HOME 国内

2022.10.02

円盤投・郡菜々佳が所属先地元の新潟で55m70!「一皮むけたシーズン」/ACC新潟
円盤投・郡菜々佳が所属先地元の新潟で55m70!「一皮むけたシーズン」/ACC新潟


◇アスレチックスチャレンジカップ(10月1、2日/新潟デンカビッグスワンスタジアム)1日目

日本グランプリシリーズ新潟大会のアスレチックスチャレンジカップの1日目が行われ、女子円盤投に日本記録(59m03)を持つ郡菜々佳(新潟アルビレックスRC)が出場して日本人トップの2位に入った。

コンチネンタルツアー・ブロンズとして実施されたこの種目には、招待選手として65m10の自己記録を持ちリオ五輪や今夏のオレゴン世界選手権にも出場したジェイド・ラリー(英国)が出場。世界トップスロワー相手に、郡、そして齋藤真希(東女体大)らが挑んだ。

今季から新潟アルビレックスRC所属する郡にとって、現所属になってからデンカビッグスワンスタジアムでは初の試合。「日本記録更新と、ラリー選手と勝負する気持ち臨んだ」という郡は、1、2回目に「ずっと課題なのですが投げたいという気持ちから力んでしまいました」と、50m70、53m08にとどまる。

その後は「リラックスして円盤を走らせる」動きを徐々に修正できたが、6回目になんとか55m70をマーク。それまで2位だった齋藤をかわして日本人トップを死守した。

今季は19年に出した日本記録こそ更新できなかったが、社会人選手としての覚悟が精神的な成長を促し、昨年までのスランプを脱した郡。「安定して54、55mが投げられるようになった。一皮むけたシーズンでした」と振り返る。今回、ラリーと投げ合うことで「差は感じましたが、やるべきことをすれば戦える」という手応えもつかんだ。

広告の下にコンテンツが続きます

「冬はベースアップして、毎試合60mを超えられるように。手応えはあります」と目を輝かせる郡。19年ドーハ以来、2度目の世界選手権出場へ。まずは日本人初の大台突破を狙う。

3位の齋藤は「悔しかったですが、ラリー選手など海外選手もいて久しぶりに楽しめました。刺激をもらえました」と笑顔。振り切りの強さに目を見開きながらも「ターンなど技術はあると思うので、身体作りをしっかりしたい」と話す。来季は東海大の大学院に進学して競技を続ける。

ラリーはすべて57mを超える安定感で59m26で優勝。なかなか見られない世界トップの円盤投スロワーに日本人選手たちは試合後に交流を図っていた。

◇アスレチックスチャレンジカップ(10月1、2日/新潟デンカビッグスワンスタジアム)1日目 日本グランプリシリーズ新潟大会のアスレチックスチャレンジカップの1日目が行われ、女子円盤投に日本記録(59m03)を持つ郡菜々佳(新潟アルビレックスRC)が出場して日本人トップの2位に入った。 コンチネンタルツアー・ブロンズとして実施されたこの種目には、招待選手として65m10の自己記録を持ちリオ五輪や今夏のオレゴン世界選手権にも出場したジェイド・ラリー(英国)が出場。世界トップスロワー相手に、郡、そして齋藤真希(東女体大)らが挑んだ。 今季から新潟アルビレックスRC所属する郡にとって、現所属になってからデンカビッグスワンスタジアムでは初の試合。「日本記録更新と、ラリー選手と勝負する気持ち臨んだ」という郡は、1、2回目に「ずっと課題なのですが投げたいという気持ちから力んでしまいました」と、50m70、53m08にとどまる。 その後は「リラックスして円盤を走らせる」動きを徐々に修正できたが、6回目になんとか55m70をマーク。それまで2位だった齋藤をかわして日本人トップを死守した。 今季は19年に出した日本記録こそ更新できなかったが、社会人選手としての覚悟が精神的な成長を促し、昨年までのスランプを脱した郡。「安定して54、55mが投げられるようになった。一皮むけたシーズンでした」と振り返る。今回、ラリーと投げ合うことで「差は感じましたが、やるべきことをすれば戦える」という手応えもつかんだ。 「冬はベースアップして、毎試合60mを超えられるように。手応えはあります」と目を輝かせる郡。19年ドーハ以来、2度目の世界選手権出場へ。まずは日本人初の大台突破を狙う。 3位の齋藤は「悔しかったですが、ラリー選手など海外選手もいて久しぶりに楽しめました。刺激をもらえました」と笑顔。振り切りの強さに目を見開きながらも「ターンなど技術はあると思うので、身体作りをしっかりしたい」と話す。来季は東海大の大学院に進学して競技を続ける。 ラリーはすべて57mを超える安定感で59m26で優勝。なかなか見られない世界トップの円盤投スロワーに日本人選手たちは試合後に交流を図っていた。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.02.22

三浦龍司が圧巻スパートで優勝 井川龍人は2年連続2位/日本選手権クロカン

◇第108回日本選手権クロスカントリー(2月22日/福岡・海の中道海浜公園) 来年1月の世界クロスカントリー選手権(米国・タラハシー)の代表選考を兼ねた第108回日本選手権クロスカントリーが行われ、男子(10km)はパリ […]

NEWS 【大会結果】第108回日本選手権クロスカントリー(2025年2月22日)

2025.02.22

【大会結果】第108回日本選手権クロスカントリー(2025年2月22日)

【大会結果】第108回日本選手権クロスカントリー(2025年2月22日/福岡・海の中道海浜公園) ●男子10km 1位 三浦龍司(SUBARU)   28分24秒 2位 井川龍人(旭化成)   28分25秒 3位 塩尻和 […]

NEWS 今年も福岡でクロカン日本一決定戦! 日本選手権&U20日本選手権クロカンに有力選手が多数出場

2025.02.22

今年も福岡でクロカン日本一決定戦! 日本選手権&U20日本選手権クロカンに有力選手が多数出場

第108回日本選手権クロスカントリー、第40回U20日本選手権クロスカントリーは今日2月22日、福岡・海の中道海浜公園の1周2kmのコースを舞台に行われる。 日本選手権は男子が10km、女子が8kmで争われ、男子にはパリ […]

NEWS 編集部コラム「奥が深い」

2025.02.21

編集部コラム「奥が深い」

毎週金曜日更新!? ★月陸編集部★ 攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム🔥 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいこと […]

NEWS ひらまつ病院にニューイヤー駅伝3年連続出走の三田眞司が加入 「チームの最高順位に貢献」

2025.02.21

ひらまつ病院にニューイヤー駅伝3年連続出走の三田眞司が加入 「チームの最高順位に貢献」

ひらまつ病院は2月16日付で、サンベルクスに所属していた三田眞司が加入したと発表した。 29歳の三田は神奈川県出身。光明学園相模原高では3年時に全国都道府県対抗男子駅伝4区9位と力走。国士大では3年時に全日本大学駅伝で3 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年3月号 (2月14日発売)

2025年3月号 (2月14日発売)

別府大分毎日マラソン
落合 晃×久保 凛
太田智樹、葛西潤
追跡箱根駅伝&高校駅伝

page top