HOME 国内、世界陸上、日本代表
20km競歩銀メダル池田向希が帰国「心技体すべてでドーハの時より成長できている」/世界陸上
20km競歩銀メダル池田向希が帰国「心技体すべてでドーハの時より成長できている」/世界陸上

池田向希(旭化成)

7月15日から開催されているオレゴン世界選手権。2日目までに競技を終えた一部の選手が帰国し、日本時間の18日に成田空港に到着した。

男子20km競歩で銀メダルを獲得した池田向希(旭化成)も無事に帰国。周囲からの祝福のメッセージが多く寄せられているようで、「いろいろな方から応援していただいているんだなと実感しました」と感謝の意を口にした。

今大会は前回覇者で東京五輪では1つ先着した山西利和(愛知製鋼)との一騎打ちに。終盤まで勝機をうかがっていたが、残り1kmで強烈なスパートを放ったライバルについていけず、レース後は「完敗です」と勝者を称えた。「今回は山西さんが想定したレースをさせてしまった。心の底から出てきた言葉でした」。

3年前の前回大会は6位入賞、昨年の東京五輪は日本勢最上位の2位だっただけに、「うれしい反面くやしさもある」と本音を口にするが、前回のドーハ大会時と比べて「心技体すべてで成長を感じている」とも。それは銀メダルという結果に対して「悔しい」と感じられるようになったことからも表れている。

「今後は来年の世界選手権、2年後のパリ五輪と国際大会が続いていきますが、狙ったすべての大会でメダル争いしていきたい。特にパリ五輪では連続メダルが懸かっているので、そこを1つのターゲットに置いていきます」

広告の下にコンテンツが続きます

大会期間中に日本人史上初の100mファイナリスト(7位)となったサニブラウン・アブデル・ハキーム(タンブルウィードTC)ら他の日本勢の活躍も「刺激になった」ようで、「種目は違いますが、チームJAPANとして高め合えたら」とメダリストとしての貫禄が垣間見えた。

7月15日から開催されているオレゴン世界選手権。2日目までに競技を終えた一部の選手が帰国し、日本時間の18日に成田空港に到着した。 男子20km競歩で銀メダルを獲得した池田向希(旭化成)も無事に帰国。周囲からの祝福のメッセージが多く寄せられているようで、「いろいろな方から応援していただいているんだなと実感しました」と感謝の意を口にした。 今大会は前回覇者で東京五輪では1つ先着した山西利和(愛知製鋼)との一騎打ちに。終盤まで勝機をうかがっていたが、残り1kmで強烈なスパートを放ったライバルについていけず、レース後は「完敗です」と勝者を称えた。「今回は山西さんが想定したレースをさせてしまった。心の底から出てきた言葉でした」。 3年前の前回大会は6位入賞、昨年の東京五輪は日本勢最上位の2位だっただけに、「うれしい反面くやしさもある」と本音を口にするが、前回のドーハ大会時と比べて「心技体すべてで成長を感じている」とも。それは銀メダルという結果に対して「悔しい」と感じられるようになったことからも表れている。 「今後は来年の世界選手権、2年後のパリ五輪と国際大会が続いていきますが、狙ったすべての大会でメダル争いしていきたい。特にパリ五輪では連続メダルが懸かっているので、そこを1つのターゲットに置いていきます」 大会期間中に日本人史上初の100mファイナリスト(7位)となったサニブラウン・アブデル・ハキーム(タンブルウィードTC)ら他の日本勢の活躍も「刺激になった」ようで、「種目は違いますが、チームJAPANとして高め合えたら」とメダリストとしての貫禄が垣間見えた。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.03.29

齋藤みう3000m障害で9分41秒57 自己ベスト4秒以上更新して日本歴代6位、学生歴代2位

第319回日体大長距離競技会初日が3月29日、神奈川・横浜市の同大学健志台キャンパス競技場で行われ、女子3000m障害で齋藤みう(日体大4)が日本歴代6位、学生歴代2位の9分41秒57をマークした。 齋藤のこれまでのベス […]

NEWS 久保凛1000mで2分40秒23 U20&U18日本新記録!従来の記録を大幅更新、日本歴代でも4位

2025.03.29

久保凛1000mで2分40秒23 U20&U18日本新記録!従来の記録を大幅更新、日本歴代でも4位

奈良市サーキットが3月29日、奈良市の鴻ノ池陸上競技場で行われ、女子1000mで800m日本記録(1分59秒93)保持者の久保凛(東大阪大敬愛高2)が2分40秒23をマークした。 この記録は日本歴代4位で、U20とU18 […]

NEWS 【世界陸上プレイバック】五輪ボイコットきっかけに創設!クラトフヴィロヴァが女子400mと800mで今も大会記録に残る2冠 日本は室伏重信ら出場も入賞ゼロ

2025.03.28

【世界陸上プレイバック】五輪ボイコットきっかけに創設!クラトフヴィロヴァが女子400mと800mで今も大会記録に残る2冠 日本は室伏重信ら出場も入賞ゼロ

今年、陸上の世界選手権(世界陸上)が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪大会を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。これま […]

NEWS 【高校生FOCUS】女子三段跳・山﨑りりや(鳴門渦潮高)日本高校女子初の13m到達、大学で学生記録挑戦

2025.03.28

【高校生FOCUS】女子三段跳・山﨑りりや(鳴門渦潮高)日本高校女子初の13m到達、大学で学生記録挑戦

FOCUS! 高校生INTERVIEW 山﨑りりや Yamasaki Ririya 鳴門渦潮高3徳島 高校アスリートをフォーカスするコーナー。年度末を迎えますが、振り返ってみれば、2024年度は高校生による日本記録樹立を […]

NEWS 3泊4日の全国高体連合宿終了! 「高め合える仲間がいっぱいできた」 来年度は宮崎で開催予定

2025.03.28

3泊4日の全国高体連合宿終了! 「高め合える仲間がいっぱいできた」 来年度は宮崎で開催予定

大阪・ヤンマースタジアム長居を主会場に行われた2024年度の日本陸連U-19強化研修合宿・全国高体連陸上競技専門部強化合宿が3月28日、3泊4日の全日程を終えた。全国から集まった選手たちは交流を深め、試合での再会を誓った […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報

page top