◇第101回関東インカレ(5月19日〜22日/東京・国立競技場)3日目
関東インカレの3日目に行われた男子ハンマー投で、福田翔大(日大)が大会3連覇を達成した。この種目の3連覇は72~74回(1993~95年)の海老原亘(順大)以来。27年ぶり史上2人目の快挙だった。
1投目ファウルで、2投目は「残しにいって」65m85。「タイミングが取れていませんでした」と言う。3投目で69m49を投げ、前回大会で自身が作った大会記録68m84を更新した。4投目にはファウルながら70mを超えるスロー。5投目にさらに大会記録を塗り替える69m88で3連覇に花を添えた。
今季は常に70mを超えるなどアベレージは上がっているが「力はついていますが、1回もハマった投げがない」と福田。前日の砲丸投で自己ベストの17m41を投げて2位に入っているように、フィジカル面など全体的にパワーアップしているが、「合わせきれていない」と。課題についてもまだ探っている段階で、「モヤモヤ」が続く。
スウィングなど技術に関しては「日本トップの中でもへたくそ」と福田。だからこそ、伸びしろもいっぱいだ。福田が師事するのは、あの“アジアの鉄人”室伏重信氏。そして、福田が見据えるのは室伏広治の学生記録73m82を塗り替えること。
「自信はもちろんあります。地元での日本選手権でしっかり投げて連覇をしたいです」
ハンマー投のホープは世界を見据えて、偉大な先輩の記録を一つずつ塗り替えていくつもりだ。

|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.03.31
京セラの白井明衣が引退 22年にはプリンセス駅伝に出走
-
2025.03.31
-
2025.03.31
-
2025.03.31
-
2025.03.31
-
2025.03.25
-
2025.03.26
-
2025.03.31
2025.03.02
初挑戦の青学大・太田蒼生は途中棄権 果敢に先頭集団に挑戦/東京マラソン
2025.03.02
太田蒼生は低体温症と低血糖で途中棄権 「世界のレベルを知れて良い経験」/東京マラソン
-
2025.03.23
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.03.31
【世界陸上プレイバック】―91年東京―国立競技場がルイスに熱狂!マラソン谷口が殊勲の金メダル
今年9月、陸上の世界選手権(世界陸上)が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。 これ […]
2025.03.31
京セラの白井明衣が引退 22年にはプリンセス駅伝に出走
京セラの白井明衣が、3月23日に行われた鹿児島県実業団陸上競技記録会の女子3000mに出場。このレースをもって競技生活を引退することが公式Instagramで伝えられた。 白井は山口・中村女高を卒業後、2020年より京セ […]
2025.03.31
NDソフト ニューイヤー駅伝出場の大倉秀太とケニアと2拠点活動の鈴木太基が退部
NDソフトは2024年度で大倉秀太、鈴木太基の2選手が退部すると発表した。 鈴木は愛知・豊川工高を経て大東大に進学。4年時には全日本大学駅伝で7区4位、箱根駅伝7区9位と3大駅伝に出走している。卒業後はラフィネで活動し、 […]
Latest Issue
最新号

2025年4月号 (3月14日発売)
別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報