2023.02.20
世界陸連(WA)は今夏のブダペスト世界選手権のマラソンと競歩のコースを発表した。街全体がユネスコ「世界遺産」に認定されているブダペスト。その市街地を使った周回コースとなる。
マラソンのスタート・フィニッシュはブダペスト中心地のやや北東に位置する「英雄広場」。中央に36mの塔がそびえる街のシンボルで、1896年にハンガリー建国1000年を記念して建設された市街最大の広場となる。
メインストリートでもあるアンドラーシ通りを市内へと向かって走り、ドナウ川にまたがるセーチェーニ鎖橋を越える際が唯一といえる坂道。ブダ城を越えるとコースの特徴も言えるトンネルをくぐる。ブダ城を迂回して再び橋を渡り、アンドラーシ通りを使って英雄広場へと戻る。この約10kmのコースを4周ほど周回することになる。
大会ディレクターを務めるマラソン元ハンガリー代表のエバ・ペトリク氏はコースについて、「30通りの候補から良いルートを決められた」と語り、「世界最高峰の選手たちが最高のパフォーマンスを発揮できる、よく整備されたコース。ブダペストの美しい街並みもできるだけ見せるのも重要なポイントだった」と言う。市街地の「ファンゾーン」では大型スクリーンでレースを見られ、英雄広場では特設スタンドを設置して応援できる。
競歩も英雄広場を発着にアンドラーシ通りを活用し、20kmが1kmの周回、35kmが2kmの周回コースとなる。
ブダペスト世界選手権は8月19日から27日の日程で開催。男子マラソンは27日、女子マラソンは26日にいずれも午前7時にスタートする。19日午前8時50分に最初の決勝種目となる男子20km競歩がスタートし、翌20日の午前7時15分に女子20km競歩の号砲が鳴る。35km競歩は男女とも24日午前7時から実施される。
8月下旬の日本とブダペストの時差は7時間。日本時間ではモーニングセッションが昼下がりから夜にかけて、イブニングセッションは未明から早朝に行われる。
【写真】ブダペスト世界陸上マラソンコースをチェック!
We all love a good course map 👀#WorldAthleticsChamps pic.twitter.com/EUiZ1sN628
— World Athletics (@WorldAthletics) February 20, 2023
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking 人気記事ランキング
2025.01.17
編集部コラム「年末年始の風物詩」
-
2025.01.17
-
2025.01.17
-
2025.01.17
-
2025.01.16
2025.01.12
【テキスト速報】第43回都道府県対抗女子駅伝
-
2025.01.14
-
2025.01.12
-
2025.01.15
2024.12.22
早大に鈴木琉胤、佐々木哲の都大路区間賞2人が来春入学!女子100mH谷中、松田ら推薦合格
-
2024.12.22
-
2024.12.30
-
2025.01.12
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.01.17
西脇多可新人高校駅伝の出場校決定!男子は佐久長聖、大牟田、九州学院、洛南 女子は長野東、薫英女学院など有力校が登録
1月17日、西脇多可新人高校駅伝の実行委員会が、2月16日に行われる第17回大会の出場チームを発表した。 西脇多可新人高校駅伝は、兵庫県西脇市から多可町を結ぶ「北はりま田園ハーフマラソンコース(21.0795km)」で行 […]
2025.01.17
編集部コラム「年末年始の風物詩」
毎週金曜日更新!? ★月陸編集部★ 攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム🔥 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいこと […]
2025.01.17
中・高校生充実の長野“4連覇”なるか 実力者ぞろいの熊本や千葉、岡山、京都、福岡も注目/都道府県男子駅伝
◇天皇盃第30回全国都道府県対抗男子駅伝(1月19日/広島・平和記念公園前発着:7区間48.0km) 中学生から高校生、社会人・大学生のランナーがふるさとのチームでタスキをつなぐ全国都道府県男子駅伝が1月19日に行われる […]
2025.01.17
栁田大輝、坂井隆一郎らが日本選手権室内出場キャンセル 日本室内大阪はスタートリスト発表
日本陸連は2月1日から2日に行われる、日本選手権室内のエントリー状況と、併催の日本室内大阪のスタートリストを発表した。 日本選手権室内では12月にエントリーが発表されていた選手のうち、男子60mに出場予定だったパリ五輪代 […]
2025.01.17
東京世界陸上のチケット一般販売が1月31日からスタート!すでに23万枚が販売、新たな席種も追加
東京2025世界陸上財団は、今年9月に開催される東京世界選手権の観戦チケットの一般販売を1月31日(金)の18時から開始すると発表した。 昨夏に先行販売が始まり、年末年始にも特別販売を実施。すでに23万枚を販売し売れ行き […]
Latest Issue 最新号
2025年2月号 (1月14日発売)
駅伝総特集!
箱根駅伝
ニューイヤー駅伝
高校駅伝、中学駅伝
富士山女子駅伝