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2022.11.14

京都は今年も男女ともに桂が全国へ 熊本の下益城城南は20年ぶりに県大会制覇/中学駅伝
京都は今年も男女ともに桂が全国へ 熊本の下益城城南は20年ぶりに県大会制覇/中学駅伝

12月18日に行われる第30回全国中学校駅伝(滋賀・野洲)の出場権を懸けた中学駅伝の県大会が11月10日から13日にかけて各地で行われた。

10日の石川は男女で中能登が制し、ともに2年連続3回目の出場を果たした。昨年の全国中学校駅伝3位の男子は、1区でトップから5秒差の3位発進。2区以降追い上げると、5区酒井琉史(1年)が区間賞の走りでトップに立ち、6区の伊駒快介(3年)も区間賞で後続との差を広げて58分03秒で優勝した。女子は2区で首位に立つと、以降は区間トップのリレーで独走態勢を築き、44分03秒と2位に2分23秒差をつけて圧勝した。

11日に行われた熊本では、男子の下益城城南が本渡とのデッドヒートを制して20年ぶり4回目の優勝を飾った。序盤は本渡が1区区間賞から先手を取り、先頭を牽引する展開に。下益城城南は3区の山口真和(3年)、4区の山川竜臣(2年)が連続区間賞で追い上げ、本渡と同タイムで5区へ中継した。5区では本渡がリードを奪ったが、最終6区では下益城城南の坂井咲太郎(3年)が区間賞の走りで再逆転を果たし、1時間1分52秒で優勝のゴールテープを切った。本渡は2秒差で僅かに優勝に届かなかった。女子は託麻が1区4位から、2区嶋本はな乃(2年)が区間賞の走りで差を詰め、3区で首位に立つ。4区川上莉歩(1年)も区間トップでつなぎ、そのまま逃げ切った。昨年、全国2位の山鹿が27秒差で2位だった。

12日は8都府県で熱戦が繰り広げられ、群馬では男子は前橋六が2年連続2回目、女子は前橋七が5年ぶり2回目の優勝を飾っている。前橋六は1区で1位から22秒差でスタートし、4区伊藤寛人(3年)の区間賞で首位に立つと、5区飯塚建太(3年)も区間賞でリードを拡大。6区でもその差を守りきりった。女子の前橋七は4区終了時点で2位だったが、5区の林美希(2年)が区間賞で猛追して逆転。2位の荒尾に22秒差をつける40分29秒で優勝を果たした。

東京では男子があきる野西、女子が足立十一がともに2年連続3回目の出場を決めた。あきる野西は最終6区で全中3000m出場の寺内頼(3年)が逆転して優勝。昨年の全国8位の足立十一は1区から4区までの連続区間賞で独走態勢を築き、2位に32秒差の42分56秒で優勝を果たした。

13日は5府県で予選が開催。京都では男女ともに全国優勝実績を持つ桂がトップでフィニッシュし、男子は2年連続6回目、女子は2年連続7回目の全国大会出場を決めている。

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静岡の男子は、1区8位でスタートした浜松開誠館が徐々に順位を上げ、4区でトップに浮上。浜松南部の猛追を振り切り、58分03秒でフィニッシュテープを切った。女子は細江が4区終了時点で2位だったものの、アンカーで全中1500m3位の大谷芽以が区間賞の力走で逆転した。男女ともに県大会の優勝は2年ぶり2回目だが、2年前はコロナ禍で全国大会が中止となったため、初の全国大会に挑む。

中学駅伝の都府県大会は11月20日まで行われ、男女の優勝校(開催地の滋賀は2位まで)が全国大会に出場する。14日には宮崎で県大会が開催される。

12月18日に行われる第30回全国中学校駅伝(滋賀・野洲)の出場権を懸けた中学駅伝の県大会が11月10日から13日にかけて各地で行われた。 10日の石川は男女で中能登が制し、ともに2年連続3回目の出場を果たした。昨年の全国中学校駅伝3位の男子は、1区でトップから5秒差の3位発進。2区以降追い上げると、5区酒井琉史(1年)が区間賞の走りでトップに立ち、6区の伊駒快介(3年)も区間賞で後続との差を広げて58分03秒で優勝した。女子は2区で首位に立つと、以降は区間トップのリレーで独走態勢を築き、44分03秒と2位に2分23秒差をつけて圧勝した。 11日に行われた熊本では、男子の下益城城南が本渡とのデッドヒートを制して20年ぶり4回目の優勝を飾った。序盤は本渡が1区区間賞から先手を取り、先頭を牽引する展開に。下益城城南は3区の山口真和(3年)、4区の山川竜臣(2年)が連続区間賞で追い上げ、本渡と同タイムで5区へ中継した。5区では本渡がリードを奪ったが、最終6区では下益城城南の坂井咲太郎(3年)が区間賞の走りで再逆転を果たし、1時間1分52秒で優勝のゴールテープを切った。本渡は2秒差で僅かに優勝に届かなかった。女子は託麻が1区4位から、2区嶋本はな乃(2年)が区間賞の走りで差を詰め、3区で首位に立つ。4区川上莉歩(1年)も区間トップでつなぎ、そのまま逃げ切った。昨年、全国2位の山鹿が27秒差で2位だった。 12日は8都府県で熱戦が繰り広げられ、群馬では男子は前橋六が2年連続2回目、女子は前橋七が5年ぶり2回目の優勝を飾っている。前橋六は1区で1位から22秒差でスタートし、4区伊藤寛人(3年)の区間賞で首位に立つと、5区飯塚建太(3年)も区間賞でリードを拡大。6区でもその差を守りきりった。女子の前橋七は4区終了時点で2位だったが、5区の林美希(2年)が区間賞で猛追して逆転。2位の荒尾に22秒差をつける40分29秒で優勝を果たした。 東京では男子があきる野西、女子が足立十一がともに2年連続3回目の出場を決めた。あきる野西は最終6区で全中3000m出場の寺内頼(3年)が逆転して優勝。昨年の全国8位の足立十一は1区から4区までの連続区間賞で独走態勢を築き、2位に32秒差の42分56秒で優勝を果たした。 13日は5府県で予選が開催。京都では男女ともに全国優勝実績を持つ桂がトップでフィニッシュし、男子は2年連続6回目、女子は2年連続7回目の全国大会出場を決めている。 静岡の男子は、1区8位でスタートした浜松開誠館が徐々に順位を上げ、4区でトップに浮上。浜松南部の猛追を振り切り、58分03秒でフィニッシュテープを切った。女子は細江が4区終了時点で2位だったものの、アンカーで全中1500m3位の大谷芽以が区間賞の力走で逆転した。男女ともに県大会の優勝は2年ぶり2回目だが、2年前はコロナ禍で全国大会が中止となったため、初の全国大会に挑む。 中学駅伝の都府県大会は11月20日まで行われ、男女の優勝校(開催地の滋賀は2位まで)が全国大会に出場する。14日には宮崎で県大会が開催される。

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