◇第106回日本選手権リレー(10月1日~2日/国立競技場)
日本選手権リレーの初日は、各種目の予選を実施。女子4×100mリレーでは甲南大が学生歴代3位の44秒74をマークし、全体のトップで通過した。
2走を務めた東京五輪代表・青山華依は「タイムにはビックリしました」。アンカーの井戸アビゲイル風果は「決勝は優勝を目指してもう1度、しっかりつなぎたい」と意気込みを語った。
1組1着の日体大が45秒53で全体2位。同3位は2組1着の環太平洋大で45秒63だった。4組では常盤木学園高(宮城)が1着を占める健闘。チーム初の45秒台となる45秒97をマークした。
9月の日本インカレで3連覇を飾った福岡大は4組に出場したが、1、2走のバトンパスでミスが出て、6着にとどまった。
男子4×100mリレーは1組1着の早大が39秒09で全体トップ。4組1着の順大が39秒30で続いている。
2組では洛南高(京都)が39秒62の快走。2017年のこの大会で同高が出した高校記録39秒57にあと0.05秒と迫る歴代2位を叩き出した。
アンカーの主将・大石凌功は「高校記録が大きな目標だったので、悔しいです。でも、1着通過できたのは柴田(博之)先生からは『(決勝のことを考えず)1本のつもりでいこう』と言われていて、全員がその気持ちで臨めた結果。明日もがんばります」と力強く語った。
男子4×400mリレーは1組1着の早大が3分05秒05で全体1位となり、4×100mとの「リレー2冠」が懸ける。
女子4×400mリレーは2組で日体大、立命大が3分40秒を切る好勝負を展開。中大が3分39秒00で立命大を0.11秒抑え、全体のトップ通過を果たした。
この種目でも高校生が奮闘し、男子では1組3着の東福岡高(福岡)が学校別歴代5位の3分09秒35、同組4着の相洋(神奈川)も3分10秒を切る3分09秒53、女子では中京大中京高(愛知)が学校別高校歴代4位の3分40秒49をそれぞれマークした。
同時開催の「みんなでつなごうリレーフェスティバル(リレフェス)」も開催。公認の部のU16男子4×100mリレーでは埼玉の41秒74をはじめ3チームが42秒突破、女子も広島が46秒97、北海道が46秒99と46秒台をマークするなどハイレベルとなった。
非公認の部も「誰でもチャレンジリレー」「部活動対抗リレー」「職場の同僚リレー」「競技団体対抗リレー」「200歳以上リレー」「マイル日本代表プロデュース Relay For ALL」などが行われ、会場は大いに盛り上がった。
明日は日本選手権リレーの決勝、リレフェスも各種レースが行われる。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking 人気記事ランキング
2025.01.17
編集部コラム「年末年始の風物詩」
-
2025.01.17
-
2025.01.17
-
2025.01.17
-
2025.01.16
2025.01.12
【テキスト速報】第43回都道府県対抗女子駅伝
-
2025.01.14
-
2025.01.12
-
2025.01.15
2024.12.22
早大に鈴木琉胤、佐々木哲の都大路区間賞2人が来春入学!女子100mH谷中、松田ら推薦合格
-
2024.12.22
-
2024.12.30
-
2025.01.12
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.01.18
都道府県男子駅伝オーダー発表!3区に塩尻和也と鶴川正也 7区は鈴木健吾、黒田朝日 4連覇狙う長野は3区吉岡大翔
◇天皇盃第30回全国都道府県対抗男子駅伝(1月19日/広島・平和記念公園前発着:7区間48.0km) 天皇盃第30回全国都道府県対抗男子駅伝前日の1月18日、オーダーリストが発表された。 エントリーされていた2人の日本記 […]
2025.01.17
西脇多可新人高校駅伝の出場校決定!男子は佐久長聖、大牟田、九州学院、洛南 女子は長野東、薫英女学院など有力校が登録
1月17日、西脇多可新人高校駅伝の実行委員会が、2月16日に行われる第17回大会の出場チームを発表した。 西脇多可新人高校駅伝は、兵庫県西脇市から多可町を結ぶ「北はりま田園ハーフマラソンコース(21.0795km)」で行 […]
2025.01.17
編集部コラム「年末年始の風物詩」
毎週金曜日更新!? ★月陸編集部★ 攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム🔥 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいこと […]
2025.01.17
中・高校生充実の長野“4連覇”なるか 実力者ぞろいの熊本や千葉、岡山、京都、福岡も注目/都道府県男子駅伝
◇天皇盃第30回全国都道府県対抗男子駅伝(1月19日/広島・平和記念公園前発着:7区間48.0km) 中学生から高校生、社会人・大学生のランナーがふるさとのチームでタスキをつなぐ全国都道府県男子駅伝が1月19日に行われる […]
2025.01.17
栁田大輝、坂井隆一郎らが日本選手権室内出場キャンセル 日本室内大阪はスタートリスト発表
日本陸連は2月1日から2日に行われる、日本選手権室内のエントリー状況と、併催の日本室内大阪のスタートリストを発表した。 日本選手権室内では12月にエントリーが発表されていた選手のうち、男子60mに出場予定だったパリ五輪代 […]
Latest Issue 最新号
2025年2月号 (1月14日発売)
駅伝総特集!
箱根駅伝
ニューイヤー駅伝
高校駅伝、中学駅伝
富士山女子駅伝