◇第106回日本選手権(6月9日~12日/大阪・ヤンマースタジアム長居)
オレゴン世界選手権代表選考会を兼ねた日本選手権の最終日に行われた男子走幅跳で、橋岡優輝(富士通)が2回目に自己4番目の8m27(+1.4)の大ジャンプ。初の標準記録(8m22)突破を果たし、2連覇を飾って2大会連続の世界選手権代表に内定した。
今季は、屋外初戦だった4月上旬の日大競技会で8m07(+0.1)をマークしていたものの、その大会で踏み切り脚の左足首を痛めて苦戦していた。だが、日本一を決める大一番にしっかりと合わせた。初出場だった19年ドーハ世界選手権は8位、昨年の東京五輪は6位入賞と歴史を刻んできた橋岡。3度目の世界挑戦で、さらなる高みを目指す。
●PROFILE
1999年1月23日生まれ。埼玉県出身。
埼玉・さいたま岸中→東京・八王子高→日大→富士通。
中学時代は四種競技で全中3位。高校から走幅跳を始め、高3時にはインターハイ、国体、日本ジュニア選手権の3冠を果たした。日大に進学し、1年目で8mジャンパーの仲間入りを果たし、日本選手権でも初優勝。
2018年にはU20世界選手権で優勝、19年アジア選手権とユニバーシアードを制した。同年のドーハ世界選手権では8位入賞。東京五輪では日本勢37年ぶりの入賞となる6位に入った。自己ベストは8m36(日本歴代2位)。

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