HOME 国内、世界陸上、日本代表
“最強布陣”女子マラソン会見 一山麻緒「ケガなく順調」新谷仁美「心穏やかに」松田瑞生「後悔のないレースを」/世界陸上
“最強布陣”女子マラソン会見 一山麻緒「ケガなく順調」新谷仁美「心穏やかに」松田瑞生「後悔のないレースを」/世界陸上

7月15日に開幕するオレゴン世界選手権の会見が現地で行われ、女子マラソンに出場する一山麻緒(資生堂)、新谷仁美(積水化学)、松田瑞生(ダイハツ)の3人が登壇してそれぞれ決意を語った。

東京五輪8位入賞の一山は「それほど緊張しなかったのですが、(会見で)質問されてドキドキしてきました」と心境を明かす。1ヵ月ほど米国アルバカーキで高地トレーニングを積んできており「ケガなく順調に積めて、80%はやりきれた」と言う。

展開については「ケニア、エチオピアの選手を意識」しつつ、「周りのペースに飲まれずやりたいように走ったほうがパフォーマンスを出し切れる」と自分にフォーカスを当てる。オレゴン世界選手権の位置づけは「パリ五輪への通過点」で、「存在感を示したい」と語った。

マラソンでは初の世界選手権となる新谷。目標は「心穏やかい終わりたい」。ここに向けては長野で合宿を積み、状態については「過程ではなく結果で判断してほしい」と新谷らしく答える。

松田もマラソンでは初の世界選手権。5月から約2ヵ月、米国アルバカーキで練習し、「久しぶりの高地トレーニングで反動はありましたが、スタートラインに立てる状態に持ってこられた」と振り返り、「今できることを出し尽くして後悔のないレースにしたい」と覚悟を見せる。

広告の下にコンテンツが続きます

朝6時15分スタート、森や河川敷といった自然豊かな場所と住宅地を走る周回コース。気候については涼しさもあり「いい環境」と口をそろえるが、一山は「今までに走ったことのないほど狭い道」と言い、松田も「くねくねしたコース。うまくないのでスムーズに曲がりたい」と言う。新谷は「スタートから10~15kmくらいまで森の中。住宅地は狭くて整備されていないところもあるので気をつけたい。朝は手袋が必要になるかも」としっかり見据えていた。

メダル、入賞の期待が高まる“最強布陣”の女子マラソン。日本時間の18日夜22時15分にスタートする。

7月15日に開幕するオレゴン世界選手権の会見が現地で行われ、女子マラソンに出場する一山麻緒(資生堂)、新谷仁美(積水化学)、松田瑞生(ダイハツ)の3人が登壇してそれぞれ決意を語った。 東京五輪8位入賞の一山は「それほど緊張しなかったのですが、(会見で)質問されてドキドキしてきました」と心境を明かす。1ヵ月ほど米国アルバカーキで高地トレーニングを積んできており「ケガなく順調に積めて、80%はやりきれた」と言う。 展開については「ケニア、エチオピアの選手を意識」しつつ、「周りのペースに飲まれずやりたいように走ったほうがパフォーマンスを出し切れる」と自分にフォーカスを当てる。オレゴン世界選手権の位置づけは「パリ五輪への通過点」で、「存在感を示したい」と語った。 マラソンでは初の世界選手権となる新谷。目標は「心穏やかい終わりたい」。ここに向けては長野で合宿を積み、状態については「過程ではなく結果で判断してほしい」と新谷らしく答える。 松田もマラソンでは初の世界選手権。5月から約2ヵ月、米国アルバカーキで練習し、「久しぶりの高地トレーニングで反動はありましたが、スタートラインに立てる状態に持ってこられた」と振り返り、「今できることを出し尽くして後悔のないレースにしたい」と覚悟を見せる。 朝6時15分スタート、森や河川敷といった自然豊かな場所と住宅地を走る周回コース。気候については涼しさもあり「いい環境」と口をそろえるが、一山は「今までに走ったことのないほど狭い道」と言い、松田も「くねくねしたコース。うまくないのでスムーズに曲がりたい」と言う。新谷は「スタートから10~15kmくらいまで森の中。住宅地は狭くて整備されていないところもあるので気をつけたい。朝は手袋が必要になるかも」としっかり見据えていた。 メダル、入賞の期待が高まる“最強布陣”の女子マラソン。日本時間の18日夜22時15分にスタートする。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.03.26

日本選手権室内・日本室内大阪大会が終了 リレーフェス今年実施せず、U16リレーは7/12~13の日本選手権リレー・混成と併催

日本陸連は3月26日、都内で理事会を開き、2025年度の主要競技会日程を承認した。 これまで、主に毎年2月に実施していた日本選手権室内・日本室内大阪大会は終了とし、25年度から行われない。 同大会は元々、1984年に「国 […]

NEWS 【男子3000m】尾田祥太(Runup Academy・中2) 8分37秒25=中2歴代6位

2025.03.26

【男子3000m】尾田祥太(Runup Academy・中2) 8分37秒25=中2歴代6位

3月22日、名古屋市のパロマ瑞穂北陸上競技場で愛知陸協長距離競技会(第1回トヨタ紡織記録挑戦会)が行われ、男子3000mに出場した尾田祥太(Runup Academy/岡崎南中2愛知)が8分37秒25の中2歴代6位のタイ […]

NEWS セイコーGGPと日本選手権で東京世界陸上の運営トレーニング実施「大会運営に必要な能力・経験」の蓄積目指す

2025.03.26

セイコーGGPと日本選手権で東京世界陸上の運営トレーニング実施「大会運営に必要な能力・経験」の蓄積目指す

公益財団法人東京2025世界陸上財団は3月26日に理事会を開き、本番での運営能力向上を図るため、運営トレーニングを実施することを発表した。 トレーニングの対象大会は、本番のメイン会場である国立競技場で行われるセイコーゴー […]

NEWS スズキの田原遼太郎が現役引退 800mインターハイ出場 大学時代は関西インカレ1万m優勝

2025.03.26

スズキの田原遼太郎が現役引退 800mインターハイ出場 大学時代は関西インカレ1万m優勝

スズキは所属する田原遼太郎が現役を引退し、社業に専念することを発表した。 田原は大阪府出身の26歳。中学から陸上を始め、当初は800mなど中距離に取り組み、13年全中では準決勝まで進んでいる。大阪高でもトラックや高校駅伝 […]

NEWS 東京世界陸上ボランティアに3100人が採用 周辺協力者含めて3400人で構成

2025.03.26

東京世界陸上ボランティアに3100人が採用 周辺協力者含めて3400人で構成

公益財団法人東京世界陸上財団は3月26日に理事会を開催し、ボランティアの採用結果について発表した。 11月1日から12月17日までの期間で募集し、当初想定していた募集人数3000人程度を大きく上回る8,276人が応募。そ […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報

page top