2023.02.17
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正月決戦で城西大の5年ぶりシード権獲得に貢献した選手たち。 左から2区に抜てきされた1年生の斎藤将也、1区を務めた野村颯斗、 アンカーの山中秀真、区間新記録の快走で13位から9位へチームを 押し上げた5区の山本唯翔
「ベストな10人を選ぶことができた」(櫛部監督)
正月に行われた今季最後の学生駅伝で輝きを見せた城西大学。エースが大舞台で力を発揮しただけでなく、新戦力も多く台頭し、10区間すべてで思い描いていた駅伝を展開できたことが好結果の理由だ。その前提にあったのはチーム全体に浸透したコンディショニングへの高い意識。年間を通じて適切な取り組みを進め、それぞれの選手が走力向上に成功したのである。
年間を通じて身体のメンテナンスを徹底
新春の学生駅伝で9位と、5年ぶりのシード権を獲得した城西大学。5区で山本唯翔(3年)が区間新記録の快走で9位に浮上すると、そこからフィニッシュまで大きく順位を落とすことなく粘り切った。
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〝山の妖精〟として脚光を浴びた山本。来年は2区への挑戦も視野に入れる
10区間のレースすべてでタフさと強さが垣間見られたが、それも戦力が整い、イメージ通りの布陣が組めたからこそ。櫛部静二監督も今回の結果には満足げだ。
「例年、10区間中、8区間ぐらいまでは(メンバーが)スムーズに決まっても、残りの2区間は不安を持って送り出すことが多かったのですが、今回は13人、14人と同じくらいの力のある者が揃い、そこからベストな状態の選手を選ぶことができましたし、その結果、終盤の9区、10区にまで力のある選手を置けました。全体的に選手層が厚いチームを作れたことがシード権獲得につながったと思います」
10月に行われた予選会のエントリーメンバー14名のうち13名が本戦のエントリー入りしたのも、レギュラークラスに故障者がなく、コンディショニングの成功がもたらしたからこそである。
「身体のメンテナンスは年間を通じてチーム作りのキーワードでした。トレーナーのお世話にもなりましたし、低周波、高周波の治療器を準備し、セルフケアも進めました。ポイント練習後には新田ゼラチンのコラーゲンペプチドが主成分のドリンク『RUNSHOT(ランショット)』を摂取するのもルーティンになっています。こうしたことに自主的、積極的に取り組んだ選手の意識の高さがケガなく大一番に挑めた理由です」。櫛部監督はそう断言する。
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「ベストな10人を選ぶことができた」(櫛部監督)
正月に行われた今季最後の学生駅伝で輝きを見せた城西大学。エースが大舞台で力を発揮しただけでなく、新戦力も多く台頭し、10区間すべてで思い描いていた駅伝を展開できたことが好結果の理由だ。その前提にあったのはチーム全体に浸透したコンディショニングへの高い意識。年間を通じて適切な取り組みを進め、それぞれの選手が走力向上に成功したのである。年間を通じて身体のメンテナンスを徹底
新春の学生駅伝で9位と、5年ぶりのシード権を獲得した城西大学。5区で山本唯翔(3年)が区間新記録の快走で9位に浮上すると、そこからフィニッシュまで大きく順位を落とすことなく粘り切った。 [caption id="attachment_93212" align="alignnone" width="800"]
要所でキーマンが役目を果たし5年ぶりのシード権獲得
10名すべての選手が崩れなかったことがシード権獲得につながった要因だが、その中でもレースの行方を左右したキーポイントはある。 1区の野村颯斗(3年)は前々回、6区で山を下ったチームの中核選手。今季はスピード面の向上を評価されスタート役を任された。ここで終盤まで上位争いを展開し、先頭と29秒差でタスキをつなぎ、流れを作ることに成功した。「トップと30秒以内でつなげたので最低限の仕事は果たせました」と本人も納得のパフォーマンスだ。 エース区間の2区に抜てきされた1年生、斎藤将也が区間15位ながらシード権が狙える範囲で粘ったことも大きい。 「中盤まで区間11位前後だったので、終盤にペースを落としたのは実力不足です」と本人は反省顔だが、他大学のエースと肩を並べて走った中での奮闘はチームに勢いをもたらした。 そして、それをエース・山本が5区で加速させる。 「序盤に落ち着いて入り、上りに入ってからペースを上げるレースができたと思います。前回の区間賞から区間3位の選手の定点通過タイムを覚えていて、そのイメージで走ったのがハマりました」 上りだけでなく最高点から往路のフィニッシュまで駆け降りる下りでも他を突き放す強さを見せ、区間新記録樹立に成功した。 この快走で知れ渡った山本の愛称、〝山の妖精〟は今大会のハイライトのひとつと言えるだろう。 そして、櫛部監督が挙げた通り、終盤区間の柱となったのが大学駅伝初出走の山中秀真(3年)。10位でタスキを受けたが、すぐに9位争いに加わった。 [caption id="attachment_93214" align="alignnone" width="800"]
「RUNSHOT」の継続摂取がトレーニングの継続を実現
この4名の選手たちも大舞台に向けたコンディショニングが成功したからこその好走だったことは言うまでもない。彼らはRUNSHOTが重要な役目を果たしたと異口同音に語る。 「RUNSHOTは故障対策としてポイント練習後には欠かせないアイテムです。また、貧血対策としてコラーゲンの粉末も毎晩の夜に食事と一緒に摂っています」(野村) 「RUNSHOTは継続して摂ることでより効果を実感できます。食事、練習への意識とともに、RUNSHOTを積極的に活用する意識も強く持つようにしています」(山本) 斎藤は高校時代、サプリメントはまったく利用していなかったが、「大学に入って練習の質も量も上がったのに、そこについていけて力を伸ばせているのはRUNSHOTのおかげ。加えて、僕も食事の時に味噌汁に小さじ1杯くらいコラーゲン粉末を入れて飲んでいます。疲労が溜まりやすい体質なのですが、それも軽減されています」と今季の大飛躍の陰にRUNSHOTがあったことを明かす。 [caption id="attachment_93213" align="alignnone" width="800"]
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