移籍をし4年間在籍いたしました。 より高みを目指して移籍をし、レベルの高い環境で競技を行うことができチームからたくさんのことを学びました。その中で走ることができたからこそ高いレベルを目指す意識も強くなりました。 1番印象に残っているのは2021年中部実業団駅伝においてチームが8年ぶりに優勝できた時、6区として走り、優勝メンバーの一員になれたことです。 襷を渡した小野田がゴールテープを切った瞬間は本当に嬉しかったです。私自身、マラソンでも結果を残したいという思いがありましたが故障の影響もあり、思うような結果を残すことができなかったことには悔しさが残っています。それでもチャレンジする機会を与えてくださり、最後までやり切ることができたことに感謝いたします。 最後にマラソンを走って引退することができたことは非常に幸せなことだと感じています。この環境でなければここまで成長することはできませんでした。今まで培ったことを今後に活かしていけるよう、より一層努力していきます。そして、最後に今まで応援してくださった方々には心より感謝申し上げます。応援ありがとうございました。 蟹沢淳平のコメント 今年度をもちまして、競技を引退することになりました。入社から5年間、恵まれた環境の中で貴重な経験をたくさんさせていただきました。 競技に打ち込める環境を作って下さった会社、指導して下さったスタッフ、共に練習や生活をしてきたチームメイト、応援して下さった全ての方々に感謝しています。ありがとうございました。 今後は社業に専念していくことになりますので、競技を通して得た経験を活かして会社を盛り上げていきます。5年間、応援ありがとうございました。

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.04.01

SUBARUに充実新戦力が加入!新入社員は石田洸介、小暮栄輝、10000m歴代10位・小林歩、3000m障害ブダペスト代表・砂田晟弥が移籍

SUBARU陸上競技部は4月1日、新加入選手を発表した。新入社員は東洋大卒の石田洸介、創価大卒の小暮栄輝、移籍は小林歩と砂田晟弥、パラ選手のガイドランナーとして堀越翔人、マネージャーとして畠山実弓さんが加入する。 石田は […]

NEWS 箱根駅伝2区日本人最高記録保持者・吉田響がサンベルクスと所属契約! プロランナーとして新たなスタート 越陽汰らも新加入

2025.04.01

箱根駅伝2区日本人最高記録保持者・吉田響がサンベルクスと所属契約! プロランナーとして新たなスタート 越陽汰らも新加入

4月1日、サンベルクスは同日付でプロランナーの吉田響(創価大卒)と所属契約を結んだことをを発表した。 吉田は東海大翔洋高から東海大へ進学。1年目の箱根駅伝で5区区間2位で走った。その後、健康面と精神面を理由に東海大を退部 […]

NEWS 不破聖衣来が三井住友海上入社式で意気込み「応援される選手に」目標は「五輪マラソン金メダル」

2025.04.01

不破聖衣来が三井住友海上入社式で意気込み「応援される選手に」目標は「五輪マラソン金メダル」

三井住友海上の入社式が4月1日、都内の同社で行われ、この春に拓大を卒業した女子長距離の不破聖衣来が、社会人として決意を語った。 「慣れない」スーツ姿で会見に臨んだ不破。学生から社会人となり、「人間的に成長していきたい」と […]

NEWS マラソン元世界記録保持者、1964年東京五輪代表の寺沢徹氏が死去 90歳

2025.04.01

マラソン元世界記録保持者、1964年東京五輪代表の寺沢徹氏が死去 90歳

1960年代に男子マラソンをはじめ、長距離で活躍した寺沢徹氏が3月23日に亡くなったことがわかった。90歳だった。 寺沢氏は1935年、東京生まれ。太平洋戦争の激化に伴い富山県高岡市へ疎開し、戦後も高岡で過ごした。中学時 […]

NEWS 女子走幅跳前日本記録保持者・井村久美子さんが夫・俊雄氏とともに青学大短距離ブロック特別アドバイザリーコーチ就任!

2025.04.01

女子走幅跳前日本記録保持者・井村久美子さんが夫・俊雄氏とともに青学大短距離ブロック特別アドバイザリーコーチ就任!

【画像】井村久美子さんと俊雄さんの青学大ジャージ姿をチェック!   この投稿をInstagramで見る   青山学院大学 陸上競技部 短距離ブロック(@agu_sprint)がシェアした投稿 &nbs […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報

page top