HOME ニュース、海外

2022.06.06

男子3000mSCのエル・バッカリが7分58秒28と地元で好走 男子400mH世界記録保持者のワルホルムは途中棄権/DLラバト
男子3000mSCのエル・バッカリが7分58秒28と地元で好走 男子400mH世界記録保持者のワルホルムは途中棄権/DLラバト

エル・バッカリ(MOCHIZUKI JIRO/Agence SHOT)


写真/Mochizuki Jiro(Agence SHOT)

6月5日、ラバト(モロッコ)でダイヤモンドリーグ第4戦が開催され、男子3000m障害ではS.エル・バッカリ(モロッコ)が今季世界最高、大会新の7分58秒28で優勝した。

地元で快走したエル・バッカリは、現在26歳。伝統的にケニア勢が強さを誇るこの種目でジュニア時代から活躍し、2017年の世界選手権で銀メダルを獲得。昨年の東京五輪では積極的なレースを見せ、五輪10連覇中だったケニア勢を抑えて金メダルに輝いている。優勝タイムは自己記録(7分58秒15)に肉薄するもので、自身4年ぶりの7分台となった。

男子400mはK.ロッサー(米国)が48秒25の大会新で勝利。この種目には世界記録保持者で東京五輪金メダル、世界選手権2連覇(17年ロンドン、19年ドーハ)のK.ワルホルム(ノルウェー)が今季初戦として臨んだが、1台目のハードルを跳び終えてから右のハムストリングを押さえて止まり、途中棄権となった。女子100mは東京五輪100m、200m金メダルのE.トンプソン・ヘラー(ジャマイカ)が10秒83(+0.3)で快勝。こちらも大会新記録だった。

男子円盤投は世界歴代10位の71m27を投げているK.チェー(スロベニア)が69m68で優勝。男子走幅跳は東京五輪金メダルのM.テントグルー(ギリシャ)が8m27(+1.4)で快勝。男子800mは昨年のU20世界選手権優勝の17歳・E.ワニョイ(ケニア)が1分45秒47で勝った。女子400mは東京五輪銀メダルのM.パウリーノ(ドミニカ共和国)が50秒10で、女子棒高跳は16年リオ五輪銀メダルのS.モリス(米国)が4m65でそれぞれ制している。

ダイヤモンドリーグの次戦は9日にローマ(イタリア)で開催される。

写真/Mochizuki Jiro(Agence SHOT) 6月5日、ラバト(モロッコ)でダイヤモンドリーグ第4戦が開催され、男子3000m障害ではS.エル・バッカリ(モロッコ)が今季世界最高、大会新の7分58秒28で優勝した。 地元で快走したエル・バッカリは、現在26歳。伝統的にケニア勢が強さを誇るこの種目でジュニア時代から活躍し、2017年の世界選手権で銀メダルを獲得。昨年の東京五輪では積極的なレースを見せ、五輪10連覇中だったケニア勢を抑えて金メダルに輝いている。優勝タイムは自己記録(7分58秒15)に肉薄するもので、自身4年ぶりの7分台となった。 男子400mはK.ロッサー(米国)が48秒25の大会新で勝利。この種目には世界記録保持者で東京五輪金メダル、世界選手権2連覇(17年ロンドン、19年ドーハ)のK.ワルホルム(ノルウェー)が今季初戦として臨んだが、1台目のハードルを跳び終えてから右のハムストリングを押さえて止まり、途中棄権となった。女子100mは東京五輪100m、200m金メダルのE.トンプソン・ヘラー(ジャマイカ)が10秒83(+0.3)で快勝。こちらも大会新記録だった。 男子円盤投は世界歴代10位の71m27を投げているK.チェー(スロベニア)が69m68で優勝。男子走幅跳は東京五輪金メダルのM.テントグルー(ギリシャ)が8m27(+1.4)で快勝。男子800mは昨年のU20世界選手権優勝の17歳・E.ワニョイ(ケニア)が1分45秒47で勝った。女子400mは東京五輪銀メダルのM.パウリーノ(ドミニカ共和国)が50秒10で、女子棒高跳は16年リオ五輪銀メダルのS.モリス(米国)が4m65でそれぞれ制している。 ダイヤモンドリーグの次戦は9日にローマ(イタリア)で開催される。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.01.17

西脇多可新人高校駅伝の出場校決定!男子は佐久長聖、大牟田、九州学院、洛南 女子は長野東、薫英女学院など有力校が登録

1月17日、西脇多可新人高校駅伝の実行委員会が、2月16日に行われる第17回大会の出場チームを発表した。 西脇多可新人高校駅伝は、兵庫県西脇市から多可町を結ぶ「北はりま田園ハーフマラソンコース(21.0795km)」で行 […]

NEWS 編集部コラム「年末年始の風物詩」

2025.01.17

編集部コラム「年末年始の風物詩」

毎週金曜日更新!? ★月陸編集部★ 攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム🔥 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいこと […]

NEWS 中・高校生充実の長野“4連覇”なるか 実力者ぞろいの熊本や千葉、岡山、京都、福岡も注目/都道府県男子駅伝

2025.01.17

中・高校生充実の長野“4連覇”なるか 実力者ぞろいの熊本や千葉、岡山、京都、福岡も注目/都道府県男子駅伝

◇天皇盃第30回全国都道府県対抗男子駅伝(1月19日/広島・平和記念公園前発着:7区間48.0km) 中学生から高校生、社会人・大学生のランナーがふるさとのチームでタスキをつなぐ全国都道府県男子駅伝が1月19日に行われる […]

NEWS 栁田大輝、坂井隆一郎らが日本選手権室内出場キャンセル 日本室内大阪はスタートリスト発表

2025.01.17

栁田大輝、坂井隆一郎らが日本選手権室内出場キャンセル 日本室内大阪はスタートリスト発表

日本陸連は2月1日から2日に行われる、日本選手権室内のエントリー状況と、併催の日本室内大阪のスタートリストを発表した。 日本選手権室内では12月にエントリーが発表されていた選手のうち、男子60mに出場予定だったパリ五輪代 […]

NEWS 東京世界陸上のチケット一般販売が1月31日からスタート!すでに23万枚が販売、新たな席種も追加

2025.01.17

東京世界陸上のチケット一般販売が1月31日からスタート!すでに23万枚が販売、新たな席種も追加

東京2025世界陸上財団は、今年9月に開催される東京世界選手権の観戦チケットの一般販売を1月31日(金)の18時から開始すると発表した。 昨夏に先行販売が始まり、年末年始にも特別販売を実施。すでに23万枚を販売し売れ行き […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年2月号 (1月14日発売)

2025年2月号 (1月14日発売)

駅伝総特集!
箱根駅伝
ニューイヤー駅伝
高校駅伝、中学駅伝
富士山女子駅伝

page top