HOME 中学

2022.11.21

兵庫は昨年女子全国Vの稲美、新妻兄弟率いる平岡が制す 都道府県大会が終了し、全代表校決まる/中学駅伝
兵庫は昨年女子全国Vの稲美、新妻兄弟率いる平岡が制す 都道府県大会が終了し、全代表校決まる/中学駅伝

12月に行われる第30回全国中学校駅伝の出場権を懸けた中学駅伝の県大会が、11月18日から20日にかけて7県で行われた。

18日の岡山では男女ともに京山が優勝。男子は2年連続2回目、女子は大会新記録での初優勝で全国行きを決めた。男子の京山は1区の鶴藤健琉(2年)が2位と好発進すると、2区の山本優太(3年)でトップに立ち、その後は首位独走。4区の福原圭人(3年)、5区の長原武琉(2年)がともに区間賞を獲得し、59分57秒で優勝を果たした。女子も1区2位から、2区の南和奏(1年)が7分29秒の区間新記録をマーク。この区間で1位に浮上すると、4区宮永愛美(1年)も区間新でリードを広げて、45分51秒で歓喜のゴールテープを切った。

同日に行われた滋賀の男子は信楽、女子は甲西北が優勝。開催地枠として2位に入った、男子の甲賀、女子の水口東も全国出場権を手にした。

19日は兵庫、山口、沖縄で代表校が決定。兵庫は豊岡市日高町奥神鍋周辺コースで行われ、男子は平岡が初優勝、女子は昨年全国大会優勝の稲美が2年連続3回目の全国出場を決めた。

平岡は全中000m2位の新妻遼己(3年)と双子の弟で同4位の新妻昂己の2人が激走を見せた。3区に入った新妻昂己が16位でタスキを受けると、3.2kmのコースを9分26秒と区間新の快走を見せて3位に浮上。5区で2位まで順位を上げ、最終6区の新妻遼己も区間記録を上回る走りで逆転し、59分42秒で優勝した。女子の稲美は1区2位でスタートし、2区の湊友希(3年)で首位交代。4区・長野紗弥(2年)、5区・吉川陽菜(3年)も区間賞で続き、全区間で区間2位以内の安定した走りを見せ、43分05秒で2年連続Vを達成した。

山口の男子は国府が2年連続2回目、女子は高川学園が42分51秒で2年ぶり4回目の頂点に立った。国府は1区の大濵康瑛(3年)が区間1位でスタートすると、その後は首位を譲らず4区の尾崎優(2年)、5区の中原淳太(3年)の区間賞を含め全区間で3位以内と強さを見せた。女子の高川学園も1区のエース・金子瑛怜(3年)が全中1500m2位の実力を発揮して、2位に18秒差をつけて発進すると、3区の植野小梅(3年)、4区の岡田桃佳(3年)も区間賞で後続との差を広げ、2位に1分01秒差をつけて快勝した。

広告の下にコンテンツが続きます

今年の中学駅伝都道府県大会は11月20日の三重、愛媛ですべて大会が終了し、全出場校が決定。男女あわせて36チームが初出場を決めたほか、三重の三雲など13校が男女そろっての代表校となった。

