HOME 国内、大学

2022.09.10

女子円盤投・齋藤真希が10年ぶり大会新!「あっという間」の4年間有終の美/日本IC
女子円盤投・齋藤真希が10年ぶり大会新!「あっという間」の4年間有終の美/日本IC

◇日本インカレ(京都・たけびしスタジアム京都:西京極)2日目

学生ナンバーワンを決める第91回日本インカレの2日目が行われ、女子円盤投は齋藤真希(東女体大)が2年連続3度目の優勝を飾った。

齋藤は1回目に53m27、2回目に52m64を放つ。「流れは1回目から良くなかったので、円盤を大きく残して、真ん中で振り切れるように意識しました」。3回目に54m14まで記録を伸ばすと、5回目に大会記録を10年ぶりに更新する54m72をマークした。

「自己ベスト(57m43)の更新を狙っていたので悔しいですが、大会記録を更新できて良かったです」と安堵の表情を浮かべる。

4月に自己新を放ってからは、日本記録保持者の郡菜々佳(新潟アルビレックスRC)を「意識して記録を出そう、出そうとしてしまった」と記録が安定しなかった。夏場に山形に帰って技術の基礎練習を見直すなどし、インカレに向けて調子を上げてきたという。

広告の下にコンテンツが続きます

中学時代から各年代の最高記録を塗り替えてきた齋藤も最終学年。卒業後は進学して競技継続も考えているが、この4年間を振り返り「あっという間でした」と言う。日本インカレは2年時に3回ファウルで涙をのんだ悔しい経験が今も胸に残る。しっかり大会記録を更新し、次のステージへ。

「まだまだ身体全体をパワーアップして振り切りを強くするのが課題です」。まずは自己ベストの更新へ。インカレ3度優勝の誇りを胸に、自らの投げに磨きをかけていく。

◇日本インカレ(京都・たけびしスタジアム京都:西京極)2日目 学生ナンバーワンを決める第91回日本インカレの2日目が行われ、女子円盤投は齋藤真希(東女体大)が2年連続3度目の優勝を飾った。 齋藤は1回目に53m27、2回目に52m64を放つ。「流れは1回目から良くなかったので、円盤を大きく残して、真ん中で振り切れるように意識しました」。3回目に54m14まで記録を伸ばすと、5回目に大会記録を10年ぶりに更新する54m72をマークした。 「自己ベスト(57m43)の更新を狙っていたので悔しいですが、大会記録を更新できて良かったです」と安堵の表情を浮かべる。 4月に自己新を放ってからは、日本記録保持者の郡菜々佳(新潟アルビレックスRC)を「意識して記録を出そう、出そうとしてしまった」と記録が安定しなかった。夏場に山形に帰って技術の基礎練習を見直すなどし、インカレに向けて調子を上げてきたという。 中学時代から各年代の最高記録を塗り替えてきた齋藤も最終学年。卒業後は進学して競技継続も考えているが、この4年間を振り返り「あっという間でした」と言う。日本インカレは2年時に3回ファウルで涙をのんだ悔しい経験が今も胸に残る。しっかり大会記録を更新し、次のステージへ。 「まだまだ身体全体をパワーアップして振り切りを強くするのが課題です」。まずは自己ベストの更新へ。インカレ3度優勝の誇りを胸に、自らの投げに磨きをかけていく。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.03.26

【男子100m】柏田琉依(山口FSL・中2)10秒80=中2歴代2位タイ

山口県中学校春季記録会が3月22日、山口市の維新みらいふスタジアムで行われ、男子100mで柏田琉依(山口FSL/2年)が中2歴代2位タイの10秒80(+1.6)をマークした。 柏田のこれまでの自己ベストは、昨年11月に出 […]

NEWS 日本選手権室内・日本室内大阪大会が終了 リレーフェス今年実施せず、U16リレーは7/12~13の日本選手権リレー・混成と併催

2025.03.26

日本選手権室内・日本室内大阪大会が終了 リレーフェス今年実施せず、U16リレーは7/12~13の日本選手権リレー・混成と併催

日本陸連は3月26日、都内で理事会を開き、2025年度の主要競技会日程を承認した。 これまで、主に毎年2月に実施していた日本選手権室内・日本室内大阪大会は終了とし、25年度から行われない。 同大会は元々、1984年に「国 […]

NEWS 【男子3000m】尾田祥太(Runup Academy・中2) 8分37秒25=中2歴代6位

2025.03.26

【男子3000m】尾田祥太(Runup Academy・中2) 8分37秒25=中2歴代6位

3月22日、名古屋市のパロマ瑞穂北陸上競技場で愛知陸協長距離競技会(第1回トヨタ紡織記録挑戦会)が行われ、男子3000mに出場した尾田祥太(Runup Academy/岡崎南中2愛知)が8分37秒25の中2歴代6位のタイ […]

NEWS セイコーGGPと日本選手権で東京世界陸上の運営トレーニング実施「大会運営に必要な能力・経験」の蓄積目指す

2025.03.26

セイコーGGPと日本選手権で東京世界陸上の運営トレーニング実施「大会運営に必要な能力・経験」の蓄積目指す

公益財団法人東京2025世界陸上財団は3月26日に理事会を開き、本番での運営能力向上を図るため、運営トレーニングを実施することを発表した。 トレーニングの対象大会は、本番のメイン会場である国立競技場で行われるセイコーゴー […]

NEWS スズキの田原遼太郎が現役引退 800mインターハイ出場 大学時代は関西インカレ1万m優勝

2025.03.26

スズキの田原遼太郎が現役引退 800mインターハイ出場 大学時代は関西インカレ1万m優勝

スズキは所属する田原遼太郎が現役を引退し、社業に専念することを発表した。 田原は大阪府出身の26歳。中学から陸上を始め、当初は800mなど中距離に取り組み、13年全中では準決勝まで進んでいる。大阪高でもトラックや高校駅伝 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報

page top