HOME 国内

2022.10.08

競歩メダリスト池田向希が1万mV 来年2月に世界陸上内定狙う/栃木国体
競歩メダリスト池田向希が1万mV 来年2月に世界陸上内定狙う/栃木国体

◇第77回栃木国体(10月6~10日/宇都宮市・カンセキスタジアムとちぎ)3日目

3年ぶりの開催となった国体が栃木県宇都宮市で開かれ、大会3日目に成年男子10000m競歩が行われ、東京五輪&オレゴン世界選手権20km競歩銀メダリストの池田向希(静岡・旭化成)が38分44秒62で優勝した。

2週間前の全日本実業団対抗も大会新38分15秒86で制していた池田。「2週間をセットで考えて、全日本実業団は現状どのくらいのスピードが出るか。今回は限られた時間でどれだけ回復して調整できるか」という狙いがあった。

レース展開的にはいつものように先頭に立つのではなく、「集団の中でどう対応するか」というのがテーマ。序盤は村山裕太郎(兵庫・富士通)、中盤以降は古賀友太(徳島・大塚製薬)の後ろを行き、残り2400mからペースアップして勝負を決めた。

「思ったより疲労もあって歩型でも注意のパドルが出ましたが優勝は最低限」と池田。ポイント練習のイメージで、身体の回復具合など今回の2週間の流れを「指標」にして冬季に生かしていく。これで今季のレースは終了。「来年2月の日本選手権でブダペスト世界選手権の内定を取りたい」と決意を語った。

広告の下にコンテンツが続きます
◇第77回栃木国体(10月6~10日/宇都宮市・カンセキスタジアムとちぎ)3日目 3年ぶりの開催となった国体が栃木県宇都宮市で開かれ、大会3日目に成年男子10000m競歩が行われ、東京五輪&オレゴン世界選手権20km競歩銀メダリストの池田向希(静岡・旭化成)が38分44秒62で優勝した。 2週間前の全日本実業団対抗も大会新38分15秒86で制していた池田。「2週間をセットで考えて、全日本実業団は現状どのくらいのスピードが出るか。今回は限られた時間でどれだけ回復して調整できるか」という狙いがあった。 レース展開的にはいつものように先頭に立つのではなく、「集団の中でどう対応するか」というのがテーマ。序盤は村山裕太郎(兵庫・富士通)、中盤以降は古賀友太(徳島・大塚製薬)の後ろを行き、残り2400mからペースアップして勝負を決めた。 「思ったより疲労もあって歩型でも注意のパドルが出ましたが優勝は最低限」と池田。ポイント練習のイメージで、身体の回復具合など今回の2週間の流れを「指標」にして冬季に生かしていく。これで今季のレースは終了。「来年2月の日本選手権でブダペスト世界選手権の内定を取りたい」と決意を語った。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.04.17

【大会結果】第6回U18アジア選手権(2025年4月15日~18日)

【大会結果】第6回U18アジア選手権(2025年4月15日~18日/サウジアラビア・ダンマーム) 男子 100m(+2.3) 金 清水空跳(星稜高2石川) 10秒38 銀 代泓宇(中国)     10秒39 銅 古綽峰( […]

NEWS 末續慎吾ら参加の「アースグランプリ」が5月に香川で初開催 本気のレースとイベントが共存

2025.04.17

末續慎吾ら参加の「アースグランプリ」が5月に香川で初開催 本気のレースとイベントが共存

アースグランプリ実行委員会は5月17、18日に「アースグランプリ2025Kagawa」を観音寺総合運動公園陸上競技場で開催すると発表した。 同委員会は男子棒高跳の2016年リオデジャネイロ五輪代表の荻田大樹さんが委員長を […]

NEWS 日本体育施設が「作業者の健康を守るため」新たな環境対応型ウレタン材開発 陸上トラックなどに活用

2025.04.17

日本体育施設が「作業者の健康を守るため」新たな環境対応型ウレタン材開発 陸上トラックなどに活用

スポーツ施設の施工・管理・運営を専門とする日本体育施設株式会社が今年1月28日に、同社が開発した環境対応型ポリウレタン系表層材料「レオタンS」が国土交通省のNETIS(新技術情報提供システム)に登録されたことを発表した。 […]

NEWS プーマ史上最速・最軽量の新作ランニングシューズ「FAST-R NITRO™ ELITE 3」が4月25日より数量限定発売!

2025.04.17

プーマ史上最速・最軽量の新作ランニングシューズ「FAST-R NITRO™ ELITE 3」が4月25日より数量限定発売!

プーマ ジャパンは4月17日、ブランド史上最速のランニングシューズ「FAST-R NITRO™ ELITE 3(ファスト アール ニトロ エリート 3)」を4月25日より数量限定で発売することを発表した。 FAST-R […]

NEWS 【世界陸上プレイバック】―93年シュツットガルト―男子マイルリレーで米国が驚異的な世界新!マラソン浅利純子が日本女子初の金

2025.04.17

【世界陸上プレイバック】―93年シュツットガルト―男子マイルリレーで米国が驚異的な世界新!マラソン浅利純子が日本女子初の金

今年9月、陸上の世界選手権(世界陸上)が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。 これ […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

東京世界選手権シーズン開幕特集
Re:Tokyo25―東京世界陸上への道―
北口榛花(JAL) 
三浦龍司(SUBARU)
赤松諒一×真野友博
豊田 兼(トヨタ自動車)×高野大樹コーチ
Revenge
泉谷駿介(住友電工)

page top