2022.10.02
◇第106回日本選手権リレー(10月1日~2日/国立競技場)
日本選手権リレーの2日は、各種目の決勝を実施。男子4×100mリレーでは高校生で唯一の決勝進出を果たしたインターハイ王者の洛南高(京都)が39秒65で6位となった。
宮本大輔や井本佳伸ら、偉大な先輩たちが樹立した高校記録(39秒57)だけがターゲットだった。前日の予選では高校パフォーマンス歴代2位、今季高校最高となる39秒62で2組1着通過。その時と同じ走順で決勝の舞台に挑んだ。
1走の田村莉樹(3年)、2走の南本陸斗(3年)、4走の大石凌功(3年)はインターハイ優勝メンバー。3走は200mで21秒00のベストを持つ山本嶺心(3年)が8月の近畿選手権で脚を痛めた影響で、1年生の村松悦基が大役を受け継いだ。4人とも「予選よりいい走りができた」と口をそろえたものの、先輩たちの記録には2レース続けて惜しくも届かなかった。
ここまで主将を務めてきた大石は「大学生の力を借りて記録を目指しましたが、届かなくて悔しい気持ちです」とコメント。負傷した山本はサポート役として会場に来ており、「山本にはいつも通りの雰囲気を作ってもらって、そのお陰でいいウォーミングアップや練習ができました」と、一緒に戦ってきた仲間へ感謝の気持ちを述べた。
今後は11月3日のエコパトラックゲームズで再び高校新記録を狙う。大石は「今回、39秒6台で2本走れたのは自信になりました。あと1ヵ月トレーニングを積んで、調子を合わせられれば狙えると思います」と、意欲を示した。

RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
Latest articles 最新の記事
2025.04.25
編集部コラム「どこよりも早い!?アジア選手権展望」
毎週金曜日更新!? ★月陸編集部★ 攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム🔥 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいこと […]
2025.04.25
前田彩花が選考レース10000m1着! ハーフの悔しさ晴らし「余裕持って走れた」/日本学生個人
◇日本学生個人選手権(4月25日~27日/神奈川・レモンガススタジアム平塚)1日目 日本学生個人選手権内でワールドユニバーシティゲームズ代表選考会の女子10000mが行われ、前田彩花(関大)が33分10秒60で1着だった […]
2025.04.25
【選手名鑑】荒井 七海
荒井 七海 ARAI NANAMI SNS: Honda 1994年12月26日 御滝中(千葉)→八千代松陰高(千葉)→東海大 1500m:3.36.63(22年) 5000m:13.36.68(25年) ■代表歴 アジ […]
2025.04.25
【選手名鑑】石井 優吉
石井 優吉 ISHII YUKICHI SNS: ペンシルベニア州立大 2001年11月6日 五井中(千葉)→八千代松陰高(千葉) 800m:1.46.22(24年) ■代表歴 アジア選手権(25クミ) 【年次ベスト】 […]
Latest Issue
最新号

2025年4月号 (3月14日発売)
東京世界選手権シーズン開幕特集
Re:Tokyo25―東京世界陸上への道―
北口榛花(JAL)
三浦龍司(SUBARU)
赤松諒一×真野友博
豊田 兼(トヨタ自動車)×高野大樹コーチ
Revenge
泉谷駿介(住友電工)