◇日本インカレ(京都・たけびしスタジアム京都:西京極)3日目
女子総合は、日体大が77点を獲得して2連覇。優勝回数は節目となる10回となった。
優勝こそ2日目に行われた3000m障害の齋藤みうのみ。だが、初日の1500mで尾方唯莉が2位に入ったほか、3000m障害では齋藤の他にも、4年生の赤堀かりんが3位に食い込んで、14点を挙げた。
さらに、最終日の5000mでは尾方が2種目入賞となる3位に入るなど、3人が8位以内と長距離で得点を量産。福岡大、立命大を抑えてトラック優勝も果たすなど活躍が光った。フィールド種目でも女子走幅跳の下田有希が3位を占めるなど、着実に加点した。
4×100mリレーのアンカーとして3位入賞に貢献した髙橋真由主将は「昨年の大玉さん(華鈴・日体大SMG横浜/七種競技)のような確実に高得点が望めるエースが不在でしたが、各パートが刺激し合い、力を合わせて強く団結した結果の勝利。特に長距離陣が力を発揮してくれました」と胸を張った。
前々回の覇者で、前回6位の筑波大が59.83点で2位。髙良彩花が走幅跳で大会新の2連覇を果たし、三段跳でも2位に入るなど活躍した。タイトル奪還にはならかったが、フィールド優勝を果たして意地を見せた。
3位は51.33点で福岡大。初日の400mで森山静穂、2日目の4×100mリレーでそれぞれ優勝すると、最終日の200mは3人が入賞するなど、スプリント種目を軸に加点した。
46点で4位に入ったのは園田学園女大。棒高跳では古林愛理の優勝をはじめ、3人入賞で一挙17点を獲得した。また。400mの安達茉鈴と4×400mリレーでそれぞれ2位。持ち前の総合力で過去最高順位だった。
文/花木 雫
■女子総合順位
日体大 77点
筑波大 59.83点
福岡大 51.33点
トラック優勝 日体大52点
フィールド優勝 筑波大38.83点
混成 優勝 中大13点
多種目優勝 順大3種目

|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
Latest articles 最新の記事
2025.03.28
【世界陸上プレイバック】五輪ボイコットきっかけに創設!クラトフヴィロヴァが女子400mと800mで今も大会記録に残る2冠 日本は室伏重信ら出場も入賞ゼロ
今年、陸上の世界選手権(世界陸上)が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪大会を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。これま […]
2025.03.28
【高校生FOCUS】女子三段跳・山﨑りりや(鳴門渦潮高)日本高校女子初の13m到達、大学で学生記録挑戦
FOCUS! 高校生INTERVIEW 山﨑りりや Yamasaki Ririya 鳴門渦潮高3徳島 高校アスリートをフォーカスするコーナー。年度末を迎えますが、振り返ってみれば、2024年度は高校生による日本記録樹立を […]
2025.03.28
3泊4日の全国高体連合宿終了! 「高め合える仲間がいっぱいできた」 来年度は宮崎で開催予定
大阪・ヤンマースタジアム長居を主会場に行われた2024年度の日本陸連U-19強化研修合宿・全国高体連陸上競技専門部強化合宿が3月28日、3泊4日の全日程を終えた。全国から集まった選手たちは交流を深め、試合での再会を誓った […]
2025.03.28
資格停止中の競歩・池田向希がCASに不服申し立て「一日も早く競技 を再開」
旭化成は3月28日、所属選手である競歩の池田向希が受けたアンチ・ドーピング規則違反による4年間の資格停止処分について、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に不服申し立てを行ったと発表した。 男子20km競歩で東京五輪銀メダリスト […]
2025.03.28
【男子円盤投】福宮佳潤(東京高1) 50m73=高1歴代2位&4人目の50mオーバー
3月28日、東京都多摩市の国士大多摩陸上競技場で第7回国士大競技会が行われ、高校用規格の男子円盤投(1.75kg)において福宮佳潤(東京高1)が50m73をマークした。この記録は高校1年生の歴代ランキングで2位。高1で史 […]
Latest Issue
最新号

2025年4月号 (3月14日発売)
別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報