2023.01.23
◇第28回全国都道府県男子駅伝(1月22日/広島・平和記念公園前発着:7区間48km)
群馬・塩尻和也(富士通)が得意の3区で快走した。25位でタスキを受け取った塩尻は10人を抜き去り、8.5kmを23分30秒で走破。区間記録にあと4秒と迫る爆走だった。
3区での出走は3度目で、順大3年時の18年に区間2位、4年時の19年に区間賞と相性がいい。「最初の1kmだけ速かったのですが、中間点を過ぎてからもペースを落とさないようにすることを意識して走りました。区間賞は目標にしていたので、取れてうれしいです」。
塩尻は3000m障害で2016年のリオ五輪に出場し、10000mでも27分45秒18のベストを持つ実力者。ただ、通っていた伊勢崎清明高は決して強豪校ではなく、この大会を通じて全国規模の駅伝を経験することができたという。
「全国規模で中学生、高校生、大学生以上が一堂に会するのはこの大会しかありません。高校生の時に初めて出場し、大学、社会人になってもその経験が生きています。同じチームの中高生のためにも、1つでもいい順位で走らせてあげたいと思って走りました」
今年は8月にハンガリー・ブダペストで開催される世界選手権出場を目標に掲げる。「10000mをメインに、チャンスがあれば他の種目でも狙っていきたい」。安芸路での快走を経て、再び世界へと羽ばたけるか。
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