2022.12.11
山本有真は涙、男子は坂東と吉田がそれぞれトップ
日本人3番手の樺沢和佳奈(資生堂)が15分24秒79の自己新。10月の国体で廣中を抑えて優勝し、全日本学生女子駅伝でも3区で区間賞を獲得しチームの6連覇に貢献した山本有真(名城大)も出場。学生最後のトラックレースで学生記録(15分13秒09)の更新に挑むも、15分25秒92の8位で「プレッシャーに負けて思ったようなレースができなかった」と目を潤ませた。
序盤は先頭集団でレースを進めた山本が、2500m過ぎに遅れてしまう。それでも「満足のいく結果ではありませんでしたが、田中さんや廣中さんなど同世代の世界を相手に戦う選手の背中を追えたことはいい経験になりました」と、世界との距離感を心に刻んで今後の成長を誓った。年末には富士山女子駅伝が控える。
女子10000mはオレゴン世界選手権代表の五島莉乃(資生堂)が31分22秒38で貫禄のトップ。7000m過ぎにペースメーカーが外れて以降、自己ベスト(31分10秒02)の更新を目指してペースを上げたが届かず。11月の全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝)では優勝に貢献してMVPを獲得。上り調子だっただけに「練習もしっかり積め、昨年以上に力はついていると感じていたので残念」と唇を噛んだ。それでもシーズンベストで激動の1年を締めくくって成長の証を刻んだ。
富士通勢の争いとなった男子5000mは東京五輪代表の坂東悠汰が13分25秒16で浦野雄平を振り切りトップ。10000mは、この春から5000m世界選手権代表の遠藤日向の練習パートナーを務めている吉田圭太(住友電工)が28分13秒34の自己新で優勝。目標の27分台には僅かに届かったものの、ようやく不調から脱し「27分50秒ぐらいはいける感覚があった。やっとレース感覚も戻りつつあるので、今後も1レース1レースしっかり結果を残せるように頑張ります」と力強く抱負を話した。
文/花木 雫
山本有真は涙、男子は坂東と吉田がそれぞれトップ
日本人3番手の樺沢和佳奈(資生堂)が15分24秒79の自己新。10月の国体で廣中を抑えて優勝し、全日本学生女子駅伝でも3区で区間賞を獲得しチームの6連覇に貢献した山本有真(名城大)も出場。学生最後のトラックレースで学生記録(15分13秒09)の更新に挑むも、15分25秒92の8位で「プレッシャーに負けて思ったようなレースができなかった」と目を潤ませた。 序盤は先頭集団でレースを進めた山本が、2500m過ぎに遅れてしまう。それでも「満足のいく結果ではありませんでしたが、田中さんや廣中さんなど同世代の世界を相手に戦う選手の背中を追えたことはいい経験になりました」と、世界との距離感を心に刻んで今後の成長を誓った。年末には富士山女子駅伝が控える。 女子10000mはオレゴン世界選手権代表の五島莉乃(資生堂)が31分22秒38で貫禄のトップ。7000m過ぎにペースメーカーが外れて以降、自己ベスト(31分10秒02)の更新を目指してペースを上げたが届かず。11月の全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝)では優勝に貢献してMVPを獲得。上り調子だっただけに「練習もしっかり積め、昨年以上に力はついていると感じていたので残念」と唇を噛んだ。それでもシーズンベストで激動の1年を締めくくって成長の証を刻んだ。 富士通勢の争いとなった男子5000mは東京五輪代表の坂東悠汰が13分25秒16で浦野雄平を振り切りトップ。10000mは、この春から5000m世界選手権代表の遠藤日向の練習パートナーを務めている吉田圭太(住友電工)が28分13秒34の自己新で優勝。目標の27分台には僅かに届かったものの、ようやく不調から脱し「27分50秒ぐらいはいける感覚があった。やっとレース感覚も戻りつつあるので、今後も1レース1レースしっかり結果を残せるように頑張ります」と力強く抱負を話した。 文/花木 雫
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.03.26
-
2025.03.26
2025.03.23
女子は長野東が7年ぶりの地元V アンカー・田畑陽菜が薫英女学院を逆転/春の高校伊那駅伝
-
2025.03.25
-
2025.03.21
2025.03.02
初挑戦の青学大・太田蒼生は途中棄権 果敢に先頭集団に挑戦/東京マラソン
2025.03.02
太田蒼生は低体温症と低血糖で途中棄権 「世界のレベルを知れて良い経験」/東京マラソン
-
2025.03.23
-
2025.03.19
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.03.27
篠原倖太朗がOnとアスリート契約 4月より富士通に加入し、Onアスリートとして世界挑戦がスタート!
スイスのスポーツブランド「On (オン)」は、今年の1月より屋外5000mの日本人学生最高記録、ハーフマラソンの日本学生記録保持者である篠原倖太朗とのアスリート契約を結んだ。4月より名門実業団チームである富士通に加入し、 […]
2025.03.26
日本陸連が暑熱環境下の大会について対応検討 今年は日本選手権、インターハイなど「WBGT31度」目安に「踏み込んだ対策を」
日本陸連は3月26日に行われた理事会で、暑熱環境下における大会運営に対しての考えを示した。 日本陸連の田﨑博道専務理事は、最近の気候変動の大きさに触れたうえで、特に夏の競技会について「暑熱環境下で競技をすることの危険性は […]
2025.03.26
日本選手権の大会要項と競技実施日が発表! 男子100mは初日に予選、準決勝 2日目に決勝 女子やり投は1日目に実施
25年日本選手権の競技実施日 ●第1日目7月4日(金) 男子:100m予選・準決勝、400m予備予選、800m予選、5000m予選、110mH予選・準決勝、3000mSC決勝、走高跳、円盤投 女子:100m予選・準決勝、 […]
Latest Issue
最新号

2025年4月号 (3月14日発売)
別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報