2022.05.27
インターハイの都府県大会が各地で開催され、南関東地区(千葉、東京、神奈川、山梨)の各大会が終了した。
千葉県大会(5月12日~15日)は男女9種目で大会新が出る大盛況だった。女子では佐藤葵唯(市船橋3)が100m、200m、両リレーを制してスプリント4冠を達成。200m(24秒06)と4×100mリレー(45秒79)では大会新を樹立した。市船橋は走幅跳(6m09)と三段跳(12m54w/公認12m50)の2種目で大会新Vを飾った佐々木千翔(3年)ら13種目を制し、大会歴代最高の182点を獲得して学校対抗3連覇(18回目)を果たした。
男子は100m、200m、4×400mと3種目制覇の高須楓翔(3年)、円盤投で県高校新となる50m01を放って優勝した横尾樹(3年)らの成田が103.5点で市船橋(102点)との学校対抗争いを僅差で制した。
東京都大会(5月4日、7日~8日、14日~15日)では、女子短距離の税田ジェニファー璃美(城西2)が100m、200m、4×100mリレーの3冠。200mでは大会記録(24秒02)も樹立し、大会優秀選手に選ばれた。
男子4×100mリレーでは明星学園と東京がともに40秒50の大会新記録で並び、同タイム着差ありで明星学園が連覇。男子1500mと5000mでは2年生の吉倉ナヤブ直希(早稲田実)が両種目で大会新記録(3分50秒00、14分20秒93)を塗り替え、強さを証明した。総合は東京が11年連続で男女アベック優勝(男子は21年連続)を飾った。
神奈川県大会(5月14日~15日、21日~22日)では男子砲丸投で山田暉斗(法政二3)が高校歴代9位、県高校新の17m50をプット。円盤投と合わせて2種目を制した。上位5チームが3分15秒切りという超ハイレベル決戦だった男子4×400mリレーは、相洋が今季高校最高(5月27日時点)の3分12秒00で頂点に立った。
女子トラックでは東海大相模2年生トリオが大活躍。100mを井上瑞葵が、200mと400mを瀬田陽菜が、1500mと3000mを近藤希美がそれぞれ制し、井上が2走、瀬田が4走を務めた4×400mリレーでは3分44秒79の好タイムで相洋の連覇を「10」でストップさせた。学校対抗は男子が4年ぶりに、女子は2年連続でともに法政二が制し、最優秀選手に男子は山田、女子は瀬田が選ばれた。
山梨県大会(5月7日、11日~13日)は男子の小林竜士朗(甲府西3)が110mハードル(15秒03)と走幅跳(7m14w/公認7m10)で大会記録を更新して優勝。男子800mでは矢崎那央(巨摩3)が1分54秒64で大会新Vを飾った。巨摩は矢崎らの活躍もあり、総合111点で学校対抗男子の頂点に立った。
女子では100mハードルと400mハードルで優勝した城山愛衣(駿台甲府3)が両リレーも制し、4種目優勝を達成。総合争いは甲府南と駿台甲府の争いとなり、甲府南が優勝者不在ながら126.5点で制覇。その差はわずか0.5点だった。
インターハイ出場を懸けた南関東大会は6月17日~20日に栃木県宇都宮市のカンセキスタジアムとちぎにて南関東大会と併催で行われる。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking 人気記事ランキング
2025.01.17
編集部コラム「年末年始の風物詩」
-
2025.01.17
-
2025.01.17
-
2025.01.17
-
2025.01.16
2025.01.12
【テキスト速報】第43回都道府県対抗女子駅伝
-
2025.01.14
-
2025.01.12
-
2025.01.15
2024.12.22
早大に鈴木琉胤、佐々木哲の都大路区間賞2人が来春入学!女子100mH谷中、松田ら推薦合格
-
2024.12.22
-
2024.12.30
-
2025.01.12
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.01.18
都道府県男子駅伝オーダー発表!3区に塩尻和也と鶴川正也 7区は鈴木健吾、黒田朝日 4連覇狙う長野は3区吉岡大翔
◇天皇盃第30回全国都道府県対抗男子駅伝(1月19日/広島・平和記念公園前発着:7区間48.0km) 天皇盃第30回全国都道府県対抗男子駅伝前日の1月18日、オーダーリストが発表された。 エントリーされていた2人の日本記 […]
2025.01.17
西脇多可新人高校駅伝の出場校決定!男子は佐久長聖、大牟田、九州学院、洛南 女子は長野東、薫英女学院など有力校が登録
1月17日、西脇多可新人高校駅伝の実行委員会が、2月16日に行われる第17回大会の出場チームを発表した。 西脇多可新人高校駅伝は、兵庫県西脇市から多可町を結ぶ「北はりま田園ハーフマラソンコース(21.0795km)」で行 […]
2025.01.17
編集部コラム「年末年始の風物詩」
毎週金曜日更新!? ★月陸編集部★ 攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム🔥 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいこと […]
2025.01.17
中・高校生充実の長野“4連覇”なるか 実力者ぞろいの熊本や千葉、岡山、京都、福岡も注目/都道府県男子駅伝
◇天皇盃第30回全国都道府県対抗男子駅伝(1月19日/広島・平和記念公園前発着:7区間48.0km) 中学生から高校生、社会人・大学生のランナーがふるさとのチームでタスキをつなぐ全国都道府県男子駅伝が1月19日に行われる […]
2025.01.17
栁田大輝、坂井隆一郎らが日本選手権室内出場キャンセル 日本室内大阪はスタートリスト発表
日本陸連は2月1日から2日に行われる、日本選手権室内のエントリー状況と、併催の日本室内大阪のスタートリストを発表した。 日本選手権室内では12月にエントリーが発表されていた選手のうち、男子60mに出場予定だったパリ五輪代 […]
Latest Issue 最新号
2025年2月号 (1月14日発売)
駅伝総特集!
箱根駅伝
ニューイヤー駅伝
高校駅伝、中学駅伝
富士山女子駅伝