HOME 国内

2023.02.13

順大出身のルーキー近藤亮太が大幅自己新で日本歴代10位タイ「自分の力を出し切った」/全日本実業団ハーフ
順大出身のルーキー近藤亮太が大幅自己新で日本歴代10位タイ「自分の力を出し切った」/全日本実業団ハーフ

23年全日本実業団ハーフ男子で3位に入った近藤亮太(三菱重工)

全日本実業団ハーフ各カテゴリー上位成績

【男子】
●個人
1位 ジョセフ・カランジャ(愛知製鋼)1.00.25
2位 ベヌエル・モゲニ(旭化成)1.00.32
3位 近藤 亮太(三菱重工)1.00.32
4位 茂木圭次郎(旭化成)1.00.33
5位 今江 勇人(GMOインターネットグループ)1.00.33
6位 ムソニ・ムイル(JR東日本)1.00.34
7位 佐藤 悠基(SGホールディングス)1.00.35
8位 キサイサ・レダマ(Kao)1.00.36

●団体戦(各チーム上位3人の順位合計で競う)
1位 旭化成 33
2位 愛知製鋼 34
3位 トヨタ紡織 78

【女子】
●ハーフ個人
1位 オマレ・ドルフィン(USE)1.10.16
2位 吉薗  栞(天満屋)1.10.48
3位 逸木和香菜(九電工)1.11.00
4位 川村  楓(岩谷産業)1.11.03
5位 林田 美咲(九電工)1.11.04
6位 唐沢 ゆり(九電工)1.11.07
7位 福良 郁美(大塚製薬)1.11.17
8位 小井戸 涼(日立)1.11.22

●団体戦(各チーム上位3人の順位合計で競う)
1位 九電工 14
2位 天満屋 38
3位 大塚製薬 76

●10km
1位 信櫻  空(パナソニック)33.09
2位 兼友 良夏(京セラ)33.12
3位 古川 結美(第一生命グループ)33.13
4位 北村  遥(スターツ)33.16
5位 古川 璃音(ニトリ)33.22
6位 佐々木梨七(積水化学)33.24
7位 櫻川 響晶(第一生命グループ)33.32
8位 尾崎  光(シスメックス)33.32

◇第51回全日本実業団ハーフマラソン大会(2月12日/山口・維新みらいふスタジアム発着) 男子は実業団1年目の近藤亮太(三菱重工)が日本歴代10位タイの1時間0分32秒で3位に食い込んだ。 16km過ぎにジョセフ・カランジャ(愛知製鋼)が飛び出した後、2位集団で存在感を発揮。競技場に入ってその集団の前に出た。残り100mでベヌエル・モゲニ(旭化成)にかわされたものの、日本人トップでフィニッシュ。順大3年時の2020年箱根駅伝予選会でマークした自己記録(1時間2分35秒)を2分03秒更新した。 「うれしい気持ちです」と充実した表情の近藤。そもそも全国大会で個人入賞は初めてだ。 長崎・島原高時代は3年時の17年愛媛国体少年A5000m(15位)に出場したのを除けば、インターハイや全国高校駅伝の経験はない。進んだ順大でも3年時までは学生駅伝(出雲、全日本、箱根)の経験はなかった。それでも、4年生(21年度)になって、関東インカレ1部ハーフに出場(15位)。全日本大学駅伝(7区)や箱根駅伝(10区)でもタスキをつないだ。 今年元日の全日本実業団対抗駅伝でもメンバーから外れたが、その後のチーム合宿(ニュージーランド)を経て手応えはあった。「マラソン練習のようなものを体験させてもらって、しっかり脚作りができていました」。 レースでも「最後まで脚はもつ自信がありました」と近藤。ベテランの佐藤悠基(SGホールディングス)や実績のある茂木圭次郎(旭化成)、このロードシーズンで好調な今江勇人(GMOインターネット)らを抑えた。 「想定通りです、自分の力を出し切ったレース」と振り返った近藤。ハーフで大幅自己新を達成し、その次のステップを考えている。チームにパリ五輪マラソン代表選考レース・マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)出場権を獲得している選手が3人(山下一貴、定方俊樹、井上大仁)いることを踏まえ、「先輩方を追って、マラソンで成功できるようになりたいです」と話していた。 次のページ 全日本実業団ハーフ各カテゴリー上位成績

