2023.03.24
3月23日、世界陸連(WA)評議会が行われ、ロシア陸連のドーピングによる処分の解除と、ロシア陸連・ベラルーシ陸連への制裁の維持などを決定した。
組織的ドーピング違反により、ロシア陸連は7年間の資格停止処分が科されていたが、タスクフォースによる報告を受け、処分の解除が承認。復帰が決定した。ロシア陸連は今後3年間、35項目の特別条件を遵守することが求められ、期間終了後も継続の要否が検討される。
ロシア陸連はドーピングリスクの高いカテゴリーAへ指定され、このカテゴリーに適用される規則にも準拠しなければならない。この決定によって、中立選手(ANA)のプログラムは廃止となる。
また、ロシアのウクライナ侵攻の影響により、ロシア陸連とベラルーシ陸連は昨年から制裁が与えられているが、これは引き続き継続される。内容は以下の通り。
・国際競技会、欧州競技会の開催不可
・議会での代表権、または議会の投票を必要とする決定への参加不可
・WAシリーズ大会への参加資格を認定しない
・連盟の職員によるWAの公式な育成プログラム、専門家プログラムへの関与不可
・ロシア/ベラルーシ国籍の競技者、競技者サポート要員、役員・職員は、WAシリーズ大会から除外される
また、参加制限を解除するために満たすべき条件を助言・勧告する作業部会が設置されることが承認された。
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