HOME ニュース、国内

2022.06.03

3連覇狙う中村明彦「攻めきる」七種・山﨑「チャレンジ」ヘンプヒル「とにかく勝つ」/日本選手権混成前日会見
3連覇狙う中村明彦「攻めきる」七種・山﨑「チャレンジ」ヘンプヒル「とにかく勝つ」/日本選手権混成前日会見

2022年日本選手権混成競技の前日会見の様子


写真/代表撮影

第106回日本選手権・混成競技を控える6月3日、舞台となる秋田で前日会見が行われた。

十種競技で3連覇が懸かる中村明彦(スズキ)は、「勝つことと、攻めきることがテーマ」と目標を掲げる。ポイントとして「1日目の3種目(100m、走幅跳、砲丸投)で良いスタートを切る」と挙げた。世界選手権の参加標準記録は8350点で、ワールドランキングを含めて出場は厳しい状況。「またあの舞台に戻れるようなきっかけにしたい」と今大会をステップに上昇していく構えだ。

7764点の自己記録を持つ田上駿(陸上競技物語)は、「自己ベスト更新と優勝すること」が目標。得意種目の走・跳で「他の選手と差を広げたい」と語る。

ハイレベルな争いが期待される七種競技。5連覇が懸かる日本記録(5975点)保持者の山﨑有紀(スズキ)は、「1年目のようにワクワク、ドキドキする気持ちで臨みたい」と笑顔を見せる。全体の得点を上げるために「1種目め(100mハードル)から良いスタートを切る」のがカギ。「自己記録を1点でも高くしていきたい」と意気込みを語った。

2年ぶり出場のヘンプヒル恵(アトレ)。前々回は優勝目前だったが6種目めのやり投で膝を痛め長期戦線離脱を強いられた。「日本選手権は勝負の試合。とにかく勝つことを意識したい」と、3連覇を達成した17年以来、5年ぶりの女王返り咲きを狙う。そのためには「得意種目で自己ベスト近くを出すことと、苦手な種目も穴なく」と語った。

広告の下にコンテンツが続きます

社会人1年目の大玉華鈴(日体大SMG横浜)は「今年こそ大幅に自己ベストを更新して上位争いに加わりたいです」と言い、得意の走高跳などで得点の上積みを狙う。

10年間、長野で開催されてきた日本選手権混成。今年は初の秋田開催で雰囲気について各選手が「盛り上げようとしてくださっている」と言い、ヘンプヒルは「湿度も低くて記録が出るんじゃないかと思います」と笑顔を見える。中村は「海外のような開けた雰囲気。良い思い出にして帰れるようにしたいです」と話した。

大会の様子は両日ともライブ配信される。

●ライブ配信
1日目(6/4)

2日目(6/5)

写真/代表撮影 第106回日本選手権・混成競技を控える6月3日、舞台となる秋田で前日会見が行われた。 十種競技で3連覇が懸かる中村明彦(スズキ)は、「勝つことと、攻めきることがテーマ」と目標を掲げる。ポイントとして「1日目の3種目(100m、走幅跳、砲丸投)で良いスタートを切る」と挙げた。世界選手権の参加標準記録は8350点で、ワールドランキングを含めて出場は厳しい状況。「またあの舞台に戻れるようなきっかけにしたい」と今大会をステップに上昇していく構えだ。 7764点の自己記録を持つ田上駿(陸上競技物語)は、「自己ベスト更新と優勝すること」が目標。得意種目の走・跳で「他の選手と差を広げたい」と語る。 ハイレベルな争いが期待される七種競技。5連覇が懸かる日本記録(5975点)保持者の山﨑有紀(スズキ)は、「1年目のようにワクワク、ドキドキする気持ちで臨みたい」と笑顔を見せる。全体の得点を上げるために「1種目め(100mハードル)から良いスタートを切る」のがカギ。「自己記録を1点でも高くしていきたい」と意気込みを語った。 2年ぶり出場のヘンプヒル恵(アトレ)。前々回は優勝目前だったが6種目めのやり投で膝を痛め長期戦線離脱を強いられた。「日本選手権は勝負の試合。とにかく勝つことを意識したい」と、3連覇を達成した17年以来、5年ぶりの女王返り咲きを狙う。そのためには「得意種目で自己ベスト近くを出すことと、苦手な種目も穴なく」と語った。 社会人1年目の大玉華鈴(日体大SMG横浜)は「今年こそ大幅に自己ベストを更新して上位争いに加わりたいです」と言い、得意の走高跳などで得点の上積みを狙う。 10年間、長野で開催されてきた日本選手権混成。今年は初の秋田開催で雰囲気について各選手が「盛り上げようとしてくださっている」と言い、ヘンプヒルは「湿度も低くて記録が出るんじゃないかと思います」と笑顔を見える。中村は「海外のような開けた雰囲気。良い思い出にして帰れるようにしたいです」と話した。 大会の様子は両日ともライブ配信される。 ●ライブ配信 1日目(6/4) https://youtu.be/xQaTNiRrENU 2日目(6/5) https://youtu.be/AUSaoU3_8qg

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.03.28

【世界陸上プレイバック】五輪ボイコットきっかけに創設!クラトフヴィロヴァが女子400mと800mで今も大会記録に残る2冠 日本は室伏重信ら出場も入賞ゼロ

今年、陸上の世界選手権(世界陸上)が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪大会を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。これま […]

NEWS 【高校生FOCUS】女子三段跳・山﨑りりや(鳴門渦潮高)日本高校女子初の13m到達、大学で学生記録挑戦

2025.03.28

【高校生FOCUS】女子三段跳・山﨑りりや(鳴門渦潮高)日本高校女子初の13m到達、大学で学生記録挑戦

FOCUS! 高校生INTERVIEW 山﨑りりや Yamasaki Ririya 鳴門渦潮高3徳島 高校アスリートをフォーカスするコーナー。年度末を迎えますが、振り返ってみれば、2024年度は高校生による日本記録樹立を […]

NEWS 3泊4日の全国高体連合宿終了! 「高め合える仲間がいっぱいできた」 来年度は宮崎で開催予定

2025.03.28

3泊4日の全国高体連合宿終了! 「高め合える仲間がいっぱいできた」 来年度は宮崎で開催予定

大阪・ヤンマースタジアム長居を主会場に行われた2024年度の日本陸連U-19強化研修合宿・全国高体連陸上競技専門部強化合宿が3月28日、3泊4日の全日程を終えた。全国から集まった選手たちは交流を深め、試合での再会を誓った […]

NEWS 資格停止中の競歩・池田向希がCASに不服申し立て「一日も早く競技 を再開」

2025.03.28

資格停止中の競歩・池田向希がCASに不服申し立て「一日も早く競技 を再開」

旭化成は3月28日、所属選手である競歩の池田向希が受けたアンチ・ドーピング規則違反による4年間の資格停止処分について、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に不服申し立てを行ったと発表した。 男子20km競歩で東京五輪銀メダリスト […]

NEWS 【男子円盤投】福宮佳潤(東京高1) 50m73=高1歴代2位&4人目の50mオーバー

2025.03.28

【男子円盤投】福宮佳潤(東京高1) 50m73=高1歴代2位&4人目の50mオーバー

3月28日、東京都多摩市の国士大多摩陸上競技場で第7回国士大競技会が行われ、高校用規格の男子円盤投(1.75kg)において福宮佳潤(東京高1)が50m73をマークした。この記録は高校1年生の歴代ランキングで2位。高1で史 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報

page top