2022.08.29
8月29日、オレゴン世界選手権男子20km競歩で連覇を果たした山西利和(愛知製鋼)がオンラインでの会見に登壇した。
2019年ドーハ大会では同種目初の金メダル。昨年の東京五輪では銅メダルを獲得している。オレゴンでは1時間19分07秒で連覇。世界大会3連続のメダル獲得を成し遂げた。
「連覇という表現ですが、東京五輪の負けを挟んでいるので(東京五輪以降)ここまでは新しい1年だった」と振り返る山西。その一つである世界選手権を「優勝というかたちで終えることができてホッとしている」と笑顔を浮かべた。
レースでは東京五輪、オレゴン世界選手権でともに銀メダルに輝いた池田向希(旭化成)とラスト1kmまでもつれる展開に。「ハラハラ感もあり、ゴールテープを切れた時はうれしかったです」。その中で「ラスト1kmのスピードもまだ上げられる」と話し、レース展開についても「いろんなパターンを出していけると思う」とさらに自力をつけていくつもりだ。
今季については「余裕ができれば試合にも出場したい」と話し、さらには今回の世界選手権で50kmに変わって実施された35kmも「機会があれば秋以降にチャレンジしてみたい」と意欲も見せている。
身体の状態としては「疲れが抜けきった感じではない」とやや疲労も残っているとのこと。「ギアはまだ上がりきっていない」というものの、「ケガなく継続できている」と影響なく練習には取り組めているという。
2大会連続の金メダリストとなった山西。来年のブダペスト大会で3連覇への期待も懸かるが「プレッシャーは今のところ感じていません」。それよりも「ここから何をしていくかが大事」だと冷静に先を見据えている。
「毎年、世界大会が続いていくので大切にしていきたい」。そして昨年かなわなかった五輪での金メダル獲得へ。「パリ五輪では次こそ金メダルを取りたい。あと2年あるので、よりパワーアップして臨みたいです」と、今後も王者・山西の強さを発揮していく。

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