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2023.03.26

9ヵ月ぶりの100mに出場した桐生祥秀がSNSに思いを綴る「レースただいま。ここに戻ってこれて嬉しいです」
9ヵ月ぶりの100mに出場した桐生祥秀がSNSに思いを綴る「レースただいま。ここに戻ってこれて嬉しいです」

桐生祥秀(2022年日本選手権)

3月25日に行われた世界陸連コンチネンタルツアー「ブリスベン・トラック・クラシック」(豪州・ブリスベン)の男子100m出場した桐生祥秀(日本生命)が、レース後に自身のSNSを更新し、思いを綴った。

「レースただいま。ここに戻ってこれて嬉しいです」

昨年6月の日本選手権決勝(6位)以来となった100m。結果は10秒48(-0.3)で9位に終わったが、どこか充実感も垣間見える。

京都・洛南高3年生だった2013年4月の織田記念で10秒01をマーク。それから大きな注目を集めてきたが、同時に大きなプレッシャーも襲いかかった。東洋大2年時に難病と言われる潰瘍性大腸炎を発症。それでも、桐生は走り続け、日本人初の9秒台や、4×100mリレーでの五輪・世界選手権のメダル獲得など、日本の陸上界に大きな足跡を残してきた。

昨年の日本選手権後に休養宣言。競技を離れ、心身ともに癒やす時間に充てると、秋からは活動を再開した。そして、またトップアスリートが競う舞台に戻ってきた。

「タイムも順位もこっから上げていくしもう少しみんな待っててね」、「ワクワクするレース見てもらうために一歩一歩前へ」と言葉を紡いだ桐生。焦らず着実に進んでいくつもりだ。

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次ページ レース後に更新した桐生のSNS

3月25日に行われた世界陸連コンチネンタルツアー「ブリスベン・トラック・クラシック」(豪州・ブリスベン)の男子100m出場した桐生祥秀(日本生命)が、レース後に自身のSNSを更新し、思いを綴った。 「レースただいま。ここに戻ってこれて嬉しいです」 昨年6月の日本選手権決勝(6位)以来となった100m。結果は10秒48(-0.3)で9位に終わったが、どこか充実感も垣間見える。 京都・洛南高3年生だった2013年4月の織田記念で10秒01をマーク。それから大きな注目を集めてきたが、同時に大きなプレッシャーも襲いかかった。東洋大2年時に難病と言われる潰瘍性大腸炎を発症。それでも、桐生は走り続け、日本人初の9秒台や、4×100mリレーでの五輪・世界選手権のメダル獲得など、日本の陸上界に大きな足跡を残してきた。 昨年の日本選手権後に休養宣言。競技を離れ、心身ともに癒やす時間に充てると、秋からは活動を再開した。そして、またトップアスリートが競う舞台に戻ってきた。 「タイムも順位もこっから上げていくしもう少しみんな待っててね」、「ワクワクするレース見てもらうために一歩一歩前へ」と言葉を紡いだ桐生。焦らず着実に進んでいくつもりだ。 次ページ レース後に更新した桐生のSNS

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