◇日本インカレ(京都・たけびしスタジアム京都:西京極)2日目
学生ナンバーワンを決める第91回日本インカレの2日目が行われ、オレゴン世界選手権4×100mリレー代表の栁田大輝(東洋大)が4×100mリレーに出場し、チームの3位に貢献した。
2走に入った栁田。初日に行われた予選は39秒61で通過した。栁田の走りにスタンドからは「速い!」と言う感嘆の声がいくつも漏れていた。
決勝も先輩の前田拓夢から受けたバトンを持ってバックストレートを爆走。同期の成島陽紀へしっかりつないだ。東洋大は優勝した筑波大を追いかけ、早大と競り合いになり、39秒13で3位だった。
栁田は今回はリレーのみ。オレゴン世界選手権後はそのままコロンビア・カリへ移動してU20世界選手権に出場した。100mでは10秒15のベストをマークして6位入賞。4×100mリレーでは金メダルを獲得した。
その後は帰国し、「元々決まっていた」という欧州遠征。コンチネンタルツアーに出場した。そのため、今回は100mへの出場を見送っている。「自分が目指しているのは世界選手権やオリンピック。日本で勝つのも大事ですが、まずは海外の選手とレースをして自分に足りないものを感じ取りたかった」と理由を明かした。
その経験を経て、「海外の強い選手は120mくらい走れるような感じですが、僕は100mを走るのもいっぱいいっぱい。走りきる力が必要。ウエイトトレーニングなどにも取り組んで、トップスピードも上げていきたい」と、さらなるパワーアップを図っていくつもりだ。
リレーのみの出場となったが「とても緊張しましたし、盛り上がりがすごくて楽しかったです」と、初の日本インカレの雰囲気を味わった栁田。今季は国体の100mに出場を予定している。
「いろんな経験をできた1年。来年はブダペスト世界選手権に個人で走れるようにしたいです」
視線はぶれず、常に世界を見据える若きスプリンター。世界選手権の参加標準記録10秒00を切るために、短い秋を挟んで大学初の冬季トレーニングに入る。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking 人気記事ランキング
2024.11.22
田中希実が来季『グランドスラム・トラック』参戦決定!マイケル・ジョンソン氏が新設
2024.11.21
早大競走部駅伝部門が麹を活用した食品・飲料を手がける「MURO」とスポンサー契約締結
2024.11.21
立迫志穂が調整不良のため欠場/防府読売マラソン
-
2024.11.20
-
2024.11.20
-
2024.11.20
-
2024.11.20
-
2024.11.20
-
2024.11.20
-
2024.11.20
-
2024.11.20
-
2024.11.20
2024.11.01
吉田圭太が住友電工を退部 「充実した陸上人生を歩んでいきたい」競技は継続
2024.11.07
アシックスから軽量で反発性に優れたランニングシューズ「NOVABLAST 5」が登場!
-
2024.10.27
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2024.11.22
田中希実が来季『グランドスラム・トラック』参戦決定!マイケル・ジョンソン氏が新設
来春、開幕する陸上リーグ「グランドスラム・トラック」の“レーサー”として、女子中長距離の田中希実(New Balance)が契約したと発表された。 同大会は1990年代から2000年代に男子短距離で活躍したマイケル・ジョ […]
2024.11.21
早大競走部駅伝部門が麹を活用した食品・飲料を手がける「MURO」とスポンサー契約締結
11月21日、株式会社コラゾンは同社が展開する麹専門ブランド「MURO」を通じて、早大競走部駅伝部とスポンサー契約を結んだことを発表した。 コラゾン社は「MURO」の商品である「KOJI DRINK A」および「KOJI […]
2024.11.21
立迫志穂が調整不良のため欠場/防府読売マラソン
第55回防府読売マラソン大会事務局は、女子招待選手の立迫志穂(天満屋)が欠場すると発表した。調整不良のためとしている。 立迫は今年2月の全日本実業団ハーフマラソンで1時間11分16秒の11位。7月には5000m(15分3 […]
2024.11.20
M&Aベストパートナーズに中大・山平怜生、城西大・栗原直央、國學院大・板垣俊佑が内定!神野「チーム一丸」
神野大地が選手兼監督を務めるM&Aベストパートナーズが来春入社選手として、中大・山平怜生、國學院大・板垣俊佑、城西大・栗原直央の3人が内定した。神野が自身のSNSで内定式の様子を伝えている。 山平は宮城・仙台育英 […]
2024.11.20
第101回(2025年)箱根駅伝 出場チーム選手名鑑
・候補選手は各チームが選出 ・情報は11月20日時点、チーム提供および編集部把握の公認記録を掲載 ・選手名の一部漢字で対応外のものは新字で掲載しています ・過去箱根駅伝成績で関東学生連合での出場選手は相当順位を掲載 ・一 […]
Latest Issue 最新号
2024年12月号 (11月14日発売)
全日本大学駅伝
第101回箱根駅伝予選会
高校駅伝都道府県大会ハイライト
全日本35㎞競歩高畠大会
佐賀国民スポーツ大会