◇オレゴン世界陸上(7月15日~24日/米国・オレゴン州ユージン)8日目
オレゴン世界陸上8日目のイブニングセッションに行われた男子4×100mR。1組に出場した日本は38秒78で4着でフィニッシュしたが、その後に失格の判定が下った。
2017年ロンドン、19年ドーハと2大会連続で銅メダルを獲得している日本だが、昨年の東京五輪は決勝で1、2走間のバトンパスで失敗。途中棄権に終わった。日本にとって、今大会はそこからの再スタートだった。
連覇を狙う地元・米国、前々回王者の英国と同組となった日本。100mで日本人初のファイナル進出を果たし、7位に入賞したエースのサニブラウン・アブデル・ハキーム(タンブルウィードTC)が脚の違和感のため起用できず、苦戦が予想されていた。
その中で、全員が世界大会初出場の4人が力走。1走の100mセミファイナリスト・坂井隆一郎(大阪ガス)が上位争いを展開し、サニブラウンに代わって2走を務めた鈴木涼太(スズキ)が粘り抜く。3走・上山紘輝(住友電工)へのバトンパスがやや乱れたが、200m予選で日本歴代9位の20秒26を出した勢いのまま巻き返し、アンカーの18歳・柳田大輝(東洋大)がガーナにかわされたものの、先行する中国を捕らえて4位でフィニッシュした。
しかし、記録が出た後に失格が確定。2組5着のブラジルが38秒41で決勝進出への可能性はなかったとはいえ、世界大会2大会連続で悔しい結果となった。
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