HOME 駅伝

2022.10.10

“もうひとつの出雲駅伝” 駒大4年生・円健介が5000m日本人トップ「メンバー外の悔しさを持ってレースに臨んだ」/出雲市陸協記録会
“もうひとつの出雲駅伝” 駒大4年生・円健介が5000m日本人トップ「メンバー外の悔しさを持ってレースに臨んだ」/出雲市陸協記録会

10日に開催された出雲駅伝後、大会出場校の出走外メンバーで行われる出雲市陸協記録会が浜山公園競技場で行われ、2組のリーキー・カミナ(創価大)が14分00秒43で1着フィニッシュ。出雲駅伝で優勝した駒大の円健介(4年)が14分04秒61で日本人トップを占めた。

円は5000mで13分48秒67のベストを持ち、今年5月の関東インカレ2部ハーフマラソンで12位と入賞に迫ったが、これまで学生駅伝は出場なし。今大会でもエントリー10名には選ばれたものの、「暑さが苦手」という理由で出走メンバーには選ばれなかった。

レースはカミナが先頭でペースを作り、円がぴたりとつく展開。ラストでやや離されてしまったものの、強風吹き荒れる悪コンディションの中で存在感を発揮した。

「駅伝に走れなかった悔しさもありますが、チームが優勝したうれしさのほうが上回りました」と円。駅伝では3区を走った田澤廉(4年)の付き添いをし、間接的にチームの力になった。

大八木監督が「この夏に誰よりも走っていた選手」と評価するほどの努力家で、今年8月の夏合宿では13日間で1日平均の走行距離が48kmに達したという。

広告の下にコンテンツが続きます

「ロードが強いので全日本大学駅伝に向けておもしろい選手。最後の年で力をつけているので、5000m13分40秒くらいの力はあると思います」と指揮官からの評価は高い。

出雲では控えに甘んじたが、11月の全日本、1月の箱根ではタスキをかけてチームに貢献するつもりでいる。「まだ三大駅伝を走ったことがないので、最後の全日本、箱根では走れるようにがんばっていきます」と気を引き締めた。

10日に開催された出雲駅伝後、大会出場校の出走外メンバーで行われる出雲市陸協記録会が浜山公園競技場で行われ、2組のリーキー・カミナ(創価大)が14分00秒43で1着フィニッシュ。出雲駅伝で優勝した駒大の円健介(4年)が14分04秒61で日本人トップを占めた。 円は5000mで13分48秒67のベストを持ち、今年5月の関東インカレ2部ハーフマラソンで12位と入賞に迫ったが、これまで学生駅伝は出場なし。今大会でもエントリー10名には選ばれたものの、「暑さが苦手」という理由で出走メンバーには選ばれなかった。 レースはカミナが先頭でペースを作り、円がぴたりとつく展開。ラストでやや離されてしまったものの、強風吹き荒れる悪コンディションの中で存在感を発揮した。 「駅伝に走れなかった悔しさもありますが、チームが優勝したうれしさのほうが上回りました」と円。駅伝では3区を走った田澤廉(4年)の付き添いをし、間接的にチームの力になった。 大八木監督が「この夏に誰よりも走っていた選手」と評価するほどの努力家で、今年8月の夏合宿では13日間で1日平均の走行距離が48kmに達したという。 「ロードが強いので全日本大学駅伝に向けておもしろい選手。最後の年で力をつけているので、5000m13分40秒くらいの力はあると思います」と指揮官からの評価は高い。 出雲では控えに甘んじたが、11月の全日本、1月の箱根ではタスキをかけてチームに貢献するつもりでいる。「まだ三大駅伝を走ったことがないので、最後の全日本、箱根では走れるようにがんばっていきます」と気を引き締めた。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.03.29

齋藤みう3000m障害で9分41秒57 自己ベスト4秒以上更新して日本歴代6位、学生歴代2位

第319回日体大長距離競技会初日が3月29日、神奈川・横浜市の同大学健志台キャンパス競技場で行われ、女子3000m障害で齋藤みう(日体大4)が日本歴代6位、学生歴代2位の9分41秒57をマークした。 齋藤のこれまでのベス […]

NEWS 久保凛1000mで2分40秒23 U20&U18日本新記録!従来の記録を大幅更新、日本歴代でも4位

2025.03.29

久保凛1000mで2分40秒23 U20&U18日本新記録!従来の記録を大幅更新、日本歴代でも4位

奈良市サーキットが3月29日、奈良市の鴻ノ池陸上競技場で行われ、女子1000mで800m日本記録(1分59秒93)保持者の久保凛(東大阪大敬愛高2)が2分40秒23をマークした。 この記録は日本歴代4位で、U20とU18 […]

NEWS 【世界陸上プレイバック】五輪ボイコットきっかけに創設!クラトフヴィロヴァが女子400mと800mで今も大会記録に残る2冠 日本は室伏重信ら出場も入賞ゼロ

2025.03.28

【世界陸上プレイバック】五輪ボイコットきっかけに創設!クラトフヴィロヴァが女子400mと800mで今も大会記録に残る2冠 日本は室伏重信ら出場も入賞ゼロ

今年、陸上の世界選手権(世界陸上)が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪大会を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。これま […]

NEWS 【高校生FOCUS】女子三段跳・山﨑りりや(鳴門渦潮高)日本高校女子初の13m到達、大学で学生記録挑戦

2025.03.28

【高校生FOCUS】女子三段跳・山﨑りりや(鳴門渦潮高)日本高校女子初の13m到達、大学で学生記録挑戦

FOCUS! 高校生INTERVIEW 山﨑りりや Yamasaki Ririya 鳴門渦潮高3徳島 高校アスリートをフォーカスするコーナー。年度末を迎えますが、振り返ってみれば、2024年度は高校生による日本記録樹立を […]

NEWS 3泊4日の全国高体連合宿終了! 「高め合える仲間がいっぱいできた」 来年度は宮崎で開催予定

2025.03.28

3泊4日の全国高体連合宿終了! 「高め合える仲間がいっぱいできた」 来年度は宮崎で開催予定

大阪・ヤンマースタジアム長居を主会場に行われた2024年度の日本陸連U-19強化研修合宿・全国高体連陸上競技専門部強化合宿が3月28日、3泊4日の全日程を終えた。全国から集まった選手たちは交流を深め、試合での再会を誓った […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報

page top