2022.12.17
山梨学院大学 ~ 4年生を軸にチーム一丸
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チーム一丸となって正月決戦に挑む山梨学院大学。左から島津裕太、篠原楓、木山達哉、小野寺陣
山梨学院大学は正月の駅伝でなかなか上位に進出できずにいるが、今季は木山達哉ら4年生が安定し、勢いのある2年生からの突き上げもある。さらに、ボニフェス・ムルア(4年)とジェームス・ムトゥク(1年)の留学生コンビも好調で、チームの状態は上向いている。
となると、中間層が上位進出へのカギを握る。その1人が島津裕太(3年)だ。1年目から駅伝に出場し、昨年度はさらなる躍進が期待されたが、秋に左大腿骨を疲労骨折し、正月に間に合わなかった。
そんな苦い経験を味わった島津は、今季はシューズを見直した。「履いた瞬間に自分にフィットして、『これだ』と思うものを履きなさい、ファーストインスピレーションを大事にしなさい、と。また、走ってみて、マメができたり、不都合な部分が出てきたら、次を考えなさい、と言っています」というのが飯島理彰駅伝監督のシューズ選択に対する方針。島津は、アシックスのMETASPEEDシリーズの各モデルを試した上で、今年5月からはMETASPEED SKY+を着用している。「METASPEEDシリーズは履き比べができるし、駅伝などでは各自のタイプやコースに合わせてシューズが選べるのがいいですね。METASPEED SKY+は、他メーカーのシューズよりも硬めで反発が強いという印象でした。フィット感も良いですし、脚が後半までもつ。今季は順調で、ケガもなくトレーニングをこなせています」
島津の調子は上向きで、11月には10000mで自己ベストを更新。1年時以来となる駅伝出場に意欲をたぎらせている。
チームの主軸である木山は、厚底シューズを使いこなすためにセルフケアを徹底。また、補強トレーニングでは上半身を中心に鍛えてきた。その甲斐もあってケガなく練習を継続でき、めきめきと力を付けてきた。また、昨年度からMETASPEEDシリーズを履くようになって、レース終盤の落ち込みもだいぶ解消された。「30 ㎞ 走の時に初めてMETASPEEDSKYを履いたのですが、後半までしっかり脚が残っていました。軽い力で走れるし、反発があって楽に走れるなという印象です。今はMETASPEED SKY+を履いています。自分はピッチ走法ですが、速いリズムの練習でこのシューズを履くと自分のピッチに合う。ピッチ走法でも、母趾球でしっかり蹴って良いリズムで走れる人は、METASPEED SKY+が合うと思います」
木山は自分の走り方を理解した上でMETASPEED SKY+を勝負シューズに選んでいる。11月上旬に10000mで28分36秒42の自己新をマークして絶好調をキープ。正月の駅伝では前回と同じ1区を希望している。「10番以内でタスキを渡して、チームを良い流れに乗せたい。今回もハイペースになることは覚悟している」と、スターターとしての役割をきっちりと果たす覚悟だ。
チームは、正月決戦に向けた最終合宿では、過去のデータと比較するためにカーボンプレートが搭載した厚底シューズを禁止しているという。その分、レース本番ではシューズの性能を存分に引き出し、各選手が力を一気に解放する。正月の駅伝では爆発力のある走りを見せてくれそうだ。
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山梨学院大の日本人エース・木山はMETASPEED SKY+を愛用
Athlete’s Voice ※個人の感想です
木山 達哉(4年)
METASPEED SKY+を愛用
10000 m 28 分36 秒42
「SKY からSKY +に履き替えた時は、今まで以上に前足部のほうで反発を感じました。ソールがしっかりしていて安定感もあり、履きやすい。後半までしっかり脚がもつ感覚があります」
小野寺 陣(4年)
METASPEED SKY+を愛用
10000 m 29 分22 秒34
「他のメーカーの厚底シューズよりもスムーズに走れるというか、うまく脚を回転させられる感覚があります。反発もかなりあって、前に進む感覚は、どのシューズよりも優れていると思います」
篠原 楓(4年)
METASPEED SKY+を愛用
10000 m 29 分26 秒37
「SKY からSKY +に履き替えたのですが、反発もクッション性も高くなり、自然とストライドが伸びる感覚がありました。脚の回転も速くなりました。自分の走りに合っています」
島津 裕太(3年)
METASPEED SKY+を愛用
10000 m 29 分22 秒20
「左大腿骨の疲労骨折をきっかけに、他メーカーからSKY +に移行しました。最初に足を入れた時は、ソールが硬めで、反発が強いという印象でした。フィット感が良く、後半まで脚がもちます」
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現在発売されている「METASPEEDシリーズ」はストライド型ランナーに適した初代「METASPEED SKY」(手前左)、さらに反発性を高めた「METASPEED SKY+」(手前右)、ピッチ型ランナーに適した「METASPEED EDGE+」(奥)の3タイプ。それぞれのランナーが好みに合わせて選択できるのが魅力だ
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帝京大学 ~ 6年連続シード権獲得を!!
