7月15日から開幕するオレゴン世界選手権の日本代表の第二陣が7月11日、成田空港から米国オレゴン州ユージンに向けて出発した。
昨日の第一陣に続き、この日は男子110mハードルの泉谷駿介(住友電工)、同10000mの田澤廉(駒大)、同400mハードルの黒川和樹(法大)らが出発した。
「ワクワクが大きいです」と出発前にオレゴンへの気持ちを語った泉谷。2019年のドーハ大会は代表入りを果たすも、ケガの影響で欠場したため、世界選手権でレースに出場するのは初めてとなる。前回大会について「ドーハではスタンドで試合を見ていて刺激を受けました」と振り返った。
春先に足首を痛めたケガも、「ほぼ治ってきている」と言い、「いつも通りの練習も積めている」という。昨年の東京五輪では準決勝でバランスを崩して決勝進出を逃しているだけに、「準決勝で失敗しないように、いつも通りに自分の走りができたら」と泉谷。予選からのプランも「13秒2台でまずは走って、準決勝で13秒1台、決勝はタイムを気にせず走りたい」と話した。
10000mに出場する田澤は参加標準記録を突破していたものの、日本選手権10000mで3位以内に入れず、即内定は得られていなかったが、7月1日に代表に内定。それまでの期間は「可能性はまだある。自分は選ばれる」と信じて練習は続けてきたという。初のシニア大会での日本代表となり「出場するだけではなく、結果を残したい。積極的なレースで入賞を目指します」と力強く語ってオレゴンへ向かった。
400mハードルの黒川も初の世界選手権代表で、初の海外レースとなる。「緊張半分、楽しみ半分です」とはにかみながらも「東京五輪よりは万全な状態です」と自信をつけた様子だった。目標については「海外選手におとらず、逃げ切るレースをしたいです。準決勝で良い走り、48秒台前半を出して、決勝へつなげたい」と意気込んだ。
世界選手権は7月15日から米国・オレゴン州ユージンで開かれる。
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