◇オレゴン世界陸上(7月15日~24日/米国・オレゴン州ユージン)8日目
オレゴン世界陸上8日目のイブニングセッションに行われた女子4×100m予選。日本は青木益未、君嶋愛梨沙、兒玉芽生、御家瀬緑のオーダーで臨み、1組7着で予選敗退ながら43秒33の日本新記録を樹立した。
昨年の世界リレーで4位で11年ぶりとなる世界選手権出場をつかんだ日本チームは、100mハードルの日本記録保持者である1走の青木が「(明日出場予定の)ハードルのことは何も考えずに、予選のこの1本に全力を注げた」という抜群のスタートを切ると、日本選手権100m覇者である2走の君嶋も健闘。3走の兒玉も「勝負しようと気持ちを固めてやってきた」と必死に世界に食い下がると、御家瀬も順位を下げながら懸命にフィニッシュまで駆け抜けた。
タイムについて君嶋は「このリレーチーム組んだ時に絶対日本新を出そうと話し合ってきた。そこは素直にうれしい」とコメント。アンカーを務めた御家瀬は「初の世界大会で第一歩を踏み出せたという感じですが、世界との差はすごいと身をもって感じた」と話し、兒玉も「日本記録更新はうれしいけど、世界との差を痛感した」と複雑な表情を浮かべた。
2011年から11年も止まり続けていた日本記録の時計を動かしたチームジャパン。今後について御家瀬は「今後は決勝に残るという目標を掲げ、一丸となってやっていきたい」と意気込みを口にした。

|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.03.25
箱根駅伝予選会のスタート時刻を変更「温暖化の影響による選手の安全確保」
-
2025.03.25
-
2025.03.25
-
2025.03.25
2025.03.23
女子は長野東が7年ぶりの地元V アンカー・田畑陽菜が薫英女学院を逆転/春の高校伊那駅伝
-
2025.03.19
-
2025.03.25
2025.03.02
初挑戦の青学大・太田蒼生は途中棄権 果敢に先頭集団に挑戦/東京マラソン
2025.03.02
太田蒼生は低体温症と低血糖で途中棄権 「世界のレベルを知れて良い経験」/東京マラソン
-
2025.03.23
-
2025.03.19
-
2025.03.02
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.03.26
世界陸連 女子選手に事前資格審査を導入「生物学的に女性選手のみとすることが公平性を保つために不可欠」
世界陸連(WA)は3月24日、25日と中国・南京で理事会を開き、トランスジェンダーなどの選手に関する作業部会から出された提言を承認し、女子種目に出場する選手に対して事前資格審査制を導入するとした。 女子カテゴリーでの種目 […]
2025.03.26
世界リレー 26年はボツワナ、28年はバハマでの開催が決定! 26年世界競歩チーム選手権はブラジルで
世界陸連(WA)は3月24、25日に評議会を開催し、今後の世界大会の開催日時やルールの改定について発表した。 新たに開催場所が決まったのは26年世界リレーと28年世界リレー、26年世界競歩チーム選手権の3大会。26年の世 […]
2025.03.25
箱根駅伝予選会のスタート時刻を変更「温暖化の影響による選手の安全確保」
関東学生陸上競技連盟は3月25日、箱根駅伝予選会のスタート時刻について、次回から変更すると発表した。 前回までは午前9時35分スタートだったが、第102回大会予選会から午前8時30分スタートと、約1時間前倒しする。 「温 […]
2025.03.25
100mH福部真子「引退しないといけないのかな…」菊池病の公表に葛藤も「あとで後悔したくない」元気な姿アピール
女子100mハードル日本記録保持者の福部真子(日本建設工業)がインタビューに応じ、昨年末に公表した「菊池病」と発覚した時の状況や、今の調子、復帰に向けた思いを聞いた。 「元気です!見てもらった通り!」。オンラインで画面越 […]
2025.03.25
大阪に約270人の高校生アスリートが集結! 「切磋琢磨していきたい」 3泊4日の全国高体連合宿スタート
2024年度の日本陸連U-19強化研修合宿・全国高体連陸上競技専門部強化合宿が3月25日、大阪・ヤンマースタジアム長居で始まった。全国から選手約270人が参加し、20度を超える汗ばむ陽気の中で打ち解けながら練習に取り組ん […]
Latest Issue
最新号

2025年4月号 (3月14日発売)
別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報