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2023.01.14

編集部コラム「編集者の全国高校駅伝」
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毎週金曜日更新!?

★月陸編集部★

攻め(?)のアンダーハンド
リレーコラム🔥
毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ!
陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいことetc…。
編集スタッフが週替りで綴って行きたいと思います。
暇つぶし程度にご覧ください!

第179回「編集者の全国高校駅伝(井上 敦)

新しい年を迎えて2週間近く経ちますが、どうかよろしくお願いします。

1月14日は本誌2月号の発売です。箱根駅伝や全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)、全日本大学女子選抜駅伝(富士山女子駅伝)、全国高校駅伝、全国中学校駅伝といった駅伝報道のほか、北口榛花選手(JAL)の特集、飯塚翔太選手とディーン元気選手のミズノトラッククラブ所属の同期2人による対談などを盛り込んでいます。

そのうち、年末に行ってきました全国高校駅伝(京都)の2日間を振り返りたいと思います。

例年、レース前日の開会式前に会場入りします。12月24日朝、起きてニュースをチェックすると、愛知、岐阜、滋賀付近は降雪。名古屋は積雪10cmと8年ぶりのふたケタ積雪だったそうです。

その影響で、東海道新幹線は途中で徐行運転。京都市体育館(ハンナリーズアリーナ)内のプレスルーム開設時間(正午)に合わせて到着する予定でしたが、結局、40分ぐらい遅れました。

例年、京都市市民スポーツ会館(京都市体育館の隣)で行われる監督会議(13時~)を前に、各校の監督や全国高体連の先生方にあいさつをしたりしていますが、それもほとんどできませんでした(T_T)

約1時間後、監督会議が終わったタイミングを見計らい、ライターの方々とも手分けをしながら各校の監督に取材を敢行。翌日のオーダーが発表されると、それに合わせてSNSをアップします。

15時からは京都市体育館で開会式。高校駅伝の開会式って気に入っていて、可能な限り毎年見ています。選手入場は数年前になくなりましたが、決戦を翌日に控えた独特の緊張感に、こちらも身が引き締まる重いです。

2021年はコロナ禍で簡素化され、各チーム3名まででしたが、昨年末は2019年までと同じくエントリー選手全員が出席するかたちで行われました。

とは言っても、開会式に見とれている場合ではなく、体育館の客席に座りながら、当サイト用のオーダー決定記事を執筆します。

諸々落ち着いて、会場を後にしたのは17時過ぎ。18時前にホテルに着いてチェックインを済ませ、そのタイミングで東京からやってきた撮影部隊の方々と打ち合わせという流れです。それが終わって夕食。少しだけ京都の夜(ご飯だけ)を堪能しました。

レース当日は5時頃に起床。モーニングコールもセットしていましたが、それよりも早く目が覚めました。

日の出前にはホテルを出発。プレスルームの場所取り(前日場所取りは禁止)があるためです。正直、寝ぼけ気味でテンション低かったけど、阪急京都線の大宮駅で、出身地・新潟の代表校(十日町)のウインドブレーカーを着た選手たちを見て、元気を少し頂戴しました。

早めに並んだ甲斐もあって、場所取りも成功。少し落ち着くと、一度体育館に出て、西京極総合運動公園内をぐるりと周ります。園内は、競技場の周囲に各校がテントを張っています。こちらはどの学校がどこにいるかを把握。レース後の取材をスムーズにするためでもあります。走り終わった選手がそのテントに集まってくるので、そこで取材ができるわけです。

この光景も3年ぶり。コロナ禍以前ほどではありませんが、かつての雰囲気が戻ってきた印象でした。ちなみに、テントがない学校は、前年に続いて競技場に隣接する野球場のスタンド下が待機場所となっていました。

そして、女子のレースがスタート(10時20分)。テレビの生中継を観ながら、その行方を見守ります。後半に入って大方の流れが決まると、取材する担当校を各ライターに割り振ります。アンカーにタスキが渡った時点で、体育館のプレスルームを出て競技場へ。

競技場のフィニッシュラインに近いところで、各校のフィニッシュを見届けます。その後は引き上げる選手についていって取材を敢行。状況によってはライターさんの取材フォローに入ります。

男子(12時30分スタート)も同じように繰り返し。レースが終わった後は閉会式(16時~)の前後を利用して、体育館に集まる選手に追加取材を実施。ライターやカメラマンと確認しながら進めます。

閉会式が終わり、取材も予定通り完了したら、すぐに撤収→離京ではなく、年によっては、優勝チームの宿舎にお邪魔することもあります。今回もそうでした。

それが終わってようやく京都を離れることができます。新幹線の中で休みたいのですが、そうもいきません。ライターに取材メモを送ったり、原稿発注したりといろいろ作業を進めます。

