東邦銀行は7月4日、5月に死去した川本和久監督の後任に、コーチを務めていた吉田真希子氏が1日付で就任したと発表した。
吉田氏は福島・安積女高(現・安積黎明高)を卒業後、福島大に進学。同大学で監督を務めていた川本氏に20年間指導を受け、400mハードルで7度日本記録を更新したほか、世界選手権にも2度出場を果たしている。川本氏とともに2011年4月に発足した東邦銀行陸上部に加入すると、同年の全日本実業団選手権の女子総合優勝にも貢献。14年に現役引退後してからは、コーチとして川本氏を支えた。
吉田氏は監督就任にあたり、「川本先生と共に世界を目指してきた経験や知識を糧にして、今度は選手と一緒に夢を追いかけていきたいです」とコメント。川本氏の教えを受け継ぎ、オレゴン世界選手権男女混合4×400mリレー代表の松本奈菜子や、昨年の東京五輪男子400mハードル代表の山内大夢らとともに、さらなる躍進を誓った。
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