2020.06.12
日本陸上界KINGのすべて
十種競技日本記録保持者 右代啓祐選手への 100 Questions!
日本陸上界が誇る「KING」と言えば十種競技の日本記録を持つ右代啓祐選手(国士舘クラブ)。日本人初の8000点超え、2度の五輪出場など、数々の金字塔を打ち立ててきた。33歳 になってもなお進化を遂げる肉体、強靱な精神力、飽くなき探究心。その強さの根源を探るため、事前にSNSを使って質問を大募集し、厳選した100の質問を持って右代選手を直撃した! 数時間に及ぶ取材を終え、「もう僕は丸裸ですよ」と言うほど、すべて答えてくれた右代選手。「KING」の言葉から強くなるヒントを見つけよう!
構成/向永拓史
※ここでは各項目1つのQ&Aを抜粋して掲載します
十種競技についてのQuestion! about Decathlon
Q18 2日間戦った後、体重は何㎏くらい減りますか。
以前は2~3㎏減っていました。ただ、減るということはエネルギーが枯渇している証拠です。今は試合中に水分をたくさん摂り、常に栄養を補給していますので、ほとんど体重は変化しません。
陸上競技全般についてQuestion! about Athletics
Q33 これまでで最も印象に残っている大会はいつですか。
2016年のリオ五輪選考会を兼ねた日本選手権です。大会1週間前に棒高跳の練習でポールが折れて左手を骨折しました。前日の練習で100mを計測すると18秒かかったんです。でも、実際に出場したら12秒21。結局、それで途中棄権となりましたが、出場も難しい中で、自分が行動すれば、関わってくれた人が助けてくれて思いがけない結果が出るのだと思いました。
トレーニングについてQuestion! about Training
Q64 ウエイトトレーニングやコントロールテストなど目安になる数字が知りたいです。
「これくらいはいつでも上げたい=上げられないと不調」という重さとベストを挙げます。
目安 ベスト
ベンチプレス 170㎏ 195㎏
ハイクリーン 150㎏ 165㎏
スナッチ 100㎏ 110㎏
フルスクワット170㎏ 180㎏
コントロールテストはあまりしませんが、ベストは立ち五段跳び16m70、立ち幅跳び3m30、砲丸(7.26㎏)のフロント投げ15m50、バック投げ17m50です。
メンタル面についてQuestion! about Mentality
Q72 試合になると練習でできた動きができなくなります。
試合で失敗はたくさんすればいいんです。大事なのは、失敗のまま終わらせないこと。玄関で石につまずいたら、次の日は避けますよね。陸上でも同じで、失敗をしたら、そこから学び、原因を探し、改善すれば大丈夫。失敗を恐れないでください。
プライベートについてQuestion! about Private
Q95 町中や大学で見かけたら声をかけてもいいですか?
もちろん、うれしいです! 世界大会に出続けることや、テレビに出るようになって、少しずつ認知されるようになってきました。もっと僕のことも知ってもらえて、陸上競技や十種競技の魅力を知ってもらえればと思っています。
最後に聞いてみたいQuestion!
Q100 右代選手にとって陸上競技とは。
陸上競技のお陰で人間形成できました。ケガ、スランプ、普段では経験できないような試練を乗り越えて成長してきました。それがなかったら今の自分もいないし、この年齢までスポーツできていない。陸上競技に本当に感謝しています。かっこつけて言うと、陸上競技は自分そのもの、右代啓祐そのもの。
※すべてのQ&Aは2020年6月12日発売の『月刊陸上競技7月号』をご覧ください。
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日本陸上界KINGのすべて 十種競技日本記録保持者 右代啓祐選手への 100 Questions!
日本陸上界が誇る「KING」と言えば十種競技の日本記録を持つ右代啓祐選手(国士舘クラブ)。日本人初の8000点超え、2度の五輪出場など、数々の金字塔を打ち立ててきた。33歳 になってもなお進化を遂げる肉体、強靱な精神力、飽くなき探究心。その強さの根源を探るため、事前にSNSを使って質問を大募集し、厳選した100の質問を持って右代選手を直撃した! 数時間に及ぶ取材を終え、「もう僕は丸裸ですよ」と言うほど、すべて答えてくれた右代選手。「KING」の言葉から強くなるヒントを見つけよう! 構成/向永拓史 ※ここでは各項目1つのQ&Aを抜粋して掲載します十種競技についてのQuestion! about Decathlon
Q18 2日間戦った後、体重は何㎏くらい減りますか。 以前は2~3㎏減っていました。ただ、減るということはエネルギーが枯渇している証拠です。今は試合中に水分をたくさん摂り、常に栄養を補給していますので、ほとんど体重は変化しません。陸上競技全般についてQuestion! about Athletics
Q33 これまでで最も印象に残っている大会はいつですか。 2016年のリオ五輪選考会を兼ねた日本選手権です。大会1週間前に棒高跳の練習でポールが折れて左手を骨折しました。前日の練習で100mを計測すると18秒かかったんです。でも、実際に出場したら12秒21。結局、それで途中棄権となりましたが、出場も難しい中で、自分が行動すれば、関わってくれた人が助けてくれて思いがけない結果が出るのだと思いました。トレーニングについてQuestion! about Training
Q64 ウエイトトレーニングやコントロールテストなど目安になる数字が知りたいです。 「これくらいはいつでも上げたい=上げられないと不調」という重さとベストを挙げます。 目安 ベスト ベンチプレス 170㎏ 195㎏ ハイクリーン 150㎏ 165㎏ スナッチ 100㎏ 110㎏ フルスクワット170㎏ 180㎏ コントロールテストはあまりしませんが、ベストは立ち五段跳び16m70、立ち幅跳び3m30、砲丸(7.26㎏)のフロント投げ15m50、バック投げ17m50です。メンタル面についてQuestion! about Mentality
Q72 試合になると練習でできた動きができなくなります。 試合で失敗はたくさんすればいいんです。大事なのは、失敗のまま終わらせないこと。玄関で石につまずいたら、次の日は避けますよね。陸上でも同じで、失敗をしたら、そこから学び、原因を探し、改善すれば大丈夫。失敗を恐れないでください。プライベートについてQuestion! about Private
Q95 町中や大学で見かけたら声をかけてもいいですか? もちろん、うれしいです! 世界大会に出続けることや、テレビに出るようになって、少しずつ認知されるようになってきました。もっと僕のことも知ってもらえて、陸上競技や十種競技の魅力を知ってもらえればと思っています。最後に聞いてみたいQuestion!
Q100 右代選手にとって陸上競技とは。 陸上競技のお陰で人間形成できました。ケガ、スランプ、普段では経験できないような試練を乗り越えて成長してきました。それがなかったら今の自分もいないし、この年齢までスポーツできていない。陸上競技に本当に感謝しています。かっこつけて言うと、陸上競技は自分そのもの、右代啓祐そのもの。 ※すべてのQ&Aは2020年6月12日発売の『月刊陸上競技7月号』をご覧ください。
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