HOME 国内、大学

2022.09.10

男子4継 筑波大が3年ぶりV!100mファイナリストゼロもチーム力でつかむ/日本IC
男子4継 筑波大が3年ぶりV!100mファイナリストゼロもチーム力でつかむ/日本IC

◇日本インカレ(京都・たけびしスタジアム京都:西京極)2日目

学生ナンバーワンを決める第91回日本インカレの2日目が行われ、男子4×100mリレーは筑波大が38秒86で優勝した。

1走の辰巳新は「コーナーが得意ではなくて最後(外に)振られてしまった」と振り返るも、続く池田成諒が「少し待って」スタートする調整力を見せた。

3走に入ったのは鵜澤飛羽。「アップ中に右ハムストリングスをケイレンした」といい、「早稲田が速かった」と追いかける展開になるが、しっかりとまくり、トップに立った。

アンカーに入ったのは大学院2年生の齊藤勇真。3年前の優勝時にも4走を走っている。「これが最後のレース」。九州学院高時代にインターハイ200mを勝った逸材は、大学進学以降は苦しんだ。だが、最後の最後に日本一のフィニッシュ。「苦しかったですが、最後に勝てて楽しめました」。笑顔で競技人生を終えた。

広告の下にコンテンツが続きます

目標としていたのは筑波大記録の38秒58。「普通にバトンをつなげば勝てるから」とスタッフ陣から送り出され、しっかり唯一の38秒台で制覇した。

齊藤は卒業後、教員を目指して採用試験を受験済み。「陸上に携わって、この舞台を走るような選手を育てたいです」。苦しみながらも最後まで走り続けた先輩の姿は、後輩たちの目にしっかりと焼き付いた。

◇日本インカレ(京都・たけびしスタジアム京都:西京極)2日目 学生ナンバーワンを決める第91回日本インカレの2日目が行われ、男子4×100mリレーは筑波大が38秒86で優勝した。 1走の辰巳新は「コーナーが得意ではなくて最後(外に)振られてしまった」と振り返るも、続く池田成諒が「少し待って」スタートする調整力を見せた。 3走に入ったのは鵜澤飛羽。「アップ中に右ハムストリングスをケイレンした」といい、「早稲田が速かった」と追いかける展開になるが、しっかりとまくり、トップに立った。 アンカーに入ったのは大学院2年生の齊藤勇真。3年前の優勝時にも4走を走っている。「これが最後のレース」。九州学院高時代にインターハイ200mを勝った逸材は、大学進学以降は苦しんだ。だが、最後の最後に日本一のフィニッシュ。「苦しかったですが、最後に勝てて楽しめました」。笑顔で競技人生を終えた。 目標としていたのは筑波大記録の38秒58。「普通にバトンをつなげば勝てるから」とスタッフ陣から送り出され、しっかり唯一の38秒台で制覇した。 齊藤は卒業後、教員を目指して採用試験を受験済み。「陸上に携わって、この舞台を走るような選手を育てたいです」。苦しみながらも最後まで走り続けた先輩の姿は、後輩たちの目にしっかりと焼き付いた。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.03.28

【世界陸上プレイバック】五輪ボイコットきっかけに創設!クラトフヴィロヴァが女子400mと800mで今も大会記録に残る2冠 日本は室伏重信ら出場も入賞ゼロ

今年、陸上の世界選手権(世界陸上)が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪大会を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。これま […]

NEWS 【高校生FOCUS】女子三段跳・山﨑りりや(鳴門渦潮高)日本高校女子初の13m到達、大学で学生記録挑戦

2025.03.28

【高校生FOCUS】女子三段跳・山﨑りりや(鳴門渦潮高)日本高校女子初の13m到達、大学で学生記録挑戦

FOCUS! 高校生INTERVIEW 山﨑りりや Yamasaki Ririya 鳴門渦潮高3徳島 高校アスリートをフォーカスするコーナー。年度末を迎えますが、振り返ってみれば、2024年度は高校生による日本記録樹立を […]

NEWS 3泊4日の全国高体連合宿終了! 「高め合える仲間がいっぱいできた」 来年度は宮崎で開催予定

2025.03.28

3泊4日の全国高体連合宿終了! 「高め合える仲間がいっぱいできた」 来年度は宮崎で開催予定

大阪・ヤンマースタジアム長居を主会場に行われた2024年度の日本陸連U-19強化研修合宿・全国高体連陸上競技専門部強化合宿が3月28日、3泊4日の全日程を終えた。全国から集まった選手たちは交流を深め、試合での再会を誓った […]

NEWS 資格停止中の競歩・池田向希がCASに不服申し立て「一日も早く競技 を再開」

2025.03.28

資格停止中の競歩・池田向希がCASに不服申し立て「一日も早く競技 を再開」

旭化成は3月28日、所属選手である競歩の池田向希が受けたアンチ・ドーピング規則違反による4年間の資格停止処分について、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に不服申し立てを行ったと発表した。 男子20km競歩で東京五輪銀メダリスト […]

NEWS 【男子円盤投】福宮佳潤(東京高1) 50m73=高1歴代2位&4人目の50mオーバー

2025.03.28

【男子円盤投】福宮佳潤(東京高1) 50m73=高1歴代2位&4人目の50mオーバー

3月28日、東京都多摩市の国士大多摩陸上競技場で第7回国士大競技会が行われ、高校用規格の男子円盤投(1.75kg)において福宮佳潤(東京高1)が50m73をマークした。この記録は高校1年生の歴代ランキングで2位。高1で史 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報

page top