日曜夜の東京行き新幹線は混雑していることが多く、2021年の時は名古屋まで座れませんでした。デッキで立ちながら連絡することもしょっちゅうです。

自宅に着くのは日付が変わるタイミング。そこで一気に疲れが出て、普段は眠りが浅い私も、すんなり寝ることができます。以上が全国高校駅伝の2日間です。

ただ、編集者にとってはまだ終わらず。翌日からページ作りが始まり、校了というフィニッシュへ向かって年末を過ごしました。その成果は発売されたばかりの誌面をご覧ください。よろしくお願いします。

井上 敦(いのうえ あつし)
1978年8月生まれ。新潟市江南区出身。横越中→新潟明訓高→某大学(陸上では有名だが、陸上部に入っていないので匿名)。月刊陸上競技編集部には2015年6月中旬から在籍。中学で陸上部に入部して最初は100mを始めたものの、その年の東京世界選手権でファイナリストとなった高野進選手に憧れて400mに転向。しかし、3年間で個人では県大会に進めなかったうえに、中3秋の駅伝で区間賞獲得やチームの県大会出場でまたまた転向を決意。高校は中距離をメインに、2年時の県新人大会1500mで6位に入ったのが最高成績。

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第179回「編集者の全国高校駅伝(井上 敦)

新しい年を迎えて2週間近く経ちますが、どうかよろしくお願いします。 1月14日は本誌2月号の発売です。箱根駅伝や全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)、全日本大学女子選抜駅伝(富士山女子駅伝)、全国高校駅伝、全国中学校駅伝といった駅伝報道のほか、北口榛花選手(JAL)の特集、飯塚翔太選手とディーン元気選手のミズノトラッククラブ所属の同期2人による対談などを盛り込んでいます。 そのうち、年末に行ってきました全国高校駅伝(京都)の2日間を振り返りたいと思います。 例年、レース前日の開会式前に会場入りします。12月24日朝、起きてニュースをチェックすると、愛知、岐阜、滋賀付近は降雪。名古屋は積雪10cmと8年ぶりのふたケタ積雪だったそうです。 その影響で、東海道新幹線は途中で徐行運転。京都市体育館(ハンナリーズアリーナ)内のプレスルーム開設時間(正午)に合わせて到着する予定でしたが、結局、40分ぐらい遅れました。 例年、京都市市民スポーツ会館(京都市体育館の隣)で行われる監督会議(13時~)を前に、各校の監督や全国高体連の先生方にあいさつをしたりしていますが、それもほとんどできませんでした(T_T) 約1時間後、監督会議が終わったタイミングを見計らい、ライターの方々とも手分けをしながら各校の監督に取材を敢行。翌日のオーダーが発表されると、それに合わせてSNSをアップします。 15時からは京都市体育館で開会式。高校駅伝の開会式って気に入っていて、可能な限り毎年見ています。選手入場は数年前になくなりましたが、決戦を翌日に控えた独特の緊張感に、こちらも身が引き締まる重いです。 2021年はコロナ禍で簡素化され、各チーム3名まででしたが、昨年末は2019年までと同じくエントリー選手全員が出席するかたちで行われました。 とは言っても、開会式に見とれている場合ではなく、体育館の客席に座りながら、当サイト用のオーダー決定記事を執筆します。 諸々落ち着いて、会場を後にしたのは17時過ぎ。18時前にホテルに着いてチェックインを済ませ、そのタイミングで東京からやってきた撮影部隊の方々と打ち合わせという流れです。それが終わって夕食。少しだけ京都の夜(ご飯だけ)を堪能しました。 レース当日は5時頃に起床。モーニングコールもセットしていましたが、それよりも早く目が覚めました。 日の出前にはホテルを出発。プレスルームの場所取り(前日場所取りは禁止)があるためです。正直、寝ぼけ気味でテンション低かったけど、阪急京都線の大宮駅で、出身地・新潟の代表校(十日町)のウインドブレーカーを着た選手たちを見て、元気を少し頂戴しました。 早めに並んだ甲斐もあって、場所取りも成功。少し落ち着くと、一度体育館に出て、西京極総合運動公園内をぐるりと周ります。園内は、競技場の周囲に各校がテントを張っています。こちらはどの学校がどこにいるかを把握。レース後の取材をスムーズにするためでもあります。走り終わった選手がそのテントに集まってくるので、そこで取材ができるわけです。 この光景も3年ぶり。コロナ禍以前ほどではありませんが、かつての雰囲気が戻ってきた印象でした。ちなみに、テントがない学校は、前年に続いて競技場に隣接する野球場のスタンド下が待機場所となっていました。 そして、女子のレースがスタート(10時20分)。テレビの生中継を観ながら、その行方を見守ります。後半に入って大方の流れが決まると、取材する担当校を各ライターに割り振ります。アンカーにタスキが渡った時点で、体育館のプレスルームを出て競技場へ。 競技場のフィニッシュラインに近いところで、各校のフィニッシュを見届けます。その後は引き上げる選手についていって取材を敢行。状況によってはライターさんの取材フォローに入ります。 男子(12時30分スタート)も同じように繰り返し。レースが終わった後は閉会式(16時~)の前後を利用して、体育館に集まる選手に追加取材を実施。ライターやカメラマンと確認しながら進めます。 閉会式が終わり、取材も予定通り完了したら、すぐに撤収→離京ではなく、年によっては、優勝チームの宿舎にお邪魔することもあります。今回もそうでした。 それが終わってようやく京都を離れることができます。新幹線の中で休みたいのですが、そうもいきません。ライターに取材メモを送ったり、原稿発注したりといろいろ作業を進めます。 日曜夜の東京行き新幹線は混雑していることが多く、2021年の時は名古屋まで座れませんでした。デッキで立ちながら連絡することもしょっちゅうです。 自宅に着くのは日付が変わるタイミング。そこで一気に疲れが出て、普段は眠りが浅い私も、すんなり寝ることができます。以上が全国高校駅伝の2日間です。 ただ、編集者にとってはまだ終わらず。翌日からページ作りが始まり、校了というフィニッシュへ向かって年末を過ごしました。その成果は発売されたばかりの誌面をご覧ください。よろしくお願いします。
井上 敦(いのうえ あつし) 1978年8月生まれ。新潟市江南区出身。横越中→新潟明訓高→某大学(陸上では有名だが、陸上部に入っていないので匿名)。月刊陸上競技編集部には2015年6月中旬から在籍。中学で陸上部に入部して最初は100mを始めたものの、その年の東京世界選手権でファイナリストとなった高野進選手に憧れて400mに転向。しかし、3年間で個人では県大会に進めなかったうえに、中3秋の駅伝で区間賞獲得やチームの県大会出場でまたまた転向を決意。高校は中距離をメインに、2年時の県新人大会1500mで6位に入ったのが最高成績。
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編集部コラム第178回「スーパースターの涙」(向永) 編集部コラム第177回「2022年もありがとうございました!」(小川) 編集部コラム第176回「憧れの舞台」(船越) 編集部コラム第175回「当たり前の差」(松永) 編集部コラム第174回「2022年に誕生した新記録」(大久保) 編集部コラム第173回「都大路まであと1ヵ月」(井上) 編集部コラム第172回「走高跳・万能説?」(向永) 編集部コラム第171回「2022年ラスト」(小川) 編集部コラム第170回「慣れ」(船越) 編集部コラム第169回「4週連続ビッグゲーム!10月の取材記」(松永) 編集部コラム第168回「マラソン世界記録 VS 高校駅伝最高記録」(大久保) 編集部コラム第167回「国立競技場で走ったよ」(井上) 編集部コラム第165回「チームげつりく、国立を走る!!」(船越) 編集部コラム第164回「まさか自分が・・・の話」(船越) 編集部コラム第163回「大学駅伝最も輝かしい〝黄金時代〟を築いたのはどの大学」(松永) 編集部コラム第162回「高校駅伝 47都道府県予選 大会記録」(大久保) 編集部コラム第161回「徳島インターハイの個人的感想」(井上) 編集部コラム第160回「指導者の意図」(山本) 編集部コラム第158回「痛恨の……アゲイン」(小川) 編集部コラム第157回「憧れの場所」(船越) 編集部コラム第156回「テレビの前で大興奮!」(松尾) 編集部コラム第155回「伸びしろなんて誰にもわからない」(松永) 編集部コラム第154回「プレイバック 91年東京世界選手権」(大久保) 編集部コラム第153回「ペン・カメ」(井上) 編集部コラム第152回「五輪選手の育て方」(山本) 編集部コラム第151回「いざ、陸上の聖地へ!」(向永) 編集部コラム第150回「8月号の発売日は7月12日です!」(小川) 編集部コラム第149回「表彰式」(船越) 編集部コラム第148回「陸上ってチームスポーツ!」(松尾) 編集部コラム第147回「激アツ!青春!インターハイ!!」(松永) 編集部コラム第146回「陸上世界選手権ヒストリー」(大久保) 編集部コラム第145回「100m→400m→1500m」(井上) 編集部コラム第144回「自分の限界はどこにある?」(山本) 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