全国中学校駅伝は来月18日、滋賀県野洲市、湖南市と竜王町にまたがる希望が丘文化公園特設コースで行われる。

12月に行われる第30回全国中学校駅伝の出場権を懸けた中学駅伝の県大会が、11月18日から20日にかけて7県で行われた。 18日の岡山では男女ともに京山が優勝。男子は2年連続2回目、女子は大会新記録での初優勝で全国行きを決めた。男子の京山は1区の鶴藤健琉(2年)が2位と好発進すると、2区の山本優太(3年)でトップに立ち、その後は首位独走。4区の福原圭人(3年)、5区の長原武琉(2年)がともに区間賞を獲得し、59分57秒で優勝を果たした。女子も1区2位から、2区の南和奏(1年)が7分29秒の区間新記録をマーク。この区間で1位に浮上すると、4区宮永愛美(1年)も区間新でリードを広げて、45分51秒で歓喜のゴールテープを切った。 同日に行われた滋賀の男子は信楽、女子は甲西北が優勝。開催地枠として2位に入った、男子の甲賀、女子の水口東も全国出場権を手にした。 19日は兵庫、山口、沖縄で代表校が決定。兵庫は豊岡市日高町奥神鍋周辺コースで行われ、男子は平岡が初優勝、女子は昨年全国大会優勝の稲美が2年連続3回目の全国出場を決めた。 平岡は全中000m2位の新妻遼己(3年)と双子の弟で同4位の新妻昂己の2人が激走を見せた。3区に入った新妻昂己が16位でタスキを受けると、3.2kmのコースを9分26秒と区間新の快走を見せて3位に浮上。5区で2位まで順位を上げ、最終6区の新妻遼己も区間記録を上回る走りで逆転し、59分42秒で優勝した。女子の稲美は1区2位でスタートし、2区の湊友希(3年)で首位交代。4区・長野紗弥(2年)、5区・吉川陽菜(3年)も区間賞で続き、全区間で区間2位以内の安定した走りを見せ、43分05秒で2年連続Vを達成した。 山口の男子は国府が2年連続2回目、女子は高川学園が42分51秒で2年ぶり4回目の頂点に立った。国府は1区の大濵康瑛(3年)が区間1位でスタートすると、その後は首位を譲らず4区の尾崎優(2年)、5区の中原淳太(3年)の区間賞を含め全区間で3位以内と強さを見せた。女子の高川学園も1区のエース・金子瑛怜(3年)が全中1500m2位の実力を発揮して、2位に18秒差をつけて発進すると、3区の植野小梅(3年)、4区の岡田桃佳(3年)も区間賞で後続との差を広げ、2位に1分01秒差をつけて快勝した。 今年の中学駅伝都道府県大会は11月20日の三重、愛媛ですべて大会が終了し、全出場校が決定。男女あわせて36チームが初出場を決めたほか、三重の三雲など13校が男女そろっての代表校となった。 全国中学校駅伝は来月18日、滋賀県野洲市、湖南市と竜王町にまたがる希望が丘文化公園特設コースで行われる。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.03.31

SUBARUの真船恭輔が現役引退「本当に楽しい陸上人生」小山司、小林光二コーチも社業に専念

SUBARUは3月31日付で引退選手と退部者を発表した。 真船恭輔、小山司の2名が現役を引退する。真船は1997年生まれの27歳。学法石川高(福島)時代には2年連続で全国高校駅伝に出場。相澤晃(旭化成)、阿部弘輝(住友電 […]

NEWS 【世界陸上プレイバック】―91年東京―国立競技場がルイスに熱狂!マラソン谷口が殊勲の金メダル

2025.03.31

【世界陸上プレイバック】―91年東京―国立競技場がルイスに熱狂!マラソン谷口が殊勲の金メダル

今年9月、陸上の世界選手権(世界陸上)が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。 これ […]

NEWS 京セラの白井明衣が引退 22年にはプリンセス駅伝に出走

2025.03.31

京セラの白井明衣が引退 22年にはプリンセス駅伝に出走

京セラの白井明衣が、3月23日に行われた鹿児島県実業団陸上競技記録会の女子3000mに出場。このレースをもって競技生活を引退することが公式Instagramで伝えられた。 白井は山口・中村女高を卒業後、2020年より京セ […]

NEWS NDソフト ニューイヤー駅伝出場の大倉秀太とケニアと2拠点活動の鈴木太基が退部

2025.03.31

NDソフト ニューイヤー駅伝出場の大倉秀太とケニアと2拠点活動の鈴木太基が退部

NDソフトは2024年度で大倉秀太、鈴木太基の2選手が退部すると発表した。 鈴木は愛知・豊川工高を経て大東大に進学。4年時には全日本大学駅伝で7区4位、箱根駅伝7区9位と3大駅伝に出走している。卒業後はラフィネで活動し、 […]

NEWS 【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第55回「努力でコンパスを大きくする~マラソン強化のDNAを引き継ぐ~」

2025.03.31

【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第55回「努力でコンパスを大きくする~マラソン強化のDNAを引き継ぐ~」

山梨学大の上田誠仁顧問の月陸Online特別連載コラム。これまでの経験や感じたこと、想いなど、心のままに綴っていただきます! 第55回「努力でコンパスを大きくする~マラソン強化のDNAを引き継ぐ~」 彼はゴール後のインタ […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報

page top