HOME 駅伝

2023.02.20

日体大がアンカー逆転Vで順大の3連覇を阻止「来年も連覇を」/大学男女混合駅伝
日体大がアンカー逆転Vで順大の3連覇を阻止「来年も連覇を」/大学男女混合駅伝

2023年全国招待大学対校男女混合駅伝で初優勝した日体大のメンバー

第3回大学対校男女混合駅伝 上位成績&区間賞獲得者

1位 日体大 1時間0分50秒=大会新
2位 関大  1時間1分12秒
3位 中大  1時間1分17秒
4位 順大  1時間1分35秒
5位 城西大 1時間1分35秒
6位 立命大 1時間2分24秒
7位 筑波大 1時間2分40秒
8位 東洋大 1時間2分50秒

区間賞獲得者
1区(3km)富永椋太(日体大) 8分18秒
2区(2km)窪 美咲(東大阪大)6分14秒
3区(5km)林 晃耀(城西大) 14分11秒
4区(3km)小暮真緒(順大)  9分38秒
5区(2km)山崎 颯(順大)  5分24秒
6区(5km)浜野 光(中大)  16分17秒=区間新
磯野美空(関大)  16分17秒=区間新

◇第3回全国招待大学対校男女混合駅伝(大阪・長居公園/6区間20km) 3連覇を狙う順大を最終区で逆転した日体大が、従来の大会記録を29秒上回る1時間0分50秒で初優勝を果たした。 1区(男子3km)の富永椋太(2年)から良いかたちでレースが流れた。「思い描いた走りができたと思います」と富永は切れ味鋭いラストスパートを見せると、残り200mを切ったところで先頭に立つ。そのままトップでタスキを渡すと、2区(女子2km)の柳井桜子(1年)も区間2位の好走で先頭をキープ。3区(男子5km)の廣澤優斗(4年)は3位に順位を落とすも首位の順大と3秒差に留めた。 順大は4区(女子3km)の小暮真緒(2年)と5区(男子2km)の山﨑颯(1年)が区間賞を獲得して逃げ切りを図ったが、日体大は4区の齋藤みう(2年)が区間2位の好走で2位に浮上すると、中距離を専門とする5区の高村比呂飛(2年)も粘り、順大と14秒差でアンカー勝負に持ち込んだ。 日体大の6区(女子5km)は昨年の日本インカレで1500m2位、5000m3位の実績を持つエースの尾方唯莉(2年)。「この差だったら絶対にいけると思いました」と言う尾方は2㎞付近で順大を捉えると、そのまま引き離して栄光のフィニッシュテープを切った。 前々回は3位、前回は4位と惜しい結果に終わっていた日体大。3度目の正直として挑んだ今回はミスなくつないで、最終区で勝負を決めた。 4年生の廣澤以外は1、2年生の若い布陣。春以降の飛躍にも期待が高まる。これが大学生活ラストレースとなった廣澤は、「来年も連覇を期待しています。有終の美を飾れて良かったです」と笑顔を見せた。 前回3位の関大が過去最高の2位。中大が3位に入り、順大は最終区で順位を落として4位に終わった。 文/馬場 遼 次ページ 第3回大学対校男女混合駅伝 上位成績&区間賞獲得者

第3回大学対校男女混合駅伝 上位成績&区間賞獲得者

1位 日体大 1時間0分50秒=大会新 2位 関大  1時間1分12秒 3位 中大  1時間1分17秒 4位 順大  1時間1分35秒 5位 城西大 1時間1分35秒 6位 立命大 1時間2分24秒 7位 筑波大 1時間2分40秒 8位 東洋大 1時間2分50秒 区間賞獲得者 1区(3km)富永椋太(日体大) 8分18秒 2区(2km)窪 美咲(東大阪大)6分14秒 3区(5km)林 晃耀(城西大) 14分11秒 4区(3km)小暮真緒(順大)  9分38秒 5区(2km)山崎 颯(順大)  5分24秒 6区(5km)浜野 光(中大)  16分17秒=区間新 磯野美空(関大)  16分17秒=区間新

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.03.31

SUBARUの真船恭輔が現役引退「本当に楽しい陸上人生」小山司、小林光二コーチも社業に専念

SUBARUを退部する3名のコメント全文 ●真船恭輔 中学から15年間、陸上競技をやってきました。練習はキツいし、目標に届かず悔しい思いをした場面も多くありました。ですが、中学から実業団までどの年代でもチームメイト、指導 […]

NEWS 【世界陸上プレイバック】―91年東京―国立競技場がルイスに熱狂!マラソン谷口が殊勲の金メダル

2025.03.31

【世界陸上プレイバック】―91年東京―国立競技場がルイスに熱狂!マラソン谷口が殊勲の金メダル

今年9月、陸上の世界選手権(世界陸上)が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。 これ […]

NEWS 京セラの白井明衣が引退 22年にはプリンセス駅伝に出走

2025.03.31

京セラの白井明衣が引退 22年にはプリンセス駅伝に出走

京セラの白井明衣が、3月23日に行われた鹿児島県実業団陸上競技記録会の女子3000mに出場。このレースをもって競技生活を引退することが公式Instagramで伝えられた。 白井は山口・中村女高を卒業後、2020年より京セ […]

NEWS NDソフト ニューイヤー駅伝出場の大倉秀太とケニアと2拠点活動の鈴木太基が退部

2025.03.31

NDソフト ニューイヤー駅伝出場の大倉秀太とケニアと2拠点活動の鈴木太基が退部

NDソフトは2024年度で大倉秀太、鈴木太基の2選手が退部すると発表した。 鈴木は愛知・豊川工高を経て大東大に進学。4年時には全日本大学駅伝で7区4位、箱根駅伝7区9位と3大駅伝に出走している。卒業後はラフィネで活動し、 […]

NEWS 【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第55回「努力でコンパスを大きくする~マラソン強化のDNAを引き継ぐ~」

2025.03.31

【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第55回「努力でコンパスを大きくする~マラソン強化のDNAを引き継ぐ~」

日本でただ一つマラソン部と名乗るチーム その思いを心に宿して、当時マラソン日本記録保持者であり、旭化成のマラソン強化を知る児玉泰介さん(現・愛知製鋼アドバイザー)を慕って、三菱重工長崎に入社。日本でただ一つ駅伝部ではなく […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報

page top