日本グランプリシリーズ鳥取大会の「布勢スプリント2022」が行われた。
女子三段跳は森本麻里子(内田建設AC)が13m42(+3.1)をマークして優勝した。
風向きが変わったため、トップ8に入ってからピットの向きを変更。森本は序盤こそ「助走悪かった」というが、4回目に優勝記録を跳んで逆転でトップに。5回目には「あー、良かったのに!」と跳躍後に言葉が漏れるほどファウルながら大きなジャンプ。わずかのファウルで13m70ほど跳んでいたようだった。
日本歴代3位の13m58のベストを持ち、日本選手権4連覇をするなど、近年の女子三段跳をリードしてきた森本。だが、今季は高島真織子(九電工)や船田茜理(武庫川女大)が成長して競り合うようになった。「ドキドキしますけど、うれしいです。競り合いながら壁になっている14mを目指していけます」と、ハイレベルな争いを歓迎している。
記録が安定してきた反面、「まだスピードとパワーが足りない」。夏場に「もう一度助走スピードと一連の流れをやっていく」とし、「こっそり走幅跳に取り組んでみたい。6m中盤くらいを跳ばないと」と見据えている。
秋は全日本実業団と田島記念がターゲット。「自分の課題、やりたいことに挑戦できることが楽しい」。森本らしく楽しみながら、花岡麻帆が日本記録14m04を作って以来、日本人2人目の14m突入を目指していく。
男子三段跳は池畠旭佳瑠(駿河台大AC)が16m30(+2.2)をマークして優勝。昨年は肉離れなどでバランスを崩したことで、今年の春先には右アキレス腱を痛めた。ケガに苦しんできたが、池畠らしいバネのある跳躍が戻ってきた。2位には日本選手権覇者の伊藤陸(近大高専)が16m22(+3.0)で続いた。

|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.03.31
京セラの白井明衣が引退 22年にはプリンセス駅伝に出走
-
2025.03.31
-
2025.03.31
-
2025.03.31
-
2025.03.31
-
2025.03.25
-
2025.03.26
-
2025.03.31
2025.03.02
初挑戦の青学大・太田蒼生は途中棄権 果敢に先頭集団に挑戦/東京マラソン
2025.03.02
太田蒼生は低体温症と低血糖で途中棄権 「世界のレベルを知れて良い経験」/東京マラソン
-
2025.03.23
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.03.31
【世界陸上プレイバック】―91年東京―国立競技場がルイスに熱狂!マラソン谷口が殊勲の金メダル
今年9月、陸上の世界選手権(世界陸上)が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。 これ […]
2025.03.31
京セラの白井明衣が引退 22年にはプリンセス駅伝に出走
京セラの白井明衣が、3月23日に行われた鹿児島県実業団陸上競技記録会の女子3000mに出場。このレースをもって競技生活を引退することが公式Instagramで伝えられた。 白井は山口・中村女高を卒業後、2020年より京セ […]
2025.03.31
NDソフト ニューイヤー駅伝出場の大倉秀太とケニアと2拠点活動の鈴木太基が退部
NDソフトは2024年度で大倉秀太、鈴木太基の2選手が退部すると発表した。 鈴木は愛知・豊川工高を経て大東大に進学。4年時には全日本大学駅伝で7区4位、箱根駅伝7区9位と3大駅伝に出走している。卒業後はラフィネで活動し、 […]
Latest Issue
最新号

2025年4月号 (3月14日発売)
別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報