HOME 国内

2022.10.23

世界選手権王者・山西利和がV 初挑戦の35kmでも派遣設定記録を上回る快レース/高畠競歩
世界選手権王者・山西利和がV 初挑戦の35kmでも派遣設定記録を上回る快レース/高畠競歩

20km競歩の山西利和


◇第59回全日本35km競歩高畠大会(10月23日/山形・高畠)

男子35kmは20kmで世界選手権2連覇中の山西利和(愛知製鋼)が2時間26分18秒で優勝した。初挑戦の35kmながら、来年のブダペスト世界選手権派遣設定記録(2時間27分30秒)を上回る快レースを演じ、その強さを見せつけた。

山西は、序盤はチームメイトの丸尾知司(愛知製鋼)や諏方元郁(同)、高橋和生(ADワークスグループ)とレースを進め、5kmを21分32秒、10kmを42分21秒あたりで通過する。その後のペースアップで、諏方や高橋が後退。丸尾とのマッチレースとなった。

レースが動いたのは1時間23分33秒を通過した20km過ぎ。山西は丸尾を徐々に引き離す。25kmは1時間44分06秒、30kmは2時間4分57秒あたり。終盤はややペースが落ちたものの、7月に行われた世界選手権後の初レースを優勝で飾った。

山西は「最後は一人になってきついと思いました。今の実力がどのくらいのものか試すテストだったので、現状を通じて課題が見えてきたと思います」と話した。

■上位成績
●男子35km競歩
1位 山西利和(愛知製鋼)2.26.18
2位 丸尾知司(愛知製鋼)2.27.33
3位 石田 昴(自衛隊体育学校)2.30.37
4位 勝木隼人(自衛隊体育学校)2.32.31
5位 高橋和生(ADワークスグループ)2.35.26
6位 諏方元郁(愛知製鋼)2.40.23
7位 伊藤佑樹(サーベイリサーチセンター)2.42.33
8位 山本 徹(K.A.C)2.48.46

●女子35km競歩
1位 園田世玲奈(NTN)2.49.09
2位 矢来舞香(千葉興行銀行)2.59.10
3位 立見真央(田子重)3.08.12
4位 吉住友希(船橋整形外科)3.14.14
5位 杉山佳愛(東海大)3.17.27
6位 柴田 葵(至学館大)3.27.41

広告の下にコンテンツが続きます

●男子20km競歩
1位 古賀友太(大塚製薬)1.20.34
2位 住所大翔(順大院)1.22.10
3位 村山裕太郎(富士通)1.22.35
4位 濱西 諒(明大)1.22.54
5位 石田理人(東洋大)1.24.55
6位 立岩和大(順大)1.24.55
7位 岩井和也(日大)1.26.19
8位 清水海地(明大)1.27.54

●女子20km競歩
1位 内藤未唯(神奈川大)1.33.41
2位 梅野倖子(順大)1.35.44
3位 中村綾花(日体大)1.40.21
4位 杉林 歩(大阪大)1.42.48
5位 山岸芽生(中京大)1.44.36
6位 築地麻里亜(九州共立大)1.45.02
7位 岡本瑠香(中京大)1.46.16
8位 谷門花菜(九州共立大)1.48.19

◇第59回全日本35km競歩高畠大会(10月23日/山形・高畠) 男子35kmは20kmで世界選手権2連覇中の山西利和(愛知製鋼)が2時間26分18秒で優勝した。初挑戦の35kmながら、来年のブダペスト世界選手権派遣設定記録(2時間27分30秒)を上回る快レースを演じ、その強さを見せつけた。 山西は、序盤はチームメイトの丸尾知司(愛知製鋼)や諏方元郁(同)、高橋和生(ADワークスグループ)とレースを進め、5kmを21分32秒、10kmを42分21秒あたりで通過する。その後のペースアップで、諏方や高橋が後退。丸尾とのマッチレースとなった。 レースが動いたのは1時間23分33秒を通過した20km過ぎ。山西は丸尾を徐々に引き離す。25kmは1時間44分06秒、30kmは2時間4分57秒あたり。終盤はややペースが落ちたものの、7月に行われた世界選手権後の初レースを優勝で飾った。 山西は「最後は一人になってきついと思いました。今の実力がどのくらいのものか試すテストだったので、現状を通じて課題が見えてきたと思います」と話した。 ■上位成績 ●男子35km競歩 1位 山西利和(愛知製鋼)2.26.18 2位 丸尾知司(愛知製鋼)2.27.33 3位 石田 昴(自衛隊体育学校)2.30.37 4位 勝木隼人(自衛隊体育学校)2.32.31 5位 高橋和生(ADワークスグループ)2.35.26 6位 諏方元郁(愛知製鋼)2.40.23 7位 伊藤佑樹(サーベイリサーチセンター)2.42.33 8位 山本 徹(K.A.C)2.48.46 ●女子35km競歩 1位 園田世玲奈(NTN)2.49.09 2位 矢来舞香(千葉興行銀行)2.59.10 3位 立見真央(田子重)3.08.12 4位 吉住友希(船橋整形外科)3.14.14 5位 杉山佳愛(東海大)3.17.27 6位 柴田 葵(至学館大)3.27.41 ●男子20km競歩 1位 古賀友太(大塚製薬)1.20.34 2位 住所大翔(順大院)1.22.10 3位 村山裕太郎(富士通)1.22.35 4位 濱西 諒(明大)1.22.54 5位 石田理人(東洋大)1.24.55 6位 立岩和大(順大)1.24.55 7位 岩井和也(日大)1.26.19 8位 清水海地(明大)1.27.54 ●女子20km競歩 1位 内藤未唯(神奈川大)1.33.41 2位 梅野倖子(順大)1.35.44 3位 中村綾花(日体大)1.40.21 4位 杉林 歩(大阪大)1.42.48 5位 山岸芽生(中京大)1.44.36 6位 築地麻里亜(九州共立大)1.45.02 7位 岡本瑠香(中京大)1.46.16 8位 谷門花菜(九州共立大)1.48.19

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.01.17

西脇多可新人高校駅伝の出場校決定!男子は佐久長聖、大牟田、九州学院、洛南 女子は長野東、薫英女学院など有力校が登録

1月17日、西脇多可新人高校駅伝の実行委員会が、2月16日に行われる第17回大会の出場チームを発表した。 西脇多可新人高校駅伝は、兵庫県西脇市から多可町を結ぶ「北はりま田園ハーフマラソンコース(21.0795km)」で行 […]

NEWS 編集部コラム「年末年始の風物詩」

2025.01.17

編集部コラム「年末年始の風物詩」

毎週金曜日更新!? ★月陸編集部★ 攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム🔥 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいこと […]

NEWS 中・高校生充実の長野“4連覇”なるか 実力者ぞろいの熊本や千葉、岡山、京都、福岡も注目/都道府県男子駅伝

2025.01.17

中・高校生充実の長野“4連覇”なるか 実力者ぞろいの熊本や千葉、岡山、京都、福岡も注目/都道府県男子駅伝

◇天皇盃第30回全国都道府県対抗男子駅伝(1月19日/広島・平和記念公園前発着:7区間48.0km) 中学生から高校生、社会人・大学生のランナーがふるさとのチームでタスキをつなぐ全国都道府県男子駅伝が1月19日に行われる […]

NEWS 栁田大輝、坂井隆一郎らが日本選手権室内出場キャンセル 日本室内大阪はスタートリスト発表

2025.01.17

栁田大輝、坂井隆一郎らが日本選手権室内出場キャンセル 日本室内大阪はスタートリスト発表

日本陸連は2月1日から2日に行われる、日本選手権室内のエントリー状況と、併催の日本室内大阪のスタートリストを発表した。 日本選手権室内では12月にエントリーが発表されていた選手のうち、男子60mに出場予定だったパリ五輪代 […]

NEWS 東京世界陸上のチケット一般販売が1月31日からスタート!すでに23万枚が販売、新たな席種も追加

2025.01.17

東京世界陸上のチケット一般販売が1月31日からスタート!すでに23万枚が販売、新たな席種も追加

東京2025世界陸上財団は、今年9月に開催される東京世界選手権の観戦チケットの一般販売を1月31日(金)の18時から開始すると発表した。 昨夏に先行販売が始まり、年末年始にも特別販売を実施。すでに23万枚を販売し売れ行き […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年2月号 (1月14日発売)

2025年2月号 (1月14日発売)

駅伝総特集!
箱根駅伝
ニューイヤー駅伝
高校駅伝、中学駅伝
富士山女子駅伝

page top