全日本実業団ハーフ各カテゴリー上位成績

【男子】 ●個人 1位 ジョセフ・カランジャ(愛知製鋼)1.00.25 2位 ベヌエル・モゲニ(旭化成)1.00.32 3位 近藤 亮太(三菱重工)1.00.32 4位 茂木圭次郎(旭化成)1.00.33 5位 今江 勇人(GMOインターネットグループ)1.00.33 6位 ムソニ・ムイル(JR東日本)1.00.34 7位 佐藤 悠基(SGホールディングス)1.00.35 8位 キサイサ・レダマ(Kao)1.00.36 ●団体戦(各チーム上位3人の順位合計で競う) 1位 旭化成 33 2位 愛知製鋼 34 3位 トヨタ紡織 78 【女子】 ●ハーフ個人 1位 オマレ・ドルフィン(USE)1.10.16 2位 吉薗  栞(天満屋)1.10.48 3位 逸木和香菜(九電工)1.11.00 4位 川村  楓(岩谷産業)1.11.03 5位 林田 美咲(九電工)1.11.04 6位 唐沢 ゆり(九電工)1.11.07 7位 福良 郁美(大塚製薬)1.11.17 8位 小井戸 涼(日立)1.11.22 ●団体戦(各チーム上位3人の順位合計で競う) 1位 九電工 14 2位 天満屋 38 3位 大塚製薬 76 ●10km 1位 信櫻  空(パナソニック)33.09 2位 兼友 良夏(京セラ)33.12 3位 古川 結美(第一生命グループ)33.13 4位 北村  遥(スターツ)33.16 5位 古川 璃音(ニトリ)33.22 6位 佐々木梨七(積水化学)33.24 7位 櫻川 響晶(第一生命グループ)33.32 8位 尾崎  光(シスメックス)33.32

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.04.19

中国・韓麒庚が男子砲丸投、円盤投2冠 女子100mも中国の張倩が11秒80でV/U18アジア選手権

4月15日から18日の4日間、サウジアラビア・ダンマームで第6回U18アジア選手権が行われ、男子円盤投(1.5kg)を63m33で制した韓麒庚(中国)が、砲丸投(5kg)も20m23の大会新で投てき2冠に輝いた。 韓は江 […]

NEWS 編集部コラム「20年とカツ丼」

2025.04.18

編集部コラム「20年とカツ丼」

毎週金曜日更新!? ★月陸編集部★ 攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム🔥 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいこと […]

NEWS アディダス アディゼロから「ADIZERO BOSTON 13」が新登場!5月1日より数量限定で発売!

2025.04.18

アディダス アディゼロから「ADIZERO BOSTON 13」が新登場!5月1日より数量限定で発売!

アディダス ジャパンは4月18日、ランニングシリーズ「アディゼロ」より「ADIZERO BOSTON 13(アディゼロ ボストン 13)」を5月1日に限定カラーモデル「ADIZERO BOSTON 13 EQT」を数量限 […]

NEWS 円盤投・湯上剛輝が62m52のビッグスロー!7年ぶりの自己新「まだチャンスはある」

2025.04.18

円盤投・湯上剛輝が62m52のビッグスロー!7年ぶりの自己新「まだチャンスはある」

男子円盤投の日本歴代10傑をチェック! 62.59 堤  雄司(ALSOK群馬) 2020.3.27 62.52 幸長 慎一(四国大AC) 2023.4.8 62.52 湯上 剛輝(トヨタ自動車) 2025.4.18 6 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

東京世界選手権シーズン開幕特集
Re:Tokyo25―東京世界陸上への道―
北口榛花(JAL) 
三浦龍司(SUBARU)
赤松諒一×真野友博
豊田 兼(トヨタ自動車)×高野大樹コーチ
Revenge
泉谷駿介(住友電工)

page top