2022.08.24
陸上界の不正監視を行う世界陸連の独立機関「アスリート・インテグリティ・ユニット(AIU)」は8月19日付で同機関のサイトを更新し、ドーピング違反で選手の処分を発表した。
女子砲丸投のN.オスタプチュク(ベラルーシ)は2012年3月22日~14年4月25日のすべての成績が無効とされる。オスタプチュクは以前よりドーピング違反で処分を受けており、05年8月13日~07年8月12日と、07年8月26日~12年8月15日の結果はすでに無効となっている。先の処分により05年ヘルシンキ世界選手権の金メダル、07年大阪世界選手権と11年テグ世界選手権の銀メダル、そして12年ロンドン五輪での金メダルが剥奪された。
男子ハンマー投げのP.クリヴイツキー(ベラルーシ)も12年3月22日~12年7月16日の結果が無効に。クリヴィツキーもすでに処分を受けており、12年7月17日~14年7月16日と、15年5月11日~15年6月10日の結果はすでに無効となっている。今回の処分で新たに12年欧州選手権(9位)の結果が取り消される。
女子短距離のA.キエヴイチ(ベラルーシ)は22年8月4日から2年間の資格停止処分を受けた。さかのぼって12年3月14日~14年3月13日の結果が無効となる。12年ロンドン五輪でベラルーシチームの一員として4×100mリレーを走ったが、この成績も無効となる。
この3選手は世界アンチ・ドーピング機関認定研究所にある情報管理システムのデータベースから、過去に禁止物質の使用が確認されたため、追加処分となった。
また、男子長距離のT.ギルマ(エチオピア)は検体から禁止物質が検出されたため、21年8月3日から5年4ヵ月の資格停止処分を受けた。さかのぼって21年4月6日以降の成績が無効としている。
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