HOME 駅伝、箱根駅伝

2022.10.15

立教大55年ぶり箱根路!上野裕一郎監督「ここで終わる大学ではありません」/箱根駅伝予選会
立教大55年ぶり箱根路!上野裕一郎監督「ここで終わる大学ではありません」/箱根駅伝予選会


◇第99回箱根駅伝予選会(10月15日/東京・陸上自衛隊立川駐屯地スタート、昭和記念公園フィニッシュ:21.0975km)

来年正月の第99回箱根駅伝の出場権を懸けた箱根駅伝予選会が行われた。

古豪が、そしてかつてのスター選手が指揮官となって箱根路に帰ってくる。10時間46分18秒で6位に入った立教大が55年ぶり28回目の本戦出場を決めた。

指揮官の上野裕一郎監督は「自分が胴上げされる日がくるとは思わなかった。選手たちがつらい練習、日々の生活を大学生らしくやってくれたからこそ本戦出場だと思っています。まずは私よりも選手一人ひととり、寮に残っている全部員のお陰」と涙を浮かべる。

前回は予選会16位。終始危なげなくレースを進めた立教大は、17.4kmの定点地点でも5番目で通過し、「昨年の経験を生かして前に残るのが大事。15kmまで絶対に前に行くという気持ちだけでこの1年やってきた。それがこのレース展開に結びつきました」と上野監督は言う。

長野・佐久長聖高から中大へ進み、スター選手として箱根駅伝を疾走。その類い稀なスピードを武器に卒業後は世界選手権にも出場した。2018年に立教大の監督に就任。100回記念大会に向けた復活を託されたが、目標の1年前に悲願を達成した。

広告の下にコンテンツが続きます

55年ぶりの箱根路に向け、「ここで終わる大学ではありませんし、この先シード権、上位に食い込んでいくのが大切」と指揮官。そして、「そういう大学にできるように日々また精進して、浮ついた気持ちなく、謙虚な気持ちでチーム一丸となってやっていきたいと思います。立教大学の応援をよろしくお願いします」と語った。

立教大は15回大会(1934年)に初出場して11位。過去最高成績は33回大会(1957年)の3位だった。44回大会(1968年)で11位になって以降、本戦から遠ざかっていた。2024年の大学創立150周年に向けた記念事業として、100回大会となる2024年1月の箱根駅伝出場を目指す「立教箱根駅伝2024」事業に取り組んでいた。

◇第99回箱根駅伝予選会(10月15日/東京・陸上自衛隊立川駐屯地スタート、昭和記念公園フィニッシュ:21.0975km) 来年正月の第99回箱根駅伝の出場権を懸けた箱根駅伝予選会が行われた。 古豪が、そしてかつてのスター選手が指揮官となって箱根路に帰ってくる。10時間46分18秒で6位に入った立教大が55年ぶり28回目の本戦出場を決めた。 指揮官の上野裕一郎監督は「自分が胴上げされる日がくるとは思わなかった。選手たちがつらい練習、日々の生活を大学生らしくやってくれたからこそ本戦出場だと思っています。まずは私よりも選手一人ひととり、寮に残っている全部員のお陰」と涙を浮かべる。 前回は予選会16位。終始危なげなくレースを進めた立教大は、17.4kmの定点地点でも5番目で通過し、「昨年の経験を生かして前に残るのが大事。15kmまで絶対に前に行くという気持ちだけでこの1年やってきた。それがこのレース展開に結びつきました」と上野監督は言う。 長野・佐久長聖高から中大へ進み、スター選手として箱根駅伝を疾走。その類い稀なスピードを武器に卒業後は世界選手権にも出場した。2018年に立教大の監督に就任。100回記念大会に向けた復活を託されたが、目標の1年前に悲願を達成した。 55年ぶりの箱根路に向け、「ここで終わる大学ではありませんし、この先シード権、上位に食い込んでいくのが大切」と指揮官。そして、「そういう大学にできるように日々また精進して、浮ついた気持ちなく、謙虚な気持ちでチーム一丸となってやっていきたいと思います。立教大学の応援をよろしくお願いします」と語った。 立教大は15回大会(1934年)に初出場して11位。過去最高成績は33回大会(1957年)の3位だった。44回大会(1968年)で11位になって以降、本戦から遠ざかっていた。2024年の大学創立150周年に向けた記念事業として、100回大会となる2024年1月の箱根駅伝出場を目指す「立教箱根駅伝2024」事業に取り組んでいた。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.04.28

男子400mH髙橋遼将が大会記録に迫る49秒41で優勝! 800m落合晃が東京世界陸上へ前進/日本学生個人

◇日本学生個人選手権(4月25日~27日/神奈川・レモンガススタジアム平塚)3日目 ワールドユニバーシティゲームズ代表選考会を兼ねた日本学生個人選手権が行われ、男子400mハードルは髙橋遼将(法大)が49秒41で制した。 […]

NEWS 【男子5000m】吉田星(東海大札幌高2)13分46秒49=高2歴代7位

2025.04.27

【男子5000m】吉田星(東海大札幌高2)13分46秒49=高2歴代7位

日体大長距離競技会兼NITTAIDAI Challenge Gamesが4月27日、神奈川・横浜市の同大学健志台陸上競技場で行われ、NCG男子5000m1組で吉田星(東海大札幌高2北海道)が高2歴代7位の13分46秒49 […]

NEWS 七種競技は田中友梨がセカンドベストの5551点で制す 2位梶木菜々香、3位熱田心/東京選手権

2025.04.27

七種競技は田中友梨がセカンドベストの5551点で制す 2位梶木菜々香、3位熱田心/東京選手権

第88回東京選手権が4月25日~27日の日程で東京・駒沢オリンピック公園陸上競技場で行われ、前日に続いて最終日に実施された女子七種競技では田中友梨(スズキ)が5551点で優勝した。 田中は初日の100mハードルを自己ベス […]

NEWS アセファが女子単独レース世界新の2時間15分50秒 男子はサウェ2時間2分27秒/ロンドンマラソン

2025.04.27

アセファが女子単独レース世界新の2時間15分50秒 男子はサウェ2時間2分27秒/ロンドンマラソン

ワールドマラソンメジャーズの一つで、世界陸連プラチナラベルレースのロンドン・マラソンが4月27日、英国の同地で行われ、女子はパリ五輪銀メダリストのティギスト・アセファ(エチオピア)が、女子単独レースとしては世界新記録とな […]

NEWS 【“陸女”インタビュー】テレ東期待のアナウンサー・山本倖千恵さん リレー全国3位も経験「負けん気が身についた3年間」

2025.04.27

【“陸女”インタビュー】テレ東期待のアナウンサー・山本倖千恵さん リレー全国3位も経験「負けん気が身についた3年間」

オリンピックの花形である陸上競技! 球技に比べると、すこーし“地味”な印象があるかもしれない……。しかし、中高生合わせて、なんと約30万人以上が「陸部」なんです。 実は芸能界で活躍するあの人も、この人も、結構、陸上経験者 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

東京世界選手権シーズン開幕特集
Re:Tokyo25―東京世界陸上への道―
北口榛花(JAL) 
三浦龍司(SUBARU)
赤松諒一×真野友博
豊田 兼(トヨタ自動車)×高野大樹コーチ
Revenge
泉谷駿介(住友電工)

page top