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Athlete’s Voice ※個人の感想です 西脇 翔太(3年) METASPEED SKY+を愛用 ハーフマラソン 1時間2 分25 秒 「キロ2分40 秒のハイペースでもSKY +を履いて走っていますが、前半突っ込んでも、クッション性が高いので、後半も脚が前に進む感覚があります。キロ3分を心地良く走れます
末次 海斗(3年) METASPEED SKY を愛用ハーフマラソン1時間3 分59 秒「自分の走りは足の裏全体を使っていくのが特徴で、SKY を履くと推進力が加わる感じがあります。走っていて安定感がありますし、正月の駅伝では順位を1つでも上げられる走りをしたいです」
小林 大晟(2年) METASPEED SKY を愛用 10000 m 28 分43 秒71 「他メーカーの厚底シューズを履いたこともありましたが、自分には反発が強すぎました。初代SKY は反発が強すぎないので、後半になってもよりスムーズに推進力が出やすいと感じます」
山中 博生(2年) METASPEED SKYからMETASPEED SKY+へ移行中 10000 m 29 分20 秒51 「SKY は、力をあまり加えなくても勝手に進む感覚があり、スピードもしっかり出せます。キロ2分50秒から55秒でしっかりと走れる感覚があります。SKYを履くようになって故障も格段に減りました」
藤本 雄大(1年) METASPEED SKY を愛用 10000 m 29 分33 秒24 「ハーフマラソンでSKY を履いたときにペースをずっと維持できましたし、反発のもらい方や、ピッチやストライドなど、最初から最後まで感覚的に変わらずに走ることができました」
山梨学院大学 ~ 4年生を軸にチーム一丸
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Athlete’s Voice ※個人の感想です 木山 達哉(4年) METASPEED SKY+を愛用 10000 m 28 分36 秒42 「SKY からSKY +に履き替えた時は、今まで以上に前足部のほうで反発を感じました。ソールがしっかりしていて安定感もあり、履きやすい。後半までしっかり脚がもつ感覚があります」
小野寺 陣(4年) METASPEED SKY+を愛用 10000 m 29 分22 秒34 「他のメーカーの厚底シューズよりもスムーズに走れるというか、うまく脚を回転させられる感覚があります。反発もかなりあって、前に進む感覚は、どのシューズよりも優れていると思います」
篠原 楓(4年) METASPEED SKY+を愛用 10000 m 29 分26 秒37 「SKY からSKY +に履き替えたのですが、反発もクッション性も高くなり、自然とストライドが伸びる感覚がありました。脚の回転も速くなりました。自分の走りに合っています」
島津 裕太(3年) METASPEED SKY+を愛用 10000 m 29 分22 秒20 「左大腿骨の疲労骨折をきっかけに、他メーカーからSKY +に移行しました。最初に足を入れた時は、ソールが硬めで、反発が強いという印象でした。フィット感が良く、後半まで脚がもちます」
[caption id="attachment_88625" align="alignnone" width="800"]
専修大学 ~ 古豪復活への狼煙を上げろ!!
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Athlete’s Voice ※個人の感想です 冨永 裕憂(4年) METASPEED EDGE+を愛用 10000 m 29 分41秒22 「自分はかかと接地のピッチ走法で、他メーカーの厚 底シューズが合わなかったためEDGE +を選びまし た。自分のリズムで押していく走りにハマります。脚 が無理しない感覚があります」
木村 暁仁(3年) METASPEED SKY+を愛用 ハーフマラソン 1時間2 分32 秒 「SKY +は大学駅伝のベースであるキロ2 分55 秒前後のペースに対応してくれる感覚があります。自分の〝弾む走り〟にも合っていて、ハーフマラソンの距離で勝負するなら、この1足です」
水谷 勇登(3年) METASPEED SKY+を愛用 ハーフマラソン 1時間4 分26 秒 「初代SKY からSKY +に履き替えました。反発力がさらに増した感覚があって、その分、スピードの余裕が出た。反発が前方への推進力になるので、後半も脚への負担が少なく感じられます」
野下 稜平(3年) METASPEED SKY を愛用 ハーフマラソン 1時間4 分34 秒 「中学からアシックスを履いていたので、METASPEEDが発売されてすぐに履き始めました。SKYは、しっかり厚底として機能を果たしていてスピードも出ますし、ある程度のペースで押していけます」
山城 弘弐(3年) METASPEED SKY+を愛用 ハーフマラソン 1時間5 分35 秒 「初めて履いた厚底シューズが初代SKY だったので、踏み込んだだけで跳ね返ってくる反発力やクッション性に驚きました。今はSKY +ですが、区間によってはSKY を選ぶかも。選択できるのがいいですね」
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