出雲駅伝が行われた10月10日(月・祝)に、西村菜那子さんが企画する駅伝イベント「♯西村駅伝」が開催された。「駅伝好きアイドル」として活動してきた西村さんが2019年12月にスタートさせ今回が3回目。9月末にNGT48を卒業した西村さんにとって卒業後初の駅伝イベントとなった。
今回はTOKYO FMのオーディオコンテンツプラットフォーム「AuDee」にてJOGLISが配信しているソナーポケットのeyeronさんがパーソナリティーを務める『JOGLIS RUNNER’S VOICE』とのコラボ企画。「JOGLIS RUNNER’S VOICE RUN&TALK FES 2022」内でトークイベントが繰り広げられた。
会場にはラジオリスナーや西村さんのファン、駅伝ファンなどが来場。ゲストには立教大の上野裕一郎監督と、男子中距離の館澤亨次(DeNA)という豪華な2人だった。過去にも神野大地(セルソース)や柏原竜二さんらが参加しており「いつもゲストのみなさんには感謝しかありません」(西村さん)。館澤には以前からオファーを出していたがなかなかスケジュールが合わず念願の実現。上野監督とは共通の出身地・長野の番組で共演するなど以前から交流があった。
西村さんは出雲駅伝の副音声ゲストから、上野監督は出雲駅伝の文化放送解説からの『ハシゴ』で駆けつけるというスケジュール。トーク内容は西村さんがこれまでのイベント同様に提案し、「出雲駅伝当日だったのでもう一度見たい出雲駅伝のシーンや、個人的MVP、全日本大学駅伝の優勝予想をしました!」(西村さん)。
個人的MVPには館澤が優勝した駒大から花尾恭輔を挙げたが、実は他の2人も同意見。被ってしまったため上野監督は母校・中大の中野翔太を選出し、西村さんは國學院大の伊地知賢造を選んだ。中大OBの上野監督は、1区・吉居大和の快走に「中大の1区といえば以前は長身の……」と自らを連想させ笑いを誘っていた。全日本大学駅伝の優勝予想は上野監督と西村さんが青学大、館澤は駒大を推す。
イベントの最後にはプレゼント争奪のジャンケン大会。景品は登壇者サイン入りTシャツの予定だったが、「実は一緒に副音声に出演していた柏原さんから『順位予想ボードにサイン入れてプレゼントしたら』と提案してくださって、フジテレビさんのご理解もいただいて柏原さんと神野さんと私のボードも急きょプレゼントにしました」(西村さん)というサプライズも。すると、「僕もほしいな」と、まさかの上野監督が壇上から降りて客席へ。続いて館澤も参加することに。「上野監督が本当に強くて」と西村さん。最後の4人になるまで残るあたり、現役時代そして数日後の箱根駅伝予選会の飛躍を感じさせる(?)勝負強さを見せていた。
大盛り上がりだった3回目の「♯西村駅伝」。西村さんは「ランナーの方々向けのラジオ番組とコラボができて本当にうれしかったです」と感謝。今後について「前に企画したドラフト会議を違う世代や監督たちを招いてやってみたいです! いつも豪華なゲストのみなさんに来ていただいていますが、例えば高久龍選手と小椋裕介選手の『ヤクルトコンビ』とかどうでしょう……」と、アイデアを練っていた。
西村さんの軽妙なトークと駅伝愛で話題を集める「♯西村駅伝」。「私はあくまでファン目線として、今後は私のファンの方々に加えて駅伝ファンの方にもっと楽しんでもらえるようなイベントにしていきたいです。選手、監督のみなさん、ぜひご協力いただけたらうれしいです!」と語る西村さん。次はどんなゲストを招いて行われるのか。上野監督のように参加ゲストがその後に活躍するなんていうのが続くかも……!? 駅伝ファン必見のイベントとなっていきそうだ。
写真提供/軍記ひろし







|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.03.28
-
2025.03.28
-
2025.03.28
2025.03.23
女子は長野東が7年ぶりの地元V アンカー・田畑陽菜が薫英女学院を逆転/春の高校伊那駅伝
-
2025.03.25
-
2025.03.23
2025.03.02
初挑戦の青学大・太田蒼生は途中棄権 果敢に先頭集団に挑戦/東京マラソン
2025.03.02
太田蒼生は低体温症と低血糖で途中棄権 「世界のレベルを知れて良い経験」/東京マラソン
-
2025.03.23
-
2025.03.19
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.03.28
【世界陸上プレイバック】五輪ボイコットきっかけに創設!クラトフヴィロヴァが女子400mと800mで今も大会記録に残る2冠 日本は室伏重信ら出場も入賞ゼロ
今年、陸上の世界選手権(世界陸上)が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪大会を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。これま […]
2025.03.28
【高校生FOCUS】女子三段跳・山﨑りりや(鳴門渦潮高)日本高校女子初の13m到達、大学で学生記録挑戦
FOCUS! 高校生INTERVIEW 山﨑りりや Yamasaki Ririya 鳴門渦潮高3徳島 高校アスリートをフォーカスするコーナー。年度末を迎えますが、振り返ってみれば、2024年度は高校生による日本記録樹立を […]
2025.03.28
3泊4日の全国高体連合宿終了! 「高め合える仲間がいっぱいできた」 来年度は宮崎で開催予定
大阪・ヤンマースタジアム長居を主会場に行われた2024年度の日本陸連U-19強化研修合宿・全国高体連陸上競技専門部強化合宿が3月28日、3泊4日の全日程を終えた。全国から集まった選手たちは交流を深め、試合での再会を誓った […]
2025.03.28
資格停止中の競歩・池田向希がCASに不服申し立て「一日も早く競技 を再開」
旭化成は3月28日、所属選手である競歩の池田向希が受けたアンチ・ドーピング規則違反による4年間の資格停止処分について、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に不服申し立てを行ったと発表した。 男子20km競歩で東京五輪銀メダリスト […]
2025.03.28
【男子円盤投】福宮佳潤(東京高1) 50m73=高1歴代2位&4人目の50mオーバー
3月28日、東京都多摩市の国士大多摩陸上競技場で第7回国士大競技会が行われ、高校用規格の男子円盤投(1.75kg)において福宮佳潤(東京高1)が50m73をマークした。この記録は高校1年生の歴代ランキングで2位。高1で史 […]
Latest Issue
最新号

2025年4月号 (3月14日発売)
別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報