2022.06.01
インターハイの都道府県大会が各地で開催され、中国地区(広島、岡山、山口、島根、鳥取)の各大会が終了した。
広島県大会(5月29日~31日)では、男子走幅跳を7m48(+1.6)で制した山下壮太(神辺旭3)が200m(22秒01/-1.8)、4×100mリレー(42秒05、2走)、4×400mリレー(3分18秒25、3走)でも優勝を果たし、4種目を制覇した。男子3000m障害では小島悠生(世羅3)が2位に30秒近い大差を付ける8分56秒79の大会新で優勝を飾った。
女子では4×100mリレーで神辺旭が46秒93の大会新V。男女そろっての優勝となった。4×400mリレーでも大会記録が更新され、広島皆実が3分51秒15で神辺旭を抑えて快勝。400mハードルは森脇叶美(神辺旭3)が61秒52でトップだった。
学校対抗では、男子の西条農が2位神辺旭とわずか2点差の105点で優勝。女子は神辺旭が115点で圧勝した。
岡山県大会(5月27日~29日)では、6つの大会新記録と1つの岡山県高校新記録が誕生した。
大会初日の男子400mを48秒18の大会新で制した森川葉月(玉野光南3)は、3日目の200mでも21秒77(-1.2)の好記録でV。4×100mリレーを含む3冠を達成した。大会新の7m30(-0.7)で男子走幅跳に勝利した古賀司(岡山商大附3)は、八種競技でも2位。4×400mリレーでも1位となり、チームの男子総合優勝に貢献した。男子5000mでは、イヌマエル・キプチルチル(倉敷3)が13分46秒41(大会新)で圧勝。男子砲丸投は、15m00と大会記録を塗り替えた田中寿芽(就実3)が優勝を飾っている。
女子棒高跳の宮崎愛梨(玉野光南3)は3m70と今大会唯一の岡山県高校新記録を樹立。宮崎の活躍もあり、女子総合争いは玉野光南が制している。女子1500m(4分17秒36)で優勝したジャネット・ニーヴァ(倉敷3)は、3000mでも大会新の8分57秒28でトップ。女子100mは島田柚葉(倉敷商3)が12秒00(-2.3)で優勝を飾り、翌日の200mも24秒82(-1.2)で2冠を獲得した。
山口県大会(5月28日~30日)は、リレー種目を中心に大会新記録が多数誕生した。
女子4×100mリレーでは、光が予選から47秒50と大会記録を塗り替えると、準決勝では47秒26とさらに記録を短縮。決勝では記録更新はならなかったが、47秒29の好タイムでレースを制した。また、4継と同じメンバーで臨んだ4×400mリレーでも3分54秒16の大会新で圧勝している。
女子100mでは先村若奈(高川学園2)が11秒92(-0.4)の大会新で優勝し、2位の飛鷹愛(光3)も11秒98と従来の大会記録を更新。200mでは飛鷹が向かい風0.5mの条件で、24秒56(大会新)で勝利した。
男子では4×100mリレーで山口が大会タイの41秒48で快勝。2走を務めた2年生の田中昊慈は100m、200mにも優勝を飾っている。学校対抗では男子・西京、女子・光がトップに立った。
鳥取県大会(5月28日~30日)では、女子4×100mリレーで前年から同じメンバーで臨んでいる鳥取中央育英が、昨年の中国大会で樹立した県記録を0秒03を塗り替える46秒97で圧勝した。女子800mと1500mでは矢吹美宙(倉吉東3)が、2分13秒38と4分31秒43で2冠を獲得している。
男子800mでは國森郁光(鳥取東3)が1分53秒63の大会新で制し、1500mでも3分58秒09の2位に食い込んだ。男子100mは植松瑞希(鳥取中央育英3)が10秒63(+0.1)、200mも21秒71(-2.2)でトップ。さらに2走を務めた4×100mリレー(41秒32)でもチームを優勝に導いている。また、最終種目の男子4×400mリレーでは、鳥取中央育英が3分18秒60の大会新で締めくくり、会場を沸かせた。
男女ともに接戦となった学校対抗では、鳥取城北が首位に立ち、2位はいずれも倉吉東となった。
島根県大会(5月26日~28日)は、女子ハンマー投で佐野陽菜(松江工3)が51m21の大会記録を更新して圧勝。佐野は円盤投でも38m42で制し、砲丸投でも5位入賞を果たしている。女子100mを12秒18(+0.5)で制した、村上玉藻(明誠3)は、200mでも25秒88(+1.7)で2冠達成。女子走幅跳でも5m32(+1.9)で3位入賞と他種目で活躍を見せた。
男子の両リレーはともに出雲がV。タイムは42秒38、3分20秒32で頂点に立った。学校対抗は男女ともに大社が優勝を飾っている。
インターハイ出場を争い行われる中国大会は6月17日~19日に島根県の浜山公園競技場にて開催される。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking 人気記事ランキング
2025.01.17
編集部コラム「年末年始の風物詩」
-
2025.01.17
-
2025.01.17
-
2025.01.17
-
2025.01.16
2025.01.12
【テキスト速報】第43回都道府県対抗女子駅伝
-
2025.01.14
-
2025.01.12
-
2025.01.15
2024.12.22
早大に鈴木琉胤、佐々木哲の都大路区間賞2人が来春入学!女子100mH谷中、松田ら推薦合格
-
2024.12.22
-
2024.12.30
-
2025.01.12
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.01.17
西脇多可新人高校駅伝の出場校決定!男子は佐久長聖、大牟田、九州学院、洛南 女子は長野東、薫英女学院など有力校が登録
1月17日、西脇多可新人高校駅伝の実行委員会が、2月16日に行われる第17回大会の出場チームを発表した。 西脇多可新人高校駅伝は、兵庫県西脇市から多可町を結ぶ「北はりま田園ハーフマラソンコース(21.0795km)」で行 […]
2025.01.17
編集部コラム「年末年始の風物詩」
毎週金曜日更新!? ★月陸編集部★ 攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム🔥 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいこと […]
2025.01.17
中・高校生充実の長野“4連覇”なるか 実力者ぞろいの熊本や千葉、岡山、京都、福岡も注目/都道府県男子駅伝
◇天皇盃第30回全国都道府県対抗男子駅伝(1月19日/広島・平和記念公園前発着:7区間48.0km) 中学生から高校生、社会人・大学生のランナーがふるさとのチームでタスキをつなぐ全国都道府県男子駅伝が1月19日に行われる […]
2025.01.17
栁田大輝、坂井隆一郎らが日本選手権室内出場キャンセル 日本室内大阪はスタートリスト発表
日本陸連は2月1日から2日に行われる、日本選手権室内のエントリー状況と、併催の日本室内大阪のスタートリストを発表した。 日本選手権室内では12月にエントリーが発表されていた選手のうち、男子60mに出場予定だったパリ五輪代 […]
2025.01.17
東京世界陸上のチケット一般販売が1月31日からスタート!すでに23万枚が販売、新たな席種も追加
東京2025世界陸上財団は、今年9月に開催される東京世界選手権の観戦チケットの一般販売を1月31日(金)の18時から開始すると発表した。 昨夏に先行販売が始まり、年末年始にも特別販売を実施。すでに23万枚を販売し売れ行き […]
Latest Issue 最新号
2025年2月号 (1月14日発売)
駅伝総特集!
箱根駅伝
ニューイヤー駅伝
高校駅伝、中学駅伝
富士山女子駅伝