HOME 駅伝

2023.03.07

服部翔大が日立物流を退社へ「次のステップに」今後は市民ランナーに 日体大時代に5区務め箱根駅伝V
服部翔大が日立物流を退社へ「次のステップに」今後は市民ランナーに 日体大時代に5区務め箱根駅伝V

21年ニューイヤー駅伝を走る服部翔大

服部翔大(日立物流)が自身のSNSを更新し、日立物流を退職することを明かした。2月26日の大阪マラソンが日立物流でのラストレースだったという。

服部は1991年生まれの31歳。埼玉県出身で、埼玉栄高から日体大へ。卒業後はHondaに加入し2020年4月に日立物流に移籍した。中学時代は中距離で活躍して800mで全中4位。高校時代は全国高校駅伝に3年連続出走し、3年時には1区区間3位と好走するなど、世代屈指の強さを誇った。

日体大では1年目から主力として活躍。出雲駅伝で1区区間4位で総合2位に貢献すると、全日本大学駅伝でアンカー、箱根駅伝でも3区(区間2位)。箱根駅伝では2年時に1区2位で走ったが、チームは19位でシード権を逃す悔しさを味わった。3年生で主将を務め、関東インカレ5000m3位とトラックでも活躍すると、全日本大学駅伝では4区区間賞を獲得して総合4位に。

そして迎えた箱根駅伝では5区を務めて区間賞を獲得。チームはそのまま30年ぶりの総合優勝を果たし、前回19位から驚異のV字回復を成し遂げた。早大・山本修平と東洋大・定方俊樹との競り合いは箱根史に残る名場面となっている。4年時の箱根駅伝も5区区間2位と力走してチームを3位に導いた。

Hondaに加入してからも駅伝、トラックにかかわらず活躍し、特に駅伝では抜群の安定感を誇った。17年からマラソンに挑戦。19年のびわ湖毎日マラソンで2時間13分30秒が自己ベストとなっている。ラストレースとなった大阪マラソンは2時間20分25秒で80位だった。

服部はSNSで応援に駆けつけた知人に感謝をつづり、「日立物流を退職し次のステップに進むことにしました」明かし、「実業団での活動はこれで一区切りし、次からは市民ランナーとして走るのでよろしくお願いします」としている。

広告の下にコンテンツが続きます

次ページ 服部翔大が大阪マラソンで一線退く 応援してくれた人たちと写真撮影

服部翔大(日立物流)が自身のSNSを更新し、日立物流を退職することを明かした。2月26日の大阪マラソンが日立物流でのラストレースだったという。 服部は1991年生まれの31歳。埼玉県出身で、埼玉栄高から日体大へ。卒業後はHondaに加入し2020年4月に日立物流に移籍した。中学時代は中距離で活躍して800mで全中4位。高校時代は全国高校駅伝に3年連続出走し、3年時には1区区間3位と好走するなど、世代屈指の強さを誇った。 日体大では1年目から主力として活躍。出雲駅伝で1区区間4位で総合2位に貢献すると、全日本大学駅伝でアンカー、箱根駅伝でも3区(区間2位)。箱根駅伝では2年時に1区2位で走ったが、チームは19位でシード権を逃す悔しさを味わった。3年生で主将を務め、関東インカレ5000m3位とトラックでも活躍すると、全日本大学駅伝では4区区間賞を獲得して総合4位に。 そして迎えた箱根駅伝では5区を務めて区間賞を獲得。チームはそのまま30年ぶりの総合優勝を果たし、前回19位から驚異のV字回復を成し遂げた。早大・山本修平と東洋大・定方俊樹との競り合いは箱根史に残る名場面となっている。4年時の箱根駅伝も5区区間2位と力走してチームを3位に導いた。 Hondaに加入してからも駅伝、トラックにかかわらず活躍し、特に駅伝では抜群の安定感を誇った。17年からマラソンに挑戦。19年のびわ湖毎日マラソンで2時間13分30秒が自己ベストとなっている。ラストレースとなった大阪マラソンは2時間20分25秒で80位だった。 服部はSNSで応援に駆けつけた知人に感謝をつづり、「日立物流を退職し次のステップに進むことにしました」明かし、「実業団での活動はこれで一区切りし、次からは市民ランナーとして走るのでよろしくお願いします」としている。 次ページ 服部翔大が大阪マラソンで一線退く 応援してくれた人たちと写真撮影

服部翔大が大阪マラソンで一線退く 応援してくれた人たちと写真撮影

 
この投稿をInstagramで見る
 

Shota Hattori(@shota.hattori.8787)がシェアした投稿

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.04.28

100mH田中佑美が国内初戦「ここから毎週のように緊張する」/織田記念

◇織田記念(4月29日/広島・ホットスタッフフィールド広島) 日本グランプリシリーズの織田記念を翌日に控え、女子100mハードルのパリ五輪代表・田中佑美(富士通)が競技場で前日練習を行い、その後報道陣の取材に応じた。 国 […]

NEWS セイコーGGP女子3000mに山本有真が参戦 5000m豪州記録保持者デービースらと勝負 田中希実がペースメーカー

2025.04.28

セイコーGGP女子3000mに山本有真が参戦 5000m豪州記録保持者デービースらと勝負 田中希実がペースメーカー

日本陸連は4月28日、セイコーゴールデングランプリ(5月18日/東京・国立競技場)の第9弾出場選手を発表した 発表されたのは女子3000m。昨年のパリ五輪5000m代表で、4月12日の金栗記念中長距離大会では自己ベストと […]

NEWS 三段跳・安立雄斗「シーズンの勢いをつけたい」地元広島でビッグジャンプ誓う/織田記念

2025.04.28

三段跳・安立雄斗「シーズンの勢いをつけたい」地元広島でビッグジャンプ誓う/織田記念

◇織田記念(4月29日/広島・ホットスタッフフィールド広島) 日本グランプリシリーズの織田記念を翌日に控え、前日会見が競技場内で行われ、地元・広島出身の男子三段跳の安立雄斗(福岡大院)が登壇した。 昨年の日本選手権で16 […]

NEWS 山縣亮太、福部真子、坂井隆一郎が欠場 広島陸協が発表/織田記念

2025.04.28

山縣亮太、福部真子、坂井隆一郎が欠場 広島陸協が発表/織田記念

◇織田記念(4月29日/広島・ホットスタッフフィールド広島) 日本グランプリシリーズの織田記念の主催者は、男子100mの山縣亮太(セイコー)、坂井隆一郎(大阪ガス)、女子100mハードルの福部真子(日本建設工業)の欠場を […]

NEWS ハンブルクマラソン・男子はキプルトが2時間3分46秒 女子もエデサが大会新V パリ五輪1万m金チェプテゲイは10kmロードで快勝

2025.04.28

ハンブルクマラソン・男子はキプルトが2時間3分46秒 女子もエデサが大会新V パリ五輪1万m金チェプテゲイは10kmロードで快勝

4月最後の日曜日となった27日には各地でロードレースが行われた。 ドイツでは第39回ハンブルクマラソンが行われ、男子では東京五輪マラソン代表のA.キプルト(ケニア)が2時間3分46秒の大会新記録で優勝した。 10kmを2 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

東京世界選手権シーズン開幕特集
Re:Tokyo25―東京世界陸上への道―
北口榛花(JAL) 
三浦龍司(SUBARU)
赤松諒一×真野友博
豊田 兼(トヨタ自動車)×高野大樹コーチ
Revenge
泉谷駿介(住友電工)

page top