2022.10.29
明治安田生命J1リーグ・川崎フロンターレのホーム最終戦となる10月29日の第33節ヴィッセル神戸戦の試合前に、陸上とコラボしたイベントとなる等々力緑地PRイベント「Rick&Joe~フロンターレ新感覚 陸上コラボイベント」が等々力補助陸上競技場周辺で開催された。
イベントにはオリンピアン・パラリンピアンをはじめ、総勢50人にのぼる陸上選手・関係者が集結。陸上教室や体験会、トークショーなどさまざまな催しが企画され、フロンターレのサポーターはもちろん、陸上ファンも訪れた。
男子走幅跳で東京五輪6位入賞の橋岡優輝(富士通)もイベントに参加。川崎フロンターレのGKチョン・ソンリョンの身長分(191cm)をどれだけ跳べるかチャレンジする「走りソンリョン幅跳び」の特別コーチとなり、「8m教室の横幅くらい」と説明したり、「ダンクをするイメージで」などアドバイスを送ったりしていた。
橋岡は「走幅跳を他の競技の人に知ってもらえる機会になりました。楽しかったです」と貴重なイベントに笑顔。従兄弟がサッカー選手(橋岡大樹/シント=トロイデン)ということもあり何度か応援にも駆けつけている橋岡は、「サッカーの集客力はすごい。陸上だけだとなかなか難しいので、まずは競技を認知してもらうことが大切」と話し、「他競技や駅伝の力をうまく連携していければ」と語った。
このイベントは川崎フロンターレのタウンコミュニケーション事業部・天野春果部長とTWOLAPS TCの横田真人氏が仕掛けたもの。まさに体感型の『新感覚』イベントとなった。関連会社でもある富士通の選手たちを中心に、山縣亮太(セイコー)、寺田明日香(ジャパンクリエイト)、駒大の大八木弘明監督、駿河台大駅伝部など多くの陸上関係者が参加した。
キックオフセレモニーには男子20km競歩世界記録保持者の鈴木雄介(富士通)が、ハーフタイムには山縣と卜部蘭(積水化学)、東京五輪代表の佐藤拳太郎(同)、柏原竜二さんが登場し、小学生とリレー対決で満員のスタンドを盛り上げた。その勢いに乗って試合は2対1で川崎フロンターレが勝利を収めた。
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