◇第106回日本選手権(6月9日~12日/大阪・ヤンマースタジアム長居)4日目
オレゴン世界選手権代表選考会を兼ねた日本選手権の最終日に行われた女子400mハードルは、山本亜美(立命大)が連覇を達成。56秒38は日本歴代6位、学生歴代4位の好記録だった。
フィニッシュ時は「57秒台かなと思った」という山本。内側を走る宇都宮絵莉(長谷川体育施設)に先行されても焦らずに得意の後半で一気に抜け出した。
前回大会で57秒04をマークして初優勝した山本。「スタート前に、そういえば1年間自己ベストを更新できていないな」と頭をよぎった。秋以降はケガをするなど、思うようなトレーニングを積めない時期もあったという。それでも、「この1年かけて合わせてきました」。
レースを振り返り、「前半もっとリラックスできれば後半もっと走れたと思うので100点満点ではないです」と言うが、目標としていた56秒台に突入。次は55秒台となるが、「400mの走力を上げて53秒台には入らないと」と言う。パリ五輪へ向け、「来年もまた自己ベストを更新できるようにがんばります」と笑顔で締めくくった。
■女子400mH日本歴代10傑[2022.6.12時点]
55.34 久保倉里美(新潟アルビレックスRC) 2011. 6.26
55.89 吉田真希子(FSGカレッジリーグ) 2003. 6. 8
55.94 青木沙弥佳(福島大4) 2008.10. 4
55.99 田子 雅(中大4) 2010. 5. 8
56.21 米田 知美(中大4) 2012. 6. 9
56.38 山本 亜美(立命大2) 2022. 6.12
56.50 イブラヒム愛紗(札幌国際大4) 2020.10. 3
56.50 宇都宮絵莉(長谷川体育施設) 2021. 5. 9
56.63 吉良 愛美(アットホーム) 2014. 5.11
56.75 石塚 晴子(東大阪大1) 2016. 5. 8

|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
Latest articles 最新の記事
2025.04.02
セキノ興産3選手加入 コニカミノルタからジェームス・ムオキ移籍 新卒で矢板慈生と小島准 退社は佐藤広夢とブヌカ
セキノ興産は4月2日、チームのSNSを更新し、新加入選手3名と退社2名を発表した。 新加入したのは、3月までコニカミノルタに所属していたジェームス・ムオキのほか、この春に大学を卒業した小島准(流経大出)と矢板慈生(日本薬 […]
2025.04.02
女子中長距離・信櫻空が穂高商事とスポンサー契約 「新たなスタートを切ることを決断」 1月にパナソニック退部
繊維製品製造・販売の穂高商事(横浜市)は4月2日、女子中長距離の信櫻空とスポンサー契約を結んだと発表した。 23歳の信櫻は横浜市出身。川崎橘高時代にはインターハイ1500m7位、3000m決勝進出、国体3000m5位など […]
2025.04.02
愛媛銀行 女子陸上部に青森山田高で活躍したルーシー・ドゥータと對馬万歩、咲くやこの花高の合阪光俐
愛媛銀行女子陸上部は4月1日、チームのSNSを更新し、新入部員として青森山田高出身のルーシー・ドゥータと對馬万歩、大阪・咲くやこの花高の合阪光俐の3選手が加入すると発表した。 ドゥータはケニア出身の留学生として青森山田高 […]
Latest Issue
最新号

2025年4月号 (3月14日発売)
別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報