HOME 駅伝、箱根駅伝

2022.06.27

世界陸連授与のヘリテージプラークと絆像を箱根駅伝ミュージアムに寄贈 6月28日から常設展示
世界陸連授与のヘリテージプラークと絆像を箱根駅伝ミュージアムに寄贈 6月28日から常設展示


関東学生陸上競技連盟(関東学連)は6月27日、世界陸連(WA)の箱根駅伝ヘリテージプラーク(遺産の飾り額)と、同駅伝フィニッシュ地点の東京・大手町にある絆像のレプリカを神奈川県箱根町の箱根駅伝ミュージアムに寄贈した。箱根駅伝ミュージアムでは6月28日から常設で展示する。

箱根駅伝ヘリテージプラークは直径23cmの円形。2019年5月に認定された後、授与式は当初、2020年の東京五輪に予定されていたが、五輪の1年延期などで先延ばしとなり、第101回関東インカレ(国立競技場)2日目の5月20日に実施された。

また、絆像は箱根駅伝が2014年に第90回大会を迎えるのを記念して彫刻家の松田光司さんによって制作された。2013年11月に東京・読売新聞社のフィニッシュ地点前に高さ1.7mのブロンズ製の像が設置されている。今回寄贈されたレプリカは高さ40cmのもの。

寄贈式は箱根ホテルで行われ、関東学連の日隈広至副会長がヘリテージプラークを、松田さんが絆像のレプリカを、それぞれ箱根駅伝ミュージアムを運営する富士屋ホテルの溝田正憲専務取締役に手渡した。

関東学連・植田恭史副会長は「学生主体で運営される箱根駅伝が世界に認められた。ヘリテージプラークと絆の像が展示されることで、箱根を訪れる方々へさらなる関心が得られるきっかけになれば」と期待し、溝田専務取締役は「今回の寄贈は大変な名誉でうれしい限り。コロナ禍の中で箱根駅伝には大きな元気をいただいた。1人でも多くの方に見ていただき、感動を呼び起こしてもらうことが責務」と話していた。

世界陸連ヘリテージプラークは、陸上界の発展に寄与した個人や団体、大会などを“陸上界の世界遺産”として認定するもので、2018年12月に創設された。日本ではこれまで、南部忠平、箱根駅伝、小出義雄、陸上競技マガジン、福岡国際マラソン、織田幹雄が選ばれている。

広告の下にコンテンツが続きます
関東学生陸上競技連盟(関東学連)は6月27日、世界陸連(WA)の箱根駅伝ヘリテージプラーク(遺産の飾り額)と、同駅伝フィニッシュ地点の東京・大手町にある絆像のレプリカを神奈川県箱根町の箱根駅伝ミュージアムに寄贈した。箱根駅伝ミュージアムでは6月28日から常設で展示する。 箱根駅伝ヘリテージプラークは直径23cmの円形。2019年5月に認定された後、授与式は当初、2020年の東京五輪に予定されていたが、五輪の1年延期などで先延ばしとなり、第101回関東インカレ(国立競技場)2日目の5月20日に実施された。 また、絆像は箱根駅伝が2014年に第90回大会を迎えるのを記念して彫刻家の松田光司さんによって制作された。2013年11月に東京・読売新聞社のフィニッシュ地点前に高さ1.7mのブロンズ製の像が設置されている。今回寄贈されたレプリカは高さ40cmのもの。 寄贈式は箱根ホテルで行われ、関東学連の日隈広至副会長がヘリテージプラークを、松田さんが絆像のレプリカを、それぞれ箱根駅伝ミュージアムを運営する富士屋ホテルの溝田正憲専務取締役に手渡した。 関東学連・植田恭史副会長は「学生主体で運営される箱根駅伝が世界に認められた。ヘリテージプラークと絆の像が展示されることで、箱根を訪れる方々へさらなる関心が得られるきっかけになれば」と期待し、溝田専務取締役は「今回の寄贈は大変な名誉でうれしい限り。コロナ禍の中で箱根駅伝には大きな元気をいただいた。1人でも多くの方に見ていただき、感動を呼び起こしてもらうことが責務」と話していた。 世界陸連ヘリテージプラークは、陸上界の発展に寄与した個人や団体、大会などを“陸上界の世界遺産”として認定するもので、2018年12月に創設された。日本ではこれまで、南部忠平、箱根駅伝、小出義雄、陸上競技マガジン、福岡国際マラソン、織田幹雄が選ばれている。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.03.26

日本陸連が暑熱環境下の大会について対応検討 今年は日本選手権、インターハイなど「WBGT31度」目安に「踏み込んだ対策を」

日本陸連は3月26日に行われた理事会で、暑熱環境下における大会運営に対しての考えを示した。 日本陸連の田﨑博道専務理事は、最近の気候変動の大きさに触れたうえで、特に夏の競技会について「暑熱環境下で競技をすることの危険性は […]

NEWS 東京世界陸上へ吉田祐也、佐藤早也伽ら「日本のマラソン界で一番元気のある選手」選考レースの結果重視で選出

2025.03.26

東京世界陸上へ吉田祐也、佐藤早也伽ら「日本のマラソン界で一番元気のある選手」選考レースの結果重視で選出

日本陸連は3月26日に理事会が開催され、東京世界選手権マラソン代表5名を発表した。 男子は選考レースの成績から吉田祐也(GMOインターネットグループ)と近藤亮太(三菱重工)が選出。女子は安藤友香(しまむら)、小林香菜(大 […]

NEWS 日本選手権の大会要項と競技実施日が発表! 男子100mは初日に予選、準決勝 2日目に決勝 女子やり投は1日目に実施

2025.03.26

日本選手権の大会要項と競技実施日が発表! 男子100mは初日に予選、準決勝 2日目に決勝 女子やり投は1日目に実施

日本陸連は3月26日、第109回日本選手権(7月4日~6日/東京・国立競技場)の大会要項ならびに競技実施日を発表した。 今年の日本選手権は9月に行われる東京世界選手権の選考会を兼ねて実施される。昨年まではU20日本選手権 […]

NEWS 東京世界陸上マラソン代表が発表!男子は吉田祐也、近藤亮太、女子は安藤友香、佐藤早也伽、小林香菜の5名 小山直城は資格取得後に

2025.03.26

東京世界陸上マラソン代表が発表!男子は吉田祐也、近藤亮太、女子は安藤友香、佐藤早也伽、小林香菜の5名 小山直城は資格取得後に

日本陸連は3月26日に理事会を開催し、東京世界選手権マラソン代表を発表した。 男子は吉田祐也(GMOインターネットグループ)、近藤亮太(三菱重工)の2名。女子は安藤友香(しまむら)、佐藤早也伽(積水化学)、小林香菜(大塚 […]

NEWS 日本選手権まであと100日 キービジュアル第1弾公開! 9月の東京世界陸上代表選考会

2025.03.26

日本選手権まであと100日 キービジュアル第1弾公開! 9月の東京世界陸上代表選考会

日本陸連は3月26日、第109回日本選手権(7月4日~6日/東京・国立競技場)まであと100日を迎えて、キービジュアルの第1弾を公開した。 日本選手権の国立競技場の開催は、2005年以来20年ぶりで、今秋の東京世界選手権 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